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北九州対大分の“九州ダービー”は大分に軍配 すみだ今季初勝利を収める【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】

2020年11月10日

北九州対大分の“九州ダービー”は大分に軍配 すみだ今季初勝利を収める【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】

Fリーグ2020-2021 ディビジョン1の4試合が、11月7日、8日に行われました。

11月から制限付きで観客を受け入れ始めたFリーグ。F1昇格初年度のボルクバレット北九州は、開幕以来初めてファン、サポーターの前でホームゲームを行いました。バサジィ大分との九州ダービーとあり注目を集めた一戦は、序盤から大分が試合巧者ぶりを見せます。積極的に攻撃を仕掛ける北九州に対し集中した守備を見せる大分は11分、自陣でパスを回す北九州からボールを奪うと、これを芝野創太選手が落ち着いてゴールに流し込み先制に成功します。19分にも自陣でボールを持つ北九州からボールを奪った小門勇太選手がゴールを決め、0対2で第1ピリオドが終了。2点ビハインドの北九州は第2ピリオドも立ち上がりから攻勢に出ますが、効率よく攻撃を仕掛ける大分がさらに1点を追加しリードを広げます。しかし、試合終盤に田村研人選手をGKに置きパワープレーを仕掛けた北九州はこの流れから1点を返すと、その後も粘り強くゴールを狙い残り1秒を切って放ったクシヤマ・イザケ選手のシュートがゴールネットを揺らします。このまま試合は終了し、2対3で大分が勝利を収めましたが、最後まで戦う姿勢を見せた北九州の選手たちに会場から惜しみない拍手が送られました。

バルドラール浦安対ペスカドーラ町田の対戦は、1試合を通しファウルを溜めた浦安が2対5で敗戦。開幕以来6戦未勝利だったフウガドールすみだは、Y.S.C.C.横浜に完封勝利を収めました。湘南ベルマーレとエスポラーダ北海道の1戦は両者譲らぬ攻防を見せ、1対1で試合終了。勝点を分け合う結果となっています。

監督コメント

伊藤雅範 監督(バサジィ大分)
九州のフットサルにとって、いい日になったのではないかと思います。F1という日本最高峰のフットサルのリーグで、九州に拠点を置く2チームが素晴らしい試合をできました。今後もいい関係を築きながら、九州、そして日本のフットサルを盛り上げていきたいと思います。また、観客を迎え入れるためにご尽力をいただいた皆さまに感謝を申し上げます。ただ、今は何よりも皆さんの健康を優先したいと思いますので、今後も健康を第一に守りながら観客の皆さんの前で試合ができるように努力していきたいと思います。

馬場源徳 監督(ボルクバレット北九州)
決定力の差が顕著に出た試合だったと思います。自分たちはチャンスを決めきれない、相手は自分たちのエラーをしっかりと突いて得点した。その後は自分たちも攻勢に出ましたが、やはり得点できないということが大きな課題になったと思います。決定機を逃すと、フットサルでは勝てません。ただ、この試合から有観客となり、非常に素晴らしい雰囲気の中で試合ができました。このようなご時世の中でも会場に足を運んでくださり、最高の雰囲気で一緒に試合ができたことを感謝しています。次は必ず勝点を届けられるように、全員で毎日努力したいと思っています。また、初めての九州ダービーで、昨季2位のバサジィ大分との対戦をとても楽しみにしていました。この先も素晴らしい試合を展開して、九州の皆さんにフットサルの素晴らしさを見ていただければと思います。

選手コメント

森洸 選手(バサジィ大分)
非常に厳しい試合でした。その中でも守備からリズムを作ることができ、ショートカウンターからのゴールにもつながったと思います。個人的に九州ダービーだからと気負うことはなく、リーグ戦の中の大切な1試合と捉え勝利を目指して戦いました。ただ、Fリーグで初めてのダービーということで周りから期待もされていたので、少なからず意識はしていたのかな、と思います。そして、観客がいるという日常から離れていたので、やっと会場を見渡してお客さんの顔が見えたことでホッとしました。応援してくれている方のために戦いたいという気持ちがいつもより増したので、こういった状況、雰囲気はとても嬉しかったです。

小林謙太 選手(ボルクバレット北九州)
自分たちが決めきるべきところで決められず、相手は決めるべきところで決めきったという試合でした。内容やシュート本数は悪くなかったと思いますが、そういった局面で完全に勝敗が分かれました。ただ、自分たちがしていることは間違っていないと思うので、次の試合に向けて切り替えて続けていきたいです。また、僕たちがF1に昇格し九州ダービーができるようになったことは、九州全体のフットサルにとってとてもいいことだと思います。もっといい試合を見せられれば、更なるフットサルの活性化につながると思うので頑張っていきたいです。まだサポーターの方が声を出して応援することはできませんが、この試合にはたくさんの方が来てくれて、拍手が聞こえ「応援されている」「ふがいないプレーはできない」という気持ちが選手の力になりました。これからコロナが収束し、色々な規制が緩和されれば更に選手に力を与えてくれると思っています。

Fリーグ2020-2021 ディビジョン1

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