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U-22日本代表候補 サガン鳥栖に7-0で完勝し、キャンプを打ち上げる

2015年10月30日

U-22日本代表候補 サガン鳥栖に7-0で完勝し、キャンプを打ち上げる

練習試合 vs サガン鳥栖
2015年10月29日(木) キックオフ 11:00 試合時間 90分(45分×2)
ベストアメニティスタジアム(日本/佐賀)

U-22日本代表候補 7-0(前半4-0、後半3-0)サガン鳥栖

得点
15分 奈良竜樹(U-22日本代表候補)
24分 奈良竜樹(U-22日本代表候補)
45分 中島翔哉(U-22日本代表候補)
45+1分 浅野拓磨(U-22日本代表候補)
66分 野津田岳人(U-22日本代表候補)
85分 浅野拓磨(U-22日本代表候補)
90分 鎌田大地(U-22日本代表候補)

スターティングメンバー
GK:櫛引政敏
DF:亀川諒史、奈良竜樹、岩波拓也、室屋成
MF:大島僚太、原川力、矢島慎也、関根貴大
FW:金森健志、荒野拓馬

サブメンバー
GK:杉本大地、牲川歩見、中村航輔
DF:中野嘉大、山中亮輔、中谷進之介、三竿健斗
MF:為田大貴、野津田岳人、喜田拓也、秋野央樹、川辺駿
FW:中島翔哉、浅野拓磨、前田直輝、鎌田大地

交代
34分 金森健志 → 浅野拓磨
34分 矢島慎也 → 中島翔哉
34分 亀川諒史 → 山中亮輔
34分 関根貴大 → 前田直輝
HT 櫛引政敏 → 中村航輔
HT 大島僚太 → 喜田拓也
HT 原川力 → 川辺駿
56分 荒野拓馬 → 鎌田大地
62分 前田直輝 → 野津田岳人
62分 室屋成 → 中野嘉大
65分 山中亮輔 → 秋野央樹
70分 中島翔哉 → 為田大貴
86分 喜田拓也  → 三竿健斗
86分 川辺駿 → 中谷進之介

マッチレポート

来年1月にカタールで開催されるオリンピック最終予選に向けて強化を進めるU-22日本代表候補は、29日、サガン鳥栖との練習試合に臨みました。温かい日差しの中、会場であるベストアメニティスタジアムのメインスタンドには約2,800人もの方々が集まりました。

4-4-2の布陣で臨んだU-22日本代表候補は序盤から、FWの金森健志選手、荒野拓馬選手を中心に前線から果敢にチェイシングし、球際で激しく戦いセカンドボールを奪い、ゲームの主導権を握ります。15分、CKからMF原川力選手があげたボールを中央でDF奈良竜樹選手が頭で合わせ待望の先制点を奪います。続く24分にも全く同じ形で原川選手のCKを奈良選手が頭で合わせ追加点をあげます。その後もワンタッチパス、3人・4人と連動したコンビネーションにより次々チャンスを生み出します。前半終了間際の45分、相手ペナルティエリア内でファウルを貰うとFW中島翔哉選手がPKを落ち着いて決め3点目。直後の45+1分、パスカットから前線に飛び出したFW浅野拓磨選手が相手GKとの1対1を冷静にかわし4点目を決め、前半を4-0で折り返します。

後半に入っても守備時の集中は切れることなく、前線からのチェイシング、連動した守備、寄せの速さ、局地戦での体を張った守備が冴え、相手にチャンスを作らせません。SAMURAI BLUE(日本代表)のハリルホジッチ監督が視察に来ている中、66分、MF野津田岳人選手の左足一閃。目の覚めるようなミドルシュートが決まり5-0に。試合を通して14人の選手が入れ替わりますが、出てくる選手がきちんとチームコンセプトである「全員守備・全員攻撃」を体現し、さらに自分の持ち味も存分に発揮します。手倉森監督の戦術がこれまでの活動を通して、しっかりと浸透してきていることが伺えます。85分には浅野選手が本日2点目を獲得。90分にはサガン鳥栖所属のFW鎌田大地選手がミドルシュートを決め試合を決定づけます。決定力不足が課題と言われてきたU-22日本代表候補は一挙7得点、加えて目標である無失点も成し遂げ佐賀キャンプを締めくくりました。

2016年1月にカタールで開催される最終予選に向けて着実に成長を見せ、且つ、層が厚さを増すU-22日本代表。最終23名に絞るために、手倉森監督の嬉しい悩みは尽きません。

監督・選手コメント

手倉森誠 監督
今日の試合では「無失点で終わりたいし、得点はしよう。自分たちのチームコンセプトである全員守備・全員攻撃、ボールと人が連動するサッカーをして勝とう」という話を選手たちにしていました。サガン鳥栖がゾーンディフェンスを敷いてきた中で、タイミングとキックの精度が高ければこのチームは得点できる、ということを示せたと思います。これまで得点できない試合が続きましたが、相手の隙をつくことで得点が量産されました。初招集組もトレーニングとミーティングで、これまで何か月も一緒にやってきたかのような戦術理解度の高さを見せてくれ、大変満足していますし、メンバーを絞るのが辛いと感じています。合宿がいつもより一日長く非常に良い取り組みができましたし、選手たちはこの期間で十分変われたと思います。自分たちがやろうとしているサッカーや、オフザボールの動きを含めたクオリティをチーム全体で再確認できました。また、やりたいサッカーで勝てたことで自分たちの方向性が間違っていないという自信を深めることもできました。「オリンピック最終予選・本大会に出る覚悟でいて欲しい、この世代が日本サッカーを盛り上げれば将来の日本サッカーの躍進に繋がる」と選手たちに話してキャンプを締めました。

DF 奈良竜樹 選手(FC東京)
2得点はしましたが、DFの選手ですので無失点で終えられたことが良かったと思います。京都サンガF.C.戦やJ3町田ゼルビア戦では、戦う部分で物足りなさを感じていました。自分はそういう部分をチーム内に意識づけたいと考え今日の試合に臨みました。センターバックがたくさんいる世代ですので、そういう仲間というかライバルがいるからより高みを目指せますし、誰が出ても堅い守備を見せられると良いと思います。僕たちの世代はアジアでベスト8を超えられていないですし、最終予選が最後の挑戦だと思いますので、みんな死にもの狂いで目指していると思います。自分も力になれるように一日一日成長していきたいですし、最終的にピッチに立ってそれを成し遂げられれば良いと思います。

MF 野津田岳人 選手(サンフレッチェ広島)
今日は前が空いたらシュートを狙おうと思っていたので、ピッチコンディションも良く、ファーストタッチから前を向いて上からしっかり落とせば入ると思ったので、あのゴールは自分のイメージ通りのものでした。自分のポジションには良い選手がたくさんいますし、自分の良さは何か、という原点に立ち返り、やはりシュートが持ち味だと思ってそこを出していこうと試合前に意識していました。ボールを奪ってから前に付けられるようになってきましたし、チームとしてやりたいことの共通認識を持ってやってこられているという実感はあります。それが今日の7得点、無失点に繋がったと思います。まずはオリンピックの出場権を獲得することが目標ですが、アジアではすごく厳しい戦いが待っています。個人としてもチームとしてもレベルアップして最終予選に向けて頑張っていきたいです。

スケジュール

10月25日(日) 17:30 トレーニング(佐賀県総合運動場陸上競技場)
10月26日(月) 10:30 トレーニング(佐賀市健康運動センター)
10月27日(火) 9:30
0-0
トレーニング(佐賀県総合運動場陸上競技場)
練習試合 vs 福岡大学 (佐賀県総合運動場陸上競技場)
10月28日(水) 10:30 トレーニング(佐賀市健康運動センター)
10月29日(木) 7-0 練習試合 vs サガン鳥栖 (ベストアメニティスタジアム)
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