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SAMURAI BLUE、最終予選サウジアラビア代表戦へ向けて非公開練習を実施
2022年01月31日
SAMURAI BLUE(日本代表)は1月30日(日)、FIFAワールドカップ2022カタールのアジア最終予選(Road to Qatar)第8戦となるグループB首位のサウジアラビア代表戦(2月1日、埼玉スタジアム2002)を2日後に控えて、千葉県内で大半を非公開にして練習を行いました。
午後遅めの時間に始まった練習には、前日の練習では別メニュー調整だった中山雄太選手(PECズヴォレ)も参加。選手たちはランニングやストレッチ、ボール回しなどで体をほぐし、開始から15分経過後は非公開に切り替えてサウジアラビア戦へ向けてプレーの確認を入念に行いました。
最終予選もサウジアラビア戦を含めて残り3戦。日本は1月27日の中国戦に2-0で勝利して勝点を15と伸ばし、予選自動突破となる2位につけています。今回対戦するサウジアラビアは27日のホームでのオマーン戦に1-0で勝利して6勝1分の勝点19で、日本に勝てば1位突破が決まる状況です。また、3位のオーストラリアも勝点1差で日本に迫っています。前回の顔合わせとなった昨年10月7日のアウェイ戦では、日本は後半にインターセプトから失点を喫して0-1で敗れましたが、その後は4連勝で勝点を落としていません。今回サウジアラビアに勝てば連勝を伸ばして勝点差1に迫ることができます。
選手たちは試合へ向けて高い意気込みを見せて、勝利へ向けてプレーのイメージを膨らませています。
前回の対戦をベンチで見ていた田中碧選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)は、「サウジアラビアは身体能力が高くスピードもあって技術もしっかりして、アジアの中でもすごく強い。攻撃のビルドアップの部分と守備でどうハメに行くかという部分がすごく重要になる」としています。
田中選手はサウジアラビア戦後の10月12日にホームのオーストラリア戦で最終予選に初出場。ゴールも決めて、その後4戦連続先発でチームの勝利に貢献しています。オリンピック代表でもチームをけん引した田中選手は、「まずは1対1で負けない、攻守において相手のキーになる選手たちになにもやらせないことが大事」と話しています。
原口元気選手(1.FCウニオン・ベルリン)は、「チームとしての方向性や戦う姿勢などすべてにおいて、あのときよりも良くなっている。それを表現するだけ」と話し、前回対戦後に連勝を続けて改善を見せてきたチームのプレーに自信を示しています。
2018FIFAワールドカップ最終予選やロシアでの本大会など厳しい戦いを経験してきた原口選手は、「今回は自分たちのホーム。相手どうこうより、自分たちがしっかりすべき」と落ち着いて地の利を生かして臨むべきと説いています。
また、中国戦では後半途中出場で左サイドからのクロスボールで、チームの追加点となった伊東純也選手のゴールをアシストした中山雄太選手(PECズヴォレ)も、サウジアラビア戦へ向けて「僕たちがアクションを起こしてディフェンスをかけてマイボールの時間が増える状況をつくれれば、相手の特長ややりたいことを消せる。頭の整理(をして)、攻撃のリズムの変化はしっかり意識していきたい」と話しています。
中山選手と同じ左サイドバックでプレーする長友佑都選手(FC東京)は、「競争が生まれているのは素晴らしい状況」と話し、競争相手の存在が自身の成長とチームの勝利につながると歓迎。チームの左サイドの活性化へ、「僕が打開できれば、チームがすごく厚みのある攻撃ができる」と話して、攻撃力アップへ強い意欲を示していました。
日本とサウジアラビアの通算対戦成績は日本の9勝1分5敗。FIFAランクでは日本の26位に対して、サウジアラビアは51位です。
チームは1月31日(月)に試合会場の埼玉スタジアムで公式練習に臨み、最終調整を行います。
選手コメント
DF 長友佑都 選手(FC東京)
左サイドでは、南野選手をより中でプレーさせることで大迫選手が孤立せず、中で組み立てて左サイドでつくってサイドチェンジして攻撃を仕掛けることもできています。ただ、もっと崩したい。僕が打開できればすごく厚みのある攻撃ができると思うので、僕自身がもっと躍動しないとだめだと思っています。自分に対する厳しいご意見もご批判も有難いと思っていて、そこに自分を成長させるチャンスが眠っていると感じています。日本代表を背負っている以上、ダメなプレーなら批判してもらって当然です。この状況を打開したときには2022倍で称賛してほしい。中山選手は、ずっとサイドバックをやっていたのではというぐらい落ち着いてやれています。競争が生まれているのは素晴らしい状況で、競争がなく成長が止まるのが一番危険。自分はチームとして勝ってワールドカップに行きたいので、中山選手がアシストした時にも純粋に喜べます。非常にいい関係だと思うので、自分はまだまだ成長できると思っています。
DF 中山雄太 選手(PECズヴォレ/オランダ)
中国戦のアシストは伊東選手が決めてくれたものですが、結果として残せたこと、それによってチームが1-0から2-0で少し楽にできたことは自分も良かったと思います。相手の守備の意識が低かったので、僕がいいボールを上げる時間がありました。最終予選でまだスタートから出られていないのは悔しいですが、自分に足りないものがあるからだと思うので、日々それを埋めて実現できるように取り組んでいます。ライバルどうこうよりも、自分がさらに成長すればそれがチームの総合力にもつながります。クラブでは3枚の真ん中ですが、サイドバックに生きる課題にも取り組めています。どのポジションでもサッカーですし、その状況下でどうするかがサッカーです。僕自身はいいことも悪いことも起こることすべてがつながっていると思っています。
MF/FW 田中碧 選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)
前回の対戦では自分はピッチに立てなかったですが、サウジアラビアは(相手のリーチが)伸びるところもあって、少しアフリカの選手のようなところもあります。チームとしてやろうとするところもはっきりしていてます。相手が高い位置に出てくる分、後ろが空くと思うので、奪ってからと奪い方はキーになると思っています。まずは1対1で負けないのが絶対ですし、攻守において相手のキーになる選手たちになにもやらせないのが大事です。局面で数的優位を作って時間を作るなどの工夫も必要になると思うので、距離感を意識してやりたい。自分が出たらもっとクオリティを示せるように、ゴールに近づくようなプレーやゴールを獲ることにもフォーカスしてやりたいです。ワールドカップは日本サッカーがこれから何十年と進化し続けるために常に出続けなくてはいけない舞台です。自分のところで途絶えさせてはならないと思っています。次の試合はすごく大事な一戦で、内容も求めていますが、より結果にフォーカスしてやらなければいけないと思います。
MF/FW 原口元気 選手(1.FCウニオン・ベルリン/ドイツ)
サウジアラビア戦は、今回は自分たちのホームなので、相手どうこうよりも自分たちがしっかりすべきです。前回負けてからずっと勝ち続けていて、チームとしての方向性や戦う姿勢などすべてにおいて、あのときよりも良くなっていると思っているので、それを表現するだけです。ホームで勢いもあると思うので、よりアグレッシブにいきたい。前回は前半特に相手の勢いに受け身になるシーンもありましたが、自分たちの時間帯を増やして受け身にならず、相手のパス回しにうまくプレッシャーをかけて、自分たちが主導権を握りたい。自分たちがボールを持ったときに簡単に失わないようにすることが大事で、獲ってすぐにカウンターに行かない時にうまくボール回すことが一番大事になると思っています。僕は選手としてピッチに立ってチームを助けたい。それができていない現状は悔しいですが、必ず自分の力が必要なときがくると信じて、常にポジティブにやっていくだけです。チームが勝ってワールドカップに行くことが大事です。行かないと先はないので、ワールドカップに行けるような活躍ができればいいと思っています。
アジア最終予選(Road to Qatar)
2022年2月1日(火) 19:10 キックオフ(予定)vs サウジアラビア代表
会場:埼玉/埼玉スタジアム2002
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