今年8月にコスタリカとパナマで行われるFIFA U-20女子ワールドカップ2020に向け、U-20日本女子代表は3日(月)、静岡県内でトレーニングキャンプを開始しました。

オフ明けの選手が多い中、初日のトレーニングの冒頭には、Yo-Yoテストを実施。各選手のコンディションを把握します。その後、アジリティや体幹、ポゼッションなどのメニューを中心に1時間30分ほどのトレーニングを行いました。

翌4日(火)の午前中は、バーベルシャフトを使ったウェイトトレーニングを実施。このチームの目標である「FIFA U-20女子ワールドカップ優勝」に向け、世界の強豪選手と戦うことのできる体を作っていきます。午後のトレーニングでは、ポゼッションやシュートを、終盤にはおおよそハーフコートの大きさでGKを含めた11vs11の実戦形式のトレーニングを行い、この日の活動を終えました。

選手コメント

GK 近澤澪菜 選手（早稲田大）
まずこのチームの立ち上げ時に立てた4つの目標を全員で再確認してからトレーニングが始まりました。今回のキャンプでは、フィジカル向上に向けてパワー系のトレーニングやアジリティなどを行っていきます。改めていろんなトレーニングをしていると、自分に足りないものが把握でき、たくさん得るものがあります。内容の濃い充実したキャンプになっています。今年の夏にはもうワールドカップが始まります。みんなで集まってトレーニングができるのも、そんなに多くはありません。今回のキャンプをワールドカップ優勝に向けて良いものにしたいです。

DF 船木和夏 選手（早稲田大）
今日は午前中には、ウエイトトレーニングとAFC U-19女子選手権2019の振り返りをしました。ウエイトトレーニングでは、基礎の姿勢から丁寧に指導していただきました。AFC U-19女子選手権の振り返りの中で、海外の選手相手にスピードやフィジカルで負けてしまうことが課題としてありました。そのためにも、今からウエイトトレーニングやステップ動作などをしっかりと身につけて、試合で活かせるようにする必要があります。ワールドカップまであまり時間がないので、1つ1つの練習を大事に過ごしていきたいと思います。

MF 加藤もも 選手（NGUラブリッジ名古屋）
FIFA U-20女子ワールドカップに向けて合宿がスタートしました。初日から世界で戦うための体作りのために、アジリティや体幹などの基本的な動作を確認し、実践しました。ワールドカップまで時間がないので、代表での活動では仲間とコミュニケーションを取ることやプレーの質を高め、1回1回のトレーニングを無駄にしないように取り組んでいきたいと思います。また、個人としては所属チームに戻っても1つのプレー、シュートの意識を常に持ち練習していきたいです。AFC U-19女子選手権では優勝することが出来ましたが、通用した部分としなかった部分、課題が明確になったと感じています。チームの中で共有することが出来たので、目標であるワールドカップ優勝に向け一人一人、そしてチームとしてもレベルアップできるように頑張りたいと思います。

MF 伊藤めぐみ 選手（JFAアカデミー福島）
今回初めてU-20日本女子代表候補のキャンプに招集されました。最初は緊張してとても不安でしたが、スタッフはじめ、先輩方がたくさん話しかけてくれて最初のトレーニングから不安なく、声を出して思いっきりプレーすることが出来ました。この4日間という短い期間ですが、普段体験できないプレーのスピードや高い強度の中での練習を一回一回集中して取り組み、上手な選手のプレーを見て自分のものにしたいです。また、次のキャンプのメンバーに選ばれるようにミスを恐れずに果敢にチャレンジしていきたいと思います。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

U-20日本女子代表　今後の予定