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【Match Report】U-16日本代表 第2戦ベネズエラに4-0で勝利し大会連覇に近づく U-16インターナショナルドリームカップ2024 JAPAN
2024年06月22日
U-16インターナショナルドリームカップ2024 JAPANの第2戦が6月21日(金)、福島県のJヴィレッジスタジアムにて開催されました。初戦で快勝を飾っていたU-16日本代表はU-16ベネズエラ代表と対戦。雨が降りしきる中でのタフなゲームを4-0と制し、2連勝を飾りました。
U-16日本代表 4-0(前半2-0、後半2-0)U-16ベネズエラ代表
日本は6-0の勝利となったU-16ウクライナ代表との第1戦から先発9名を入れ替え、登録20名全員が先発出場を経験する形となりました。
廣山望監督が「こういう戦うチームとやれるのは非常にありがたい」と振り返ったように、ベネズエラは球際のタフさ、競り合いでの攻防に長けたチームでした。序盤は、MF野口蓮斗選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)が「南米のチームと試合をするのは初めてで、相手の強度は想像以上。最初は圧力に負けてしまったところがあった」と振り返ったように、厳しくプレッシャーをかける相手に思うようなプレーを出せませんでした。
しかし、ベネズエラのオスワルド・アウグスト・ビスカロンド・アラウホ監督が「一つのセットプレーで試合の流れを変えられてしまった」と振り返ったように、日本は1本のCKで試合を動かします。10分、西岡健斗選手(ジュビロ磐田U-18)が相手の意表を突くグラウンダーのCKを通すと、これにFW浅田大翔選手(横浜F・マリノスユース)が落ち着いて合わせて先制点を奪い取りました。
続く16分にもDF田中遥大選手(FC東京U-18)のロングボールから背後に飛び出したMF土井口立選手(ヴィッセル神戸U-18)のパスを受けた浅田選手がドリブルで相手DFをかわし、「思い切って足を振った」と振り返る鋭いシュートを突き刺して追加点を奪い取ります。
その後はベネズエラペースの時間帯もありましたが、横井佑弥選手(ガンバ大阪ユース)、篠崎健人選手(市立船橋高)のセンターバックコンビを中心に粘り強く相手の攻勢に対応。無失点で耐え切ると、65分には交代出場のFW葛西夢吹選手(湘南ベルマーレU-18)が裏に抜け出して3点目を突き刺し、さらに90+5分には同じ交代出場のFW吉田湊海選手(鹿島アントラーズユース)がCKからヘディングで追加点。4-0とリードを広げつつ、勝ち切りました。
廣山監督が「相手の隙をついて点を取ることもできましたし、こういうタフな相手と戦って自信を付けることで成長に繋げられると思います」と手応えのある内容での快勝となりました。
最終戦となる第3節は23日(日)、Jヴィレッジスタジアムにて、アフリカの強豪であるU-16セネガル代表との対戦となります。
監督・選手コメント
廣山望 監督
相手がボールに厳しく来るスタイルなので、逆に隙ができる部分もあると予想しており、そこをうまく突いて得点することができました。本当に日本では余り感じられないものを感じさせてくれる相手と試合をできるのは監督としてありがたいです。試合内容にはまだまだ反省点はありますけれど、結果を残せたことを自信にしてほしいと思います。戦う部分のベースも、かなり上がってきたと感じています。最終戦は相手のコンディションもかなり上がってきていると思いますし、そこでセネガルのような素晴らしい相手とやれるのはうれしいですし、さらに勝てたら最高だと思っています。
DF #3 山中優輝 選手(横浜F・マリノスユース)
自分は初招集なので、日本の同じ世代の一番上手い選手たちが集まっている場所でどのくらい通用するのか試せることを楽しみにしていました。今日も南米のチームを相手にどこまでやれるのかと思いましたが、1対1の部分でも対応できた場面が多かったですし、自分の特長も出せたと思います。自分は競り合いが苦手な部分があるので、もっとやらないといけないんですけど、裏にこぼしたりすることなくやれたのは良かったと思います。
MF #6 野口蓮斗 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
自分たちでボールを握れるようになってからはやりやすくなったと思います。南米のチームは球際がまるで違うと感じました。中盤で2対1を作られるのも難しかったです。そこで厳しく守る部分が自分はまだまだ弱いなとも感じました。相手のポジション、特にSBのところが空くのは分かっていたので、一番にそこを見ながらボールを前進させることができたのが良かったと思います。U-17の世界大会に出るのは近くて大きな目標ですし、世界を代表する選手になりたいと思っています。
FW #11 浅田大翔 選手(横浜F・マリノスユース)
ラインブレイクしてゴールを取ったりチャンスに繋げるのが自分の特長なのですが、そこを出せていたと思います。先制点は昨日の練習で準備したことを出せたと思っていて、まず当てることを意識しつつ、雨が降っていたので意図的にグラウンダーの弾道を狙っていました。2点目は相手をかわして(足を)強く振って決めることができました。代表の試合で複数得点を記録したのは初めてだったので、すごく嬉しかったです。FWは常に点を取らないといけないポジションだと思っているので、結果を出せて良かったです。
U-16インターナショナルドリームカップ2024 JAPAN
大会期間:2024年6月19日(水)~6月23日(日)
参加チーム:日本、セネガル、ベネズエラ、ウクライナ
会場:福島/Jヴィレッジスタジアム [全試合入場無料]
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