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ビーチサッカー日本代表候補 FIFA ビーチサッカーワールドカップ UAE 2024に向けたトレーニングキャンプを実施
2023年12月23日
ビーチサッカー日本代表候補は12月19日(火)から、沖縄県宜野湾市トロピカルビーチにて、トレーニングキャンプを開始しました。
2024年2月に延期となったFIFA ビーチサッカーワールドカップに向け、最終選考を兼ねた合宿となります。
各選手は持てる力を発揮し、アピールしました。
ただ、天候に恵まれません。
到着初日こそ、曇ではあるものの20℃を越えていましたが、20日は終日雨、21日からが風速10メートル以上の強風の中でのトレーニングキャンプとなりました。浮き球のパスやリフティングを多用するビーチサッカーでは、強風は多くの場面で影響が出ます。
そんな中でも、選手たちはワールドカップ出場へのアピールをしていきます。
主に、これまで取り組んできた動きの確認に時間が割かれました。
2-2や3-1というシステムからの攻撃、崩しのタイミングや判断に細かな指示が出され、繰り返し行います。
強風の影響もある中、選手間では大きな声で意思疎通を取りながら意図を伝えあう姿が多く見られました。
2日目には、ビーチでの走力を測るYO-YOテストを実施、これまでのデータから目標値が設定され、各ポジション、個人での数値にチャレンジしていました。芝生やタータンとは違う疲労がかかる砂浜でのYO-YOテストですが、しっかりと目標を越える選手が多く、出ました。
3日目には、ミーティングでも取り上げられた攻守の切り替えの部分に重点をおいたメニューをこなしました。
特に相手コーナーキックからのカウンターや、攻撃後のピヴォの切り替えに指示が集中し、各選手も意識を持ちつつ、周りからもたくさんの声がかけられていました。
最終日は、FC琉球BSにご協力いただきトレーニングマッチを行いました。(15分のランニングタイムで実施)この試合もかなりの強風の中で行われ、狙った場面を作り出すことが容易ではなくチームとしては難しい試合となりましたが、FIFA ビーチサッカーワールドカップの出場へ選手たちは必死にアピールしました。
vs. FC琉球BS
15分ランニング×4ピリオド
第1ピリオド
1-1
得点)11:02(見山)
失点)10:35
第2ピリオド
1-1
得点)0:30(松尾)
失点)0:50
第3ピリオド
2-0
得点)4:00(松田)、14:30(赤熊)
失点)
第4ピリオド
0-1
得点)
失点)6:10
2023年のビーチサッカー日本代表の活動は今回で終了となります。
2024年はFIFA ビーチサッカーワールドカップがドバイで開催されます。前回準優勝の悔しさを晴らせるよう、引き続きチーム強化を図っていきます。
選手コメント
FP 松尾那緒弥 選手(アヴェルダージ熊本BS)
合宿も最終日を迎えFC琉球BSさんとトレーニングマッチをしました。
試合自体はなかなかうまくいかず、最後のフィニッシュの精度も、最初に相手をブロックする守備も、リズムを作ることができませんでした。その中でも良い崩しやカウンターで狙い通りのプレーもあったのでFIFA ビーチサッカーワールドカップ前に、より突き詰めていかないといけないと感じました。
これから年末で気持ちも体もオフモードに入る時期になりますが。全員が高い意識をもって気を抜かずにトレーニングに打ち込まないといけないです。FIFA ビーチサッカーワールドカップに向けて強い気持ちで日々過ごしたいと思います。
FP 奥山正憲 選手(レーヴェ横浜)
FIFA ビーチサッカーワールドカップ前、最後の選考合宿ということで、決められたメンバーの枠を競う強度の強いトレーニングキャンプとなり、個人としては3月のAFCビーチサッカーアジアカップ直前の合宿時に怪我を負ってから久しぶりの代表活動でした。
手術からリハビリ、実践復帰への道のりは簡単ではなかったですが、メディカルスタッフ、チームメイト、代表スタッフ、クラブスタッフ、家族、ここでは書ききれないほど多くの方の力と支え、励ましのお陰でなんとかこの場所に戻ってくることができました。
年齢的にはベテランの枠に入ると思いますが、新人の気持ちで限られた枠を全力で争い、これまでお世話になった方々にプレーで感謝の気持ちを伝えられるように頑張ります。
最後に、日本ビーチサッカー界の発展のためには代表チームの成績はとても重要になります。
来年2月にFIFA ビーチサッカーワールドカップが開催されます。世界一を目標に掲げ戦いますので是非みなさんのパワーをビーチサッカー日本代表に送ってください。
FP 田中颯 選手(東京ヴェルディBS)
今回の合宿は、2月に行われるFIFA ビーチサッカーワールドカップ前最後の合宿ということで、初日から最終日まで非常に強度の高いトレーニングを行うことができました。終始、強風の中でのトレーニングになりましたが、どんな状況の中でも言い訳にせず、やるべき事をやる事の大切さに気付かされる良い機会になりました。目標である世界一になるために、FIFA ビーチサッカーワールドカップまでの貴重な残り僅かな時間を、無駄のないよう大切に過ごしていきたいと思います。
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