ニュース
U-22日本代表、U-22メキシコ代表戦に向けて試合前日のトレーニングを行う
2023年10月14日
現地時間10月13日、アメリカのフェニックスで活動しているU-22日本代表が14日のU-22メキシコ代表戦に向けて試合前日のトレーニングを行いました。
離脱した藤尾翔太選手(FC町田ゼルビア)に代わって追加招集された内野航太郎選手(筑波大)も13日のトレーニングからチームに合流しています。12日の夜に現地入りしたばかりで、「(日本時間の)12日のお昼に連絡が来て、夜にアメリカに向かった」という強行スケジュール。時差ボケで4時間ほどしか睡眠が取れなかったものの、初練習から溌剌としたプレーで状態の良さを伺わせました。
11:00からスタートしたトレーニングは1時間半ほど実施。レクリエーション形式のウォーミングアップで身体をほぐし、メキシコを想定したメニューやセットプレーの確認に多くの時間を割きました。
14日に対戦するメキシコはパリオリンピックの出場権を惜しくも逃していますが、技術と強かさを持ち合わせた北中米の強豪国です。東京オリンピック世代では何度も対戦しており、本大会ではグループステージで2−1で勝利した一方で3位決定戦では1−3で敗戦しました。パリオリンピックを目指すチームになってからは初対戦となりますが、同世代では2019年のU-17ワールドカップのラウンド16で対戦をしています。
畑大雅選手(湘南ベルマーレ)、鈴木海音選手(ジュビロ磐田)、藤田譲瑠チマ選手(シントトロイデンVV/ベルギー)、三戸舜介選手(アルビレックス新潟)が先発出場し、佐々木雅士選手(柏レイソル)、野澤大志ブランドン選手(FC東京)もベンチから戦況を見守りましたが、0−2で敗れました。当時の試合を振り返り、鈴木選手は「自分たちは調子が良かったのでいけると思っていたからこそ、そこで気の緩みが出た」と悔しさを滲ませました。
「代表での悔しさは代表で晴らすしかない。今回は親善試合だけど、負けないようにしたいです」とは鈴木選手の言葉。4年前に悔しさを味わったからこそ、今回は負けられません。現地時間14日(土)15:00(日本時間15日7:00)から行われる一戦でどのようなプレーを見せるのか注目が集まります。
監督・選手コメント
大岩剛 監督
特徴が違う国とやる経験は貴重なレッスンになります。そういう部分では我々のスタイルを異なる特徴を持つ国に発揮することを第一(のテーマ)にして、あとは個人個人でいろいろなモノを感じて欲しいです。パーソナリティーも含めて、メキシコ特有の強さや速さを局面で味わいたい。先日行われたアメリカ対メキシコの試合を見ましたが、お互いにスピード感があって、個人のスキルも高いものがありました。そういう部分で1対1の局面で差が出てくるのかもしれません。
DF #4 鈴木海音 選手(ジュビロ磐田)
メキシコは2019年のU-17W杯で対戦して、すごく悔しい想いさせられました。ゴール前の粘り強さや球際でアグレッシブにやってくるし、スピード感もあるチーム。後ろがやられなければ、相手が焦れて前に出てくるイメージがあるので、試合の入り方が大事になると考えています。しっかりプレーできれば、相手も焦れてくるはず。なので、まずは入り。最初にシュートを打たせず、最終ラインも高めに設定して、積極的にボールを奪いにいきたいです。
FW #9 内野航太郎 選手(筑波大)
筑波大でリーグ戦があったので、それに向けて頑張ろうかなと思っていたら、追加招集の連絡が来ました。(日本時間の)12日昼に連絡があってすぐ準備して夜にアメリカに向けて出発しました。(先日のアジア競技大会)で4得点取れたことは良かったですし、ゴールを奪う部分はアジアの舞台でも年齢が上の相手に対しても通用した点は自信になっています。追加招集で2回も続けて代表に呼ばれるケースは滅多にないので、チャンスを生かせるように頑張りたいです。
国際親善試合
2023年10月14日(土) 15:00 キックオフ予定(日本時間 10月15日(日) 7:00)vs U-22メキシコ代表
会場:フェニックス(アメリカ)/Phoenix Rising FC Stadium
2023年10月17日(火) 19:30 キックオフ予定(日本時間 10月18日(水) 11:30)vs U-22アメリカ代表
会場:フェニックス(アメリカ)/Phoenix Rising FC Stadium