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SAMURAI BLUE、韓国戦へ軽めの調整 ~EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会~
2017年12月15日
EAFF E-1サッカー選手権決勝大会に出場中のSAMURAI BLUE(日本代表)は12月14日(木)、2日後に行われる韓国代表との最終戦へ向けて東京都内で調整しました。
日が暮れて冷え込みも厳しくなる中で始まった練習は、冒頭15分以外を非公開で行う当初の予定から全て公開に変更になりました。
今月9日(土)の初戦から第2戦へは中2日、最終戦へは中3日で臨む連戦を考慮して、この日の練習はランニングや2人一組でのキック、GKも加わってのパスゲームなどの軽めの内容に終始。パスゲームではタッチ数の制限を設け、選手たちも時折笑顔を見せるなど、リラックスした雰囲気の中で体を動かしました。
第2戦で受けた右足の打撲で前日は宿舎で別調整だったFW伊東純也選手(柏レイソル)もグラウンドに姿を見せて、ランニング中心の別メニューで調整しました。
2連勝で現在4チームの首位に立つ日本に対して、前回大会優勝の韓国は1勝1分で勝ち点2差の2位。日本は引分け以上であれば、2013年以来2大会ぶりの優勝が決まります。
初戦の朝鮮民主主義人民共和国戦は先発で、第2戦の中国戦は交代出場でプレーしたMF井手口陽介選手(ガンバ大阪)は、「試合を重ねる度に連係は深まってきている。練習でもそうだが、チームの雰囲気はいい」と語り、「3連勝を目標にしているので、しっかり連勝して優勝で終われれば」と話しています。
来年の2018 FIFAワールドカップロシア大会開幕まで半年となったこの日、西野朗技術委員長から本大会中の日本のベースキャンプ地が発表になり、日本はロシア中西部のワールドカップ開催都市の一つ、カザンを拠点とすることが決まりました。
カザンは日本がグループステージを戦うサランスク(6月19日、コロンビア戦)、エカテリンブルク(同24日、セネガル戦)、ヴォルゴグラード(同28日、ポーランド戦)の3会場のほぼ中間に位置し、モスクワから東へ約720キロ、飛行機で約1時間20分の距離です。
ロシアプレミアリーグのルビン・カザンの拠点であり、日本はこのクラブの施設を利用して調整することになりました。
西野技術委員長は選定の理由について、「宿舎とトレーニング設備が同じ施設内にあり、いろいろな設備が充実している。全会場のほぼ中心にあり、各会場への移動負担が軽くなる」と説明しました。
ユニバーシアード日本代表としてカザンで行われた2013年の夏季大会に出場したDF車屋紳太郎選手(川崎フロンターレ)は、「日本と同じぐらい暑かった」と振り返り、半年後のワールドカップのメンバー入りへ最後のアピールの機会でもある今大会最終戦へ、「いつも通りの緊張感を持って、いつも通りの自分を出すのが一番。しっかり頑張りたい」と、静かな闘志をにじませていました。
日本の韓国代表戦は東京の味の素スタジアムにて16日(土)、19:15キックオフの予定です。
選手コメント
DF #5 車屋紳太郎 選手(川崎フロンターレ)
2試合目は(1試合目とは)スタイルが変わったという感じで、早めにゴール前で勝負する力をすごく感じました。監督がやろうとしていることを選手がやろうとしていましたが、ボール失うシーンがかなり多かったので、1試合目と2試合目のいいところをうまく場面場面で出せれば、もっと良くなると思います。韓国戦はこの2試合よりも厳しい試合になると思うので、我慢強く守備をして、タイミングが合えば攻撃参加できればいい。サイドの1対1が大事になると思いますし、そこでは負けたくありません。
MF #2 井手口陽介 選手(ガンバ大阪)
韓国の選手は、ACLで対戦した時でもフィジカルが強いと感じました。しっかり繋いできて、速いし、技術もしっかりしている印象です。そこは個人としてもチームとしても負けないようにやっていきたいです。ワールドカップへは行きたい気持ちはありますが、今回の合宿もそうですが、競争も激しいので、この半年で負けないように、より一層がんばらなくてはと思っています。
MF #8 高萩洋次郎 選手(FC東京)
チームは1戦目の反省を2戦目にかなり活かせていたと思うので、そこは良かったと思います。韓国は相変わらず球際が激しいですし、チームとしてまとまっていると思います。(元チームメイトもいて)僕個人としては特長など理解していますが、チームとして戦うので、チームがまとまって、しっかり勝負できればいいと考えています。自分が出たらゴールに絡めるようにしたいです。
FW #7 倉田秋 選手(ガンバ大阪)
韓国はサイドバックも攻撃的で裏を狙う攻撃も多くて、つなぐところはつないで、裏へ一発で抜け出す力もあります。自分たちは1試合目より2試合目の方が良かったですし、3試合目は連係面でも良くなると思いますが、ラストパスが通っているところがそこまで多くないので、最後のところの精度をあげないといけない。自分は守備もしっかりして、攻撃もアシストして得点を取るのがスタイルですが、それが一つもできていません。3戦目に出場できるチャンスが残っているので、そこで自分のすべてを出したいと思います。
FW #11 小林悠 選手(川崎フロンターレ)
1戦目より2戦目の方がよかったので、3戦目をより良くしたいですし、相手が強いので、しっかり結果にこだわってやりたいです。韓国は守備がすごく堅いですし、3チームの中で絶対に一番強いと思うので、厳しい試合になると思いますが、チャンスは絶対に来るので、チャンスに賭けたい。チャンスに顔を出す部分は川崎と同じようにできているので、精度を高めていきたい。1点獲れたので、また決めたい気持ちが強いです。
スケジュール
EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会 | ||
---|---|---|
12月9日(土) | 1-0 | 第1戦 vs 朝鮮民主主義人民共和国代表 (味の素スタジアム) |
12月10日(日) | 11:00 | トレーニング(味の素フィールド西が丘)【一般公開】 |
12月11日(月) | PM | トレーニング【一般非公開】 |
12月12日(火) | 2-1 | 第2戦 vs 中国代表 (味の素スタジアム) |
12月13日(水) | 11:00 | トレーニング(味の素フィールド西が丘)【一般公開】 |
12月14日(木) | PM | トレーニング【一般非公開】 |
12月15日(金) | PM | トレーニング【一般非公開】 |
12月16日(土) | 19:15 | 第3戦 vs 韓国代表 (味の素スタジアム) |
※スケジュールや会場は急遽変更になる場合がございます。
JFA-TV
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中村航輔 選手 (柏レイソル) インタビュー
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井手口陽介 選手 (ガンバ大阪) インタビュー
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小林悠 選手 (川崎フロンターレ) インタビュー
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EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会
男女ともに、中国、日本、朝鮮民主主義人民共和国、韓国の4チーム総当りによるリーグ戦で東アジアサッカーの頂点を競います。12月8日(金)から16日(土)まで、男子は味の素スタジアム(東京)、女子は千葉市蘇我球技場(フクダ電子アリーナ/千葉)で行われます。
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