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U-22日本代表 第19回アジア競技大会(2022/杭州)に向けて活動をスタート
2023年09月16日
バーレーンでの酷暑の中の3連戦を終えて、来年4月開催のAFC U23アジアカップ カタール 2024(パリオリンピック アジア最終予選に相当)の出場権を得たU-22日本代表は9月15日(金)、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドで第19回アジア競技大会(2022/杭州)に向けた活動を開始しました。
今回のアジア競技大会は、中国の杭州で今月下旬に開幕します(9.23‐10.8)。サッカー競技は一足早く開始され、グループDの日本は20日(水)にU-24カタール代表との初戦を戦い、その後25日(月)にU-24パレスチナ代表と対戦。なお、同大会は当初2022年に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一年延期での開催となりました。大岩剛監督は、6日から12日にバーレーンで開催されたAFC U23アジアカップ カタール 2024予選とは異なる22名を招集。日本国内でプレーする選手が中心の編成で、海外でプレーする選手は、MF松岡大起選手(グレミオ・ノヴォリゾンチーノ/ブラジル)とMF佐藤恵允選手(ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ)が参加します。
活動初日となった15日(金)、大学所属の選手が中心の10名がJFA夢フィールドに集合。トレーニング前のミーティングでは、大岩監督がこのチームが目指すもの、チームコンセプト、選手に求めることなど、チームとしての考え方を限られた時間の中で共有しました。その後、17:30から約1時間、トレーニングを行いました。パス&コントロールのメニューのあとは、7対2のロンド(決められたエリア内で攻守に分かれてパスを回す練習)を短い時間で強度高く取り組みました。
同日夜、Jリーグでの試合を終えた選手3名が合流し、翌16日(土)午前に中国・杭州へ向けて出発します。その後現地で、海外クラブに所属する選手や土曜・日曜に試合を終えた選手たちがそれぞれ中国に集結します。全員が揃うのは初戦のカタール戦前日の予定という非常に限られた準備期間の中、結果が求められます。「まずは一戦目のカタールに勝つこと」と大岩監督。初戦のカタール戦は、現地時間20日(水)19:30(日本時間20日20:30)キックオフです。
監督・選手コメント
大岩剛 監督
バーレーンでのAFC U23アジアカップ カタール 2024予選も、中国・杭州でのアジア競技大会も、連続で臨んでいきますが、選手・スタッフみんなで協力してやっていきたいです。今回初めて招集した選手もいるので、今日は練習前に時間を取ってチームの考え方を理解してもらうべく、ミーティングを行いました。彼らはこの年代の“フロントランナー”であり、その自覚や欲、向上心を彼らは持ち合わせていると思いますが、さらに火をつけられればと思っています。アジア競技大会に向けては、まずは初戦のカタールに勝つこと。どう戦うか。そして、どうこの大会に臨むか。その都度、代表に選ばれた選手が代表選手であると思っています。アジア競技大会には経験を積みにいくわけではなく、あくまで勝ちにいきます。
DF #22 関根大輝 選手(拓殖大)
ポジションについて、両方(サイドバック、センターバック)をできるのが一番と考えている中で、サイドバックだと自分のサイズ(187cm)も生かせると思っています。先日のSAMURAI BLUEの試合を見ても、冨安健洋選手(アーセナル)のプレーから刺激を受けました。アーセナルではサイドバック、日本代表だとセンターバックですが、トップレベルの選手はどこのポジションでも安定したプレーをしています。自分も与えられたポジションで結果を出したいと改めて思いました。後方から縦パスを入れるなど、どんどんアピールしていきたいです。
MF #16 山内翔 選手(筑波大)
自分自身、このチームに招集されたのは初めてです。トレーニング前のミーティングで、チームがやることを確認ができました。頭では理解しましたが、ここから試合に向かってプレーの中でもトライしていきたいです。角(昂志郎)選手とは同じ大学でプレーしていますし、山田(大樹)選手とはまた一緒にやれることはうれしいです。一方で、初めて一緒にプレーする選手もいますし、コーチングスタッフも初めて会う方々ばかりです。明日以降もチームの一員としてやるべきことをやっていきたいです。
第19回アジア競技大会(2022/杭州)
大会期間:2023年9月19日(火)~2023年10月7日(土)
【男子】グループステージ
第1戦 9月20日(水) 20:30[日本時間] vs U-24カタール代表
第2戦 9月25日(月) 20:30[日本時間] vs U-24パレスチナ代表