AFC U23選手権タイ2020のグループステージ第1戦・U-23サウジアラビア戦から一夜明けた1月10日(金)、U-23日本代表はバンコク市内で夕方からトレーニングを行いました。

前日のサウジアラビア戦に先発出場した選手たちに加え、上田綺世選手（鹿島アントラーズ）が宿舎での調整となった中、それ以外の選手たちは元気良くピッチでトレーニングを実施しました。フィールドプレーヤーは軽いジョギングからストレッチを行い、そこからパス練習に移行。GK陣はスラロームからのキャッチなどで体を温めていきます。

その後、フィールドプレーヤーとGK陣が合わさって5対5+フリーマンのパスゲームやミニゲーム、ポストシュートなどを行い、約1時間半の練習でコンディションを高めていました。

練習後には、この日誕生日を迎えた齊藤未月選手（湘南ベルマーレ）に報道陣からケーキのプレゼントがあり、「21歳になりました。こんなに多くの人に祝ってもらって芸能人みたいです。次の試合、勝ちます」とコメントしました。その後、選手たちに水をかけられ手荒い祝福を受けていました。夕食後にはあらためてチーム全員でお祝いしました。

大会初戦となったサウジアラビア戦は、終盤に失点を喫し、悔しい敗戦となりました。齊藤選手は「次の試合は勝たなければいけないというプレッシャーがもっとかかる試合になる。臆することなくやりたい」と次戦を見据えています。また小島亨介選手（アルビレックス新潟）は「東京五輪に向けてチームの成熟度を上げていかないといけないので、もっと連係連動を深めるためにコミュニケーションを大事にして過ごしていきたい」と語り、ピッチ内外でのコミュニケーションの大事さを説明していました。

大会初勝利を目指す日本は12日(日)、グループステージ第2戦でU-23シリア代表と対戦します。試合はThammasat Stadiumで行われ、20:15（日本時間22:15）よりキックオフ予定です。

選手コメント

GK #1 小島亨介 選手（アルビレックス新潟）
結果にこだわりたいし、自分たちとしては優勝を目標に掲げている。東京五輪に向けてチームの成熟度を上げていかないといけないので、もっと連係連動を深めるためにコミュニケーションを大事にして過ごしていきたい。試合を終えてまだまだ細かい部分は突き詰めていかないといけないとみんなが実感したと思うので、そこをより濃くできればいいと思います。

MF #6 齊藤未月 選手（湘南ベルマーレ）
前半の攻撃パターンはああいう形でいいと思いますし、後半も同点に追いつくまではいい形だったと思います。その後、最後残り15分、20分になった時というのは、もう少しクロスをシンプルにあげたり、ミドルシュートを打ったり、大胆なプレーを出せばもう少し相手が動いたんじゃないかなと思います。もちろん僕はピッチに立っていないので、どうできたかはわからないですけど、そういうところは次の試合に出たら狙っていきたいと思います。

MF #18 田川亨介 選手（FC東京）
今は誰も下を向いていないですし、昨日の負けをシリア戦に活かそうというのはミーティングでもみんなで話したので、ネガティブな感じではないです。僕が出るとしたら裏に抜ける動きをもっとして、起点になったり、時間を作ることをさらにやっていけたらと思っています。そうすれば後ろの人も助かるかなと思ったので、ピッチに立ったらやっていきたいです。

スケジュール

※時間は現地時間です。
※スケジュールは都合により変更となる場合があります。

AFC U23選手権タイ2020

大会期間：2020/1/8(水)～2020/1/26(日)
会場：タイ／Thammasat Stadium、Rajamangala Stadium、Tinsulanon Stadium、Buriram Stadium

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