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SAMURAI BLUE、3日後の最終予選サウジアラビア代表戦へ調整
2022年01月30日
SAMURAI BLUE(日本代表)は1月29日(土)、3日後に控えたFIFAワールドカップ2022カタールのアジア最終予選(Road to Qatar)第8戦のサウジアラビア代表との対戦(2月1日、埼玉スタジアム2002)へ向けて、千葉市内で練習を行いました。
この日は、前日には室内でコンディション調整を行っていた南野拓実選手(リバプールFC)も元気な姿を見せて全体練習に参加しましたが、前日の練習で足を痛めた中山雄太選手(PECズヴォレ)は大事を取って室内での別メニューとなりました。
選手たちはランニングやボール回しなどで体を温めると、中国戦で先発したメンバーを含めたフィールドプレーヤーは二手に分かれてパスワークを確認。起点から前に運ぶことや左右の足の使い分けや長短でのテンポの変化に意識しながら、時間を割いて取り組みました。
その後、中国戦先発組はランニングを行って室内に移動しましたが、多くの選手が暫くの間ピッチサイドに留まってフィールドで練習を続けるチームメイトの動きを見守っていました。
また、GK陣は左右斜め前など角度の違うエリアからグラウンダーやライナーなど異なる球種のシュートブロックやロングキックなどに取り組み、その後は川島永嗣選手(RCストラスブール)とシュミット・ダニエル選手(シントトロイデンVV)は、フィールドプレーヤーとともに狭いエリアで攻守の素早い切替を意識しながら4対4+フリーマン1人の対人練習に加わりました。
ハーフウェイライン付近からのビルドアップの練習では、3人一組や2対1での組合わせでの組み立てで時間をかけずにシュートに持ち込む動きを繰り返し、さらに、30メートルほどのエリアにゴールを置いて4対4でフリーマン1人を加えてシュートゲームも実施。堂安律選手(PSVアイントホーフェン)や久保建英選手(RCDマジョルカ)らがタッチ数に変化を付けながら素早い切替しでゴールを狙っていました。
1時間半弱の全体練習後も、山根視来選手(川崎フロンターレ)はドリブルしながらフィールドを周回し、柴崎岳選手(CDレガネス)はミドルレンジからのシュートを繰り返すなどそれぞれで練習。最後までフィールドに残ったのは川島選手で、ランニングで入念に調整を続けていました。
次に対戦するサウジアラビアは6勝1分で勝点19を手にしてグループ首位に立っています。日本は10月上旬の高温多湿なアウェイで対戦して0-1で敗れた相手ですが、今回は雪辱を晴らして勝点差を1へ詰める機会です。現在、日本は5勝2敗の勝点15で自動突破圏内の2位につけています。
前回の対戦で先発した浅野拓磨選手(VfLボーフム)は、「自分たちがやっている環境と全く違うなかにポンと入って、みんなきつさを感じた。今回は全く違う環境になる」と指摘。「相手のサイドハーフががんがん前に出てくる。そういうところを常に意識することは攻撃陣として大事」と話して、再戦へイメージを膨らませていました。
チームは、30日(日)からは練習を非公開にしてサウジアラビア戦への準備を続けます。
選手コメント
DF 板倉滉 選手(シャルケ04/ドイツ)
この遠征に来た時に、まずは中国戦に集中しようと思っていましたし、勝たないと次がないと思っていたので、結果が出てよかったです。次のサウジアラビア戦は中国戦とはまた違う試合になります。個々の能力や速さ、強さも変わってきます。攻めている時のリスク管理は、中国戦でも後ろの選手がコミュニケーションを取ってできていましたが、相手のカウンターのスピードも変わってくると思うので、引き続き、攻撃している時こそ、後ろは集中力をもってカウンター一本でやらないようにしなければなりません。カウンターに対して一人が動くのではなくて、周りの選手のサポートに入ることや、その距離間も中国戦はだいぶよかったと思います。それをもう一段早くスピーディにやる必要があります。準備をして、自信を持ってプレーできればいいと思います。
MF/FW 浅野拓磨 選手(VfLボーフム/ドイツ)
中国戦では試合当日に体調不良になって、チームの輪を乱すことになったことは申し訳なかったですし、自分に悔しさを感じました。でもどうしようもなかったので、テレビの画面越しにチームの一員として全力で応援していました。(早い時間に)PKで先制して優位に進められる時間帯が続きました。得点を獲ることは大事ですし、得点不足は間違いないので、そこは向上していかないとならないですが、勝点3を獲るのに何が必要か、みんなが冷静に考えることが大事です。焦っている様子も見えなかったですし、自分たちのプレーを100%やっていくことができていたと思います。サウジアラビア戦では前の試合の分を含めて、いい試合をしてチームを勝利に導くようにしたい。前回は戦術以前に環境で難しさを感じていましたが、今回はホームで環境も天候も全く違います。前回と違う試合として、チームでイメージを合わせることが大事だと思います。
MF/FW 堂安律 選手(PSVアイントホーフェン/オランダ)
各選手が所属と代表でやっている戦術が違うので、時間がない中で絵をすり合わせるのは難しいですが、コミュニケーションを取りながらみんな工夫しています。完璧な試合運びで勝てれば理想ですがが、それが難しいのであれば、「勝てば良し」というのもありだと思いますし、最終予選では初戦からギリギリで勝ってきた試合が多いので、忍耐強さは身についていると思うので、そういう試合になれば勝点3は獲れると思います。4-3-3はビーレフェルトでもやっていました。自分はコンビネーションで仕掛けるタイプなので、インサイドハーフに近い選手がいてくれた方が、自分がサイドに張った時にアイデアがあるというのがあります。自分が出たら周りが生き生きしたり、FWの選手が背後を取れるようになったり、意識してやるものでもないですが、そういう風になればいいと思っています。
MF/FW 南野拓実 選手(リバプールFC/イングランド)
中国戦の勝利はチームとして非常に重要な勝点3だったと思うし、そこは良かったと思いますが、個人的にはチャンスもあったのでゴールやアシストの結果は出したかった。次の試合はボールを長く持ってプレーする時間がないと思いますし、相手も押し込む時間があると思う。そうなると、間で受けるよりも、もっと縦に速い動きが必要になると思うので、そういうところの意識は必要だと思っています。細かい立ち位置や守田選手や大迫選手との関係性など、近くでプレーしたり、自分がもっと前向きにボールを受けるところなど、もっと改善できるところがあると思っています。試合展開も変わると思いますが、いい準備をしたいと思っています。サウジアラビアはビルドアップからサッカーをしてくるチームなので、プレッシングの行き方が一つ重要になります。いい形で相手にプレッシャーをかけて、ショートカウンターなどをかけられるようになれば、前回よりも良い形でプレーできると思っています。
アジア最終予選(Road to Qatar)
2022年2月1日(火) 19:10 キックオフ(予定)vs サウジアラビア代表
会場:埼玉/埼玉スタジアム2002
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