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SAMURAI BLUE(日本代表)候補 セットプレーで入念な確認を行う

2022年01月21日

SAMURAI BLUE(日本代表)候補 セットプレーで入念な確認を行う

1月20日(木)、日本代表候補のトレーニングキャンプはいよい終盤に差し掛かり、この日初めてセットプレーの練習も行い、より一層連係を深めました。ここまで3日連続で強度の高いトレーニングを行ってきた日本代表候補ですが、この日も全員が集中して質の高い練習を行いました。

全体でのジョギングから複数グループに分かれてのボール回しを経てスプリントメニューで強度を少しずつ上げて行きます。その後はピッチの横幅を使って二人一組でロングボールを蹴り合います。一球一球、それぞれの選手がキックの感覚を確かめるように丁寧かつ正確に相手へボールを届けます。

ロングキックのあとには今トレーニングキャンプ、連日行っている実戦形式のミニゲームを行いました。この日は10対10で前日とほぼ同じメンバーで臨みます。高強度で行うトレーニングはこれまでと変わりありませんが1セットのみの短いセッションで終了。

最後は直前のミニゲームのメンバー構成のまま、2チームに分かれてセットプレーの確認を行いました。荒木遼太郎選手(鹿島アントラーズ)、松岡大起選手(清水エスパルス)らがキッカーを務め、上田綺世選手(鹿島アントラーズ)らフォワード陣に合わせるチームに対して、もう1チームは脇坂泰斗選手(川崎フロンターレ)と江坂任選手(浦和レッズ)がキッカーを務め、大迫勇也選手、武藤嘉紀選手(ヴィッセル神戸)らにクオリティの高いボールを供給します。両チームとも攻守において集中して対応します。本番時のフリーキックやコーナーキックを想定したトレーニングでこの日の全体メニューを締めくくりました。

トレーニングキャンプは4日目を終え、残すところあと1日となりました。最終日には大学生との対外試合を予定している日本代表候補の選手たちは最後まで意識を高くトレーニングキャンプ最終日に臨みます。

選手コメント

GK 権田修一 選手(清水エスパルス)
今回のトレーニングキャンプは元々、谷選手(湘南ベルマーレ)と二人で参加する予定でしたが谷選手が怪我をしたので日本代表候補としては一人になりました。川島永嗣選手が欧州ではコロナウイルスに感染したと聞きましたが、欧州では陽性になっても復帰までの管理がしっかりできていますし、日数を考えたら、次の招集までは時間があるので、最終予選を見据えてゴールキーパーが不足しているということにはならないと思います。ワールドカップ最終予選については予選が終わったときの結果が全てだと思っています。最初良くて終わりダメでもダメですし、逆でもそう。突破するという目的のためだけに活動していますし、良いサッカーをする、楽しませるという要素も大切ですが、予選の一番の目的はワールドカップに出場することですのでそこに向けてやっていくだけです。
最終予選にチームキャプテンである吉田選手が怪我により参加できない見込みと聞いていますが、キャプテンがいないからチームがまとまらないというようなことがあってはいけません、ワールドカップ本大会も怪我やコロナと色々な状況が起こりえます。そういうときにみんなで、総合力で、代えの効かない選手がいるかもしれませんが、一人では無理でも複数で補って、勝つためにそれぞれが全力を尽くすことが大事です。吉田選手が率先してやっていたことをみんなが少しずつ気にすることで補完できるのかなと思っています。

DF 谷口彰悟 選手(川崎フロンターレ)
始動して間もないこの時期にしては強度の高いトレーニングができています。こういったトレーニングに合わせるフィジカルも整えてきたつもりですが、この後のワールドカップ最終予選に向けて準備しているので、そこに向けての準備と考えるともっと状態を上げていかないといけないと思っています。
同ポジションの吉田選手が怪我で最終予選に参加できないかもしれない状況ですが、まずはいつ自分にチャンスが来てもいいような準備はこれまでもやってきました。今回はひとつチャンスであると感じていますし、そのときに結果を出さないといけない、良いパフォーマンスを出せないと次はないと考えています。
ただ、自分のことを考えるだけでなく、目の前の試合を日本代表としてしっかり連勝することを最優先に考えています。チャンスをもらえたら全ての力を出し切りたいですし、目の前の試合に集中して戦っていかないと先はないと思います。良い準備をするということは変わりません。

MF/FW 上田綺世 選手(鹿島アントラーズ)
この日本代表候補のトレーニングキャンプに参加して、とても強度の高い練習から良い刺激をもらっています。自分自身のパフォーマンスはまだまだ模索する部分で、もっとアピールする部分を見つけないといけないとも思います。同ポジションの大迫勇也選手と一緒にトレーニングをしても、ポストプレーの質やボールの引き出し方が抜けている。そこの精度が自分にはまだまだ足りないと感じる部分もありますが、誰とでも組めることや動き出しが自分の武器でもあるので全面に出していきたいです。
代表活動では凝った戦術を練っていくのは難しいと思いますし、シンプルに強度や個のステータスでカバーしていくのも大事だと思います。互いの特長を短期間で合わせていくことが大事だと思いますので、そういったことも意識しながらプレーしたいです。

MF/FW 渡辺皓太 選手(横浜F・マリノス)
トレーニングキャンプ3日目を終えて、多くの刺激を得ています。経験のある選手が多く、ピッチ内でもそうですが、ピッチ外での練習への準備の仕方、練習後の筋トレなどでも意識の高さを感じることが多いです。経験のある選手はプレーでも示せるし、言葉とか声かけでチームを動かすことができる。僕も中盤の選手としてそういうところは必要になってくるので、真似できればと思います。実際に一緒にプレーして、経験ある選手は切り替えの速さが全く違いました。ボールを奪った後、奪われた後、攻撃に出ていくときと守備に出て行くときに差を感じました。まずはこのレベルを基準にしないといけないですし、このレベルを忘れないようにずっと続けることができ、そして所属チームでも存在感を出せれば必ず(森保監督は)見てくれていると思います。

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