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第99回天皇杯 ラウンド16抽選会を実施

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2019年08月17日

第99回天皇杯 ラウンド16抽選会を実施

天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会のラウンド16抽選会が8月16日(金)、日本サッカーミュージアムで行われ、ラウンド16以降の組み合わせが決定しました。抽選会には田嶋幸三JFA会長、須原清貴天皇杯実施委員長、ゲストドロワーとして元日本代表の戸田和幸さんが登壇しました。今回の抽選会は夏休み期間とあって、多くの子ども連れの親子が一般公開に参加しました。

抽選を行う前に、ダイジェスト映像でゲストの戸田さんが清水エスパルスで初優勝を成し遂げた第81回大会決勝を振り返りました。「Jリーグとは異なる華々しさがあった」とファイナルの舞台を回想し、「元日の決勝で2度負ける経験をしていたのでやっと勝てた。これだけの雰囲気の中で試合に勝てるというのはうれしかった」と大会の歴史やタイトルの重みについて語りました。

続いて須原委員長から抽選方法の説明があり、抽選手順としてAFCチャンピオンズリーグ2019の準々決勝に進出している鹿島アントラーズ(J1)と浦和レッズ(J1)は日程や移動を考慮し、ホーム扱いとなる奇数番号に配置。続いて、地元の試合会場を都道府県FAが確保できなかった横浜F・マリノス(J1)、Honda FC(静岡)、法政大学(アマチュアシード)は偶数番号に位置することとなりました。

最初の対戦カードが決まると、会場からはどよめきが起きました。第22節終了時点のJリーグで2位の鹿島と4位の横浜FMによる好カードがラウンド16で実現することとなりました。田嶋会長も「ビッグクラブ同士の対決。お互いに意地をかけての戦いになる」とコメントしました。

また、アマチュアチームとして勝ち残っているHonda FCは浦和と、法政大学はヴァンフォーレ甲府(J2)との対戦が決まりました。戸田さんは「カテゴリーが違うチーム同士の戦いはこの大会でしか実現しない。個人的にはこの2試合に注目したい」と話しました。

その他、清水エスパルス(J1)とジュビロ磐田(J1)による“静岡ダービー”が決定するなど全8カードの抽選が終了。ラウンド16は9月18日(水)に6試合が、25日(水)に2試合が開催されます。2020年元日の国立競技場の舞台を目指すこれからの戦いにもぜひご注目ください。

ドロワーコメント

田嶋幸三 日本サッカー協会会長
今年の天皇杯は特別な意味が2つあります。1つ目は令和で初めての天皇杯であるということ。2つ目は決勝が新しい国立競技場で初めて行われる公式戦であるということ。この2つは大きな意味があると思っています。そういう意味でも残ったチームがなんとしても決勝に進みたいという気持ちが表れるのではないかと期待しています。そして、法政大学、Honda FCがアマチュアチームとして残っています。この2チームがどのように戦うか。そして、Jリーグのチームがどのようにアマチュアチームを相手に戦うのか、非常に興味があります。一発勝負なので、Jリーグの成績だけではない要素が出てくるかもしれません。それがこのトーナメントの面白さであり、醍醐味だと思っています。ぜひそこを楽しんでいただければと思っています。AFCチャンピオンズリーグの挑戦権もこの大会はかかっています。そういう意味でもクラブにとっても重要な戦いになります。ぜひ全力を出し、素晴らしい試合を展開していただきたいと思います。

戸田和幸 元日本代表/第81回大会(清水エスパルス)優勝
ドロワーの役割を預かるのは初めてなので珍しく緊張しています。選手のときに3回ファイナルに進出して、一度優勝しました。元日の決勝で一度退場したこともあります。一年の初めの華々しい舞台で退場するという稀有な経験をしています。これだけ歴史があってプロアマ問わずたくさんのチームが参加して日本一を決めるという意味では伝統ある素晴らしい大会だと思っています。ここからの大会が盛り上がるように期待したいと思います。

【1回戦】5月25日(土)、26日(日)
【2回戦】7月3日(水)、10日(水)
【3回戦】8月14日(水)

【ラウンド16(4回戦)】9月18日(水)、25(水)
【準々決勝】10月23日(水)
【準決勝】12月21日(土)
【決勝】2020年1月1日(水・祝)

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