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SAMURAI BLUE、2日続けて非公開で戦術を確認
2017年06月12日
SAMURAI BLUE(日本代表)は6月11日(日)、2日後向かえる2018年FIFAワールドカップアジア最終予選イラク代表戦へ備えて、2日連続で非公開での戦術練習に臨みました。
快晴の空の下、日向に置いた温度計が39℃強を示し、強烈な日差しと暑さの中、選手たちがグラウンドに到着。ピッチ上でのミーティングで、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が練習の狙いや動きの注意点などの指示を出して、チームは練習を開始しました。
前日、別メニューだったDF長友佑都選手(インテル・ミラン)も加わってランニングをした後、フィールドプレーヤーはステップワークとダッシュを組み合わせたフィジカルトレーニングを実施。その後は5人1組に分かれて、タッチ数に制限を付けたリフティングやパス交換などを行ないました。一方、GK3選手は近距離からテンポよく繰り出されるキックと両サイドからの浮き球のキャッチングを繰り返して、反応を上げていました。
右足の痛みで前日までホテルで別途調整を続けていたMF山口蛍選手(C大阪)も3日ぶりに練習場に来て、ランニング中心にチームメイトとは別メニューで調整。テヘラン合宿3日目にしてチームは24人全員がピッチに揃いました。
その後、練習は報道陣に非公開として、約2時間の練習の大半を割いてイラク戦への戦術確認を入念に行いました。
残り3試合となった最終予選グループBで日本は勝点16で首位に立ち、イラク戦に勝てば、ワールドカップ出場に大きく近づきます。一方、1986年以来のワールドカップ出場を目指すイラクは、1勝1分5敗の勝点4。上位3チームが勝ち点16で並び、ワールドカップ出場の可能性はありません。
イラクには、前回の日本戦で同点ゴールを決めたFWサード・アブドゥルアミール選手、その得点をFKでお膳立てした、AIK(スウェーデン)所属のMFアーメド・ヤシーン・ゲニ選手をはじめ、ウディネーゼ(イタリア)の左サイドで活躍のDFアリ・アドナン・カディム選手、代表戦100キャップ以上のベテランFWアラー・アブドゥルゼフラ選手など、注意すべき選手を多く擁しています。
MF今野泰幸選手(G大阪)は、「左サイドにいい選手がいると聞いている。前線の選手も個性がある。そこだけ抑えればいいわけではない。隙なく90分やらないといけない」と話し、警戒を緩めていません。
昨年10月の最終予選第3戦の対戦では、イラクが守備ブロックを作ってカウンターを狙う中、焦らずボールを繋いで得点機を作った日本が前半26分にMF原口元気選手(ヘルタ・ベルリン)のゴールで先制。60分にFKから失点を許して追いつかれ、試合終了直前の山口選手のミドルシュートで勝利しました。
GK川島永嗣選手(FCメス)は「この厳しい条件では戦術だけではない。自分たちがどれだけ精神的に強さをみせられるか。トータル的に良い準備をして臨みたい」と気を引き締めていました。
試合は6月13日(火)、16:55からPASスタジアムにて行われます。
選手コメント
FW久保裕也 選手(KAAヘント)
監督も言っていたが、暑さもあるので、賢くやらなければなりません。常に「前へ、前へ」ではバテてしまいます。イラクは球際が強くてかなり激しいですし、守備の選手も体が大きくて強い選手が多い。結構ボールを繋いでくるという印象です。シリア戦はタイ戦やUAE戦よりも良くなかったですが、本番が大事です。相手の裏を狙うことを意識して、周りとしっかり合わせてやりたいです。
DF酒井高徳 選手(ハンブルガーSV)
アウェイとホームでは向こうのモチベーションも変わってくるので、全然違う試合になると思います。ただ、こちらに早めに入って来て、昨日から今日にかけて環境にも適応し、コンディションも良くなっていて、残りの日数でも良くなっていくと思うので、チームとしてしっかりイラク戦へ向けてコンディションと頭、メンタルのところを共にフィットさせていきたいです。厳しい時間が出ると予想できる試合になればなるほど、そういう時にチームがしっかり全員同じイニシアティブをとってプレーできるかが、耐え切る、凌ぎ切るというところで重要です。アウェイでは本当に難しい部分があるので、慎重に入りたいと思います。
MF今野泰幸 選手(ガンバ大阪)
コンディションは自分では分からないので周りの人が判断するだけだと思います。僕は練習を一生懸命やっているだけです。イラク戦はかなり激しい試合になります。シリアも激しかったですが、シリアよりも球際が激しい。シリア戦は高い位置で奪うことが少なかったので、獲られたら切り替えることも大事だし、しっかりブロックを作ってから行こうというトレーニングもしています。
MF山口蛍 選手(セレッソ大阪)
イラクはすごくアグレッシブに来ると思いますし、相手の方がグラウンドや環境を含めて有利です。そういう強く来る相手に対して、自分たちも強くいかないと簡単にやられてしまいます。僕が出る機会があれば、球際で勝つことはより求められていると思いますし、そういうプレーが多くなると思います。シリア戦の反省を生かしながら、自分たちでしっかり修正してやりたいです。(怪我の回復は)順調には来ているので、あとは監督がどういう判断するかだと思います。できる準備をして臨みたいと思います。
GK川島永嗣 選手(FCメス)
限られた時間で新しい組み合わせや新しい選手が入る中で、自分たちに一番大切なのは1つのミスや隙を見せないことと、1つ1つのプレーで自分たちがはっきりとしたプレーをすることです。相手はカウンターやセットプレーの強さもあるので、自分たちが集中力を高めていかないといけない部分です。この暑さの中、集中力が途切れるということはあるので、気づいた人が声を掛けたり出て行ったりして、その状況に応じて対応することが大切です。一つ一つ、要所要所で相手にやらせないことが一番大切なポイントだと思います。
スケジュール
5月28日(日) | 17:30 | トレーニング(フロンティアサッカーフィールド)【一般公開】 |
---|---|---|
5月29日(月) | 10:30/17:30 | トレーニング(フロンティアサッカーフィールド)【一般公開】 |
5月30日(火) | 10:30/17:30 | トレーニング(フロンティアサッカーフィールド)【一般公開】 |
5月31日(水) | 10:30/17:30 | トレーニング(稲毛海浜公園スポーツ施設球技場)【一般公開】 |
6月1日(木) | 10:30/17:30 | トレーニング(フロンティアサッカーフィールド)【一般公開】 |
6月2日(金) | 10:30/17:30 | トレーニング(フロンティアサッカーフィールド)【一般公開】 |
6月3日(土) | 10:30/17:30 | トレーニング(稲毛海浜公園スポーツ施設球技場)【一般公開】 |
6月4日(日) | 10:30 | トレーニング(稲毛海浜公園スポーツ施設球技場)【一般公開】 |
6月5日(月) | PM | トレーニング * |
6月6日(火) | 17:00 17:30 |
公式会見(東京スタジアム) 公式練習(東京スタジアム)* |
6月7日(水) | 1-1 | キリンチャレンジカップ2017 vs シリア代表(東京スタジアム) |
6月8日(木) | AM | トレーニング |
6月9日(金) | PM | トレーニング |
6月10日(土) | PM | トレーニング * |
6月11日(日) | PM | トレーニング * |
6月12日(月) | 未定 | 公式会見 公式練習(PAS Stadium)* |
6月13日(火) | 17:00 | アジア最終予選 vs イラク代表(PAS Stadium) |
※時間は全て現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※「*」は冒頭15分のみメディア公開となります。
アジア最終予選(Road to Russia)
2017年6月13日(火) 16:55 キックオフ(予定)
[ 日本時間:6月13日(火) 21:25 キックオフ(予定) ]
イラク代表 vs SAMURAI BLUE(日本代表)
イラン/PAS Stadium
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