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【Match Report】なでしこジャパン、逆転勝利で大会連覇に王手 EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会

2022年07月24日

【Match Report】なでしこジャパン、逆転勝利で大会連覇に王手 EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会

なでしこジャパン(日本女子代表)は23日(土)、茨城県立カシマサッカースタジアムでEAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会 第2節のチャイニーズ・タイペイ女子代表戦に臨みました。

日本は2-1で勝利した日韓戦から、先発9名を入れ替えるフレッシュな顔ぶれに。林香奈絵選手、中嶋淑乃選手、井上綾香選手が代表デビューを果たし、宝田沙織選手、猶本光選手は2試合連続の先発となりました。

序盤から互いに攻める中、チャイニーズ・タイペイはCKから蘇芯芸(スー・シンユン)選手がヘディングでゴールを決めて8分に先制しました。

先手を許した日本ですが、左サイド中嶋選手のドリブルや上野真実選手のシュートで流れを引き寄せると、14分に右CKから同点弾。猶本選手のボールにニアサイドで合わせた千葉玲海菜選手が、ヘディングで1-1としました。

そこから主導権を握った日本ですが、39分に林香奈絵選手が相手選手と交錯し無念の負傷交代。急遽、ピッチに投入された高平美憂選手も代表デビューとなりました。

攻撃を続ける日本は、前半終了前に左CKの流れから再び猶本選手がクロスを送ると、上野選手がヘディングで代表初ゴール。31.6℃の暑さが厳しいカシマスタジアムでしたが、日本は前半で13本のシュートを放ち2-1と逆転して後半に入ります。

後半は北川ひかる選手が出場し、清家貴子選手を中盤に上げるなど複数のポジション変更。すると清家選手の攻撃的なスタイルが生き、58分にペナルティエリア内右からゴールを決めて3-1とします。

その後、66分にピッチに送り出された菅澤優衣香選手が、出場6分後に追加点。宮川選手がドリブルで持ち上がり相手選手がボールをこぼすと、菅澤選手が落ち着いて流し込み4-1としました。

日本はポジション変更した選手や途中出場選手が結果を残し、サイドバックの選手も攻撃に絡んで2連勝。この後の中国女子代表vs韓国女子代表は1-1で引き分け、日本は連覇に王手をかけました。

なでしこジャパンは中2日で行われる、26日(火)の第3節中国女子代表戦(茨城県立カシマサッカースタジアム)で、3連勝と大会連覇を目指します。

監督・選手コメント

池田太 監督(なでしこジャパン)
試合の中での色々な選手の組み合わせや新しい選手を見られればという狙いと、第3戦に向けてもしっかり勝利を目指してトライしようと臨みました。一つひとつのプレーの質も上げていかないといけませんが、ボールを動かすオーガナイズの面では共通理解がありました。先にセットプレーで失点したという課題がありますし、チャンスを得点に変えるラストパスの精度はもっともっと上げていきたいです。

DF #6 宮川麻都 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
失点した後にバタつくシーンもありましたが、勝てたことはプラスに捉えていいと思います。その分、球際などの面で課題がたくさん出たと思います。積極的に前に行こうと思い切って走ったところでボールを受け、本当は(自分が)ゴールを取りたかったのですが、結果的に(菅澤)優衣香さんが決めてくれてよかったです。中国は一番負けたくない相手なので、女子アジアカップのリベンジのため、チャレンジャーという気持ちで臨みたいです。

FW #15 千葉玲海菜 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
昨日のセットプレーの練習で(猶本)光さんがいいところにボールを入れてくれると分かっていました。昨日は自分がうまく決められなかったんですけど、今日の試合はそれを修正して点を取れてよかったです。なかなかヘディングではゴールを決められないタイプなので、今日ゴールでひとつ見せられたかなと思います。後半の最後はポジショニングが曖昧になったので、そこは改善していきたいです。

FW #22 上野真実 選手(サンフレッチェ広島レジーナ)
早い時間帯にセットプレーで点を取られ、慌てる時間帯がありミスも目立ちましたが、その中でもコンビネーションなどいろんな関わりの中でゴールを目指しました。前半で追いついて、追い越すところまでできたところはよかったかなと思います。(初ゴールは)セットプレーの流れからでしたが、いいボールが上がってきたので、本当に後は決めるだけでした。

EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会

大会期間:2022年7月19日(火)~26日(火)
会場:茨城/茨城県立カシマサッカースタジアム
女子出場国:日本、中国、韓国、チャイニーズ・タイペイ

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