日本サッカー協会（JFA）では、小学校の新学習指導要領に沿った体育授業実施をサポートする研修会を「小学校体育サポート研修会」と呼び、2014年から開催しています。

スポーツの楽しさに出合い、生涯にわたってスポーツやサッカーに親しみ続ける人を増やしていきたいとJFAは考えています。学校体育は、その入口ともなる非常に大事な場です。「小学校体育授業サポート研修会」は、特に体育や運動の苦手な先生に受けていただきたい研修会です。外部コーチによるサッカーの授業ではなく、教育の専門職である教員自身によるサッカー（ボール運動及びゴール型）の授業実践にJFAは大きな期待を持っています。「体育の授業でやったスポーツが楽しかった」と子どもたちが実感できるよう、まず先生方ご自身に、サッカーの楽しさについて「これならできる」と研修会で手ごたえを感じていただいています。

今回は、2月に各地で開催された「小学校体育サポート研修会」について、各学校等からいただいた写真・コメントをご紹介します。

2月11日(土・祝)　新上五島町立北魚目小学校・新上五島町立有川小学校（長崎県） 17名受講

受講者コメント

川上登 さん（新上五島町立北魚目小学校）
育てたい児童の姿から逆算して何のトレーニングを行うのか、体育に限らず、全ての強化につながるものだと感じました。ウォーミングアップで楽しく交流し、協力しながらゲームを行うのが、すぐにでも授業で使えると思います。

野村侑希奈 さん（新上五島町立有川小学校）
運動に苦手な印象を持っていましたが、好き（得意）でも苦手でも楽しめる内容で、参加しやすかったです。上五島まで来ていただき、ありがとうございました。大変楽しかったです。

2月21日(火)　富里市教育研究会 体力向上研究部研修会（千葉県） 12名受講

受講いただいた小学校等（順不同）
・富里市立日吉台小学校 ・富里市立根木名小学校 ・富里市立富里小学校
・富里市立富里南小学校 ・富里市立富里第一小学校 ・富里市立浩養小学校
・富里市立七栄小学校 ・富里市立富里中学校

受講者コメント

木川和真 さん（富里市立浩養小学校）
講師が現役の教員の方というのは、すごく良いと思います。他の研修では「でも、現場では･･･」と思うことも多いので。話がすごくわかりやすく、講師の方の「こんなときないですか？」に対して共感できる部分がたくさんあり、勉強になりました。

香取礼季 さん（富里市立富里南小学校）
他の先生たちと仲良く取り組むことができました。講師の方が同じ教員だったので、子ども視点で考えてくれていて、すぐに指導で実践できそうです。特に全員を動かすという観点での授業づくりが勉強になりました。ぜひ自分の小学校でも研修会をお願いしたいです。

2月22日(水)　小清水町立小清水小学校（北海道） 25名受講

受講者コメント

遠藤恭代 さん
参加者が楽しく学べるように様々な工夫のあるプログラムで、サッカーだけではなく、体育指導全般に役立つ内容でした。時間を区切り、わかりやすい説明で、サッカーが不得意な人でも楽しく学べていたと思います。
職員がほぼ全員、自主的に参加して、みんなで仲良く研修する姿を見られて、とてもうれしかったです（今までそのようなことがあまりなかったので）。

坂田詩奈 さん
子どもを待たせない、自ら動く、運動量をかせぐ、たくさんの技がちりばめられていて、勉強になりました。
講師の方が小学校の教員という立場で、どう授業に生かせるか、子どもを動かし、考えさせ、楽しませる術を惜しみなく、教えていただきました。自分も参加して楽しめました。

加藤佳苗 さん
授業の参考になることを様々散りばめて話してくれました。とても聞きやすく、ためになりました。
実力差がある人同士も楽しく参加できる工夫が印象に残りました。5年生の走り高跳びで、レベルに合わせた場の設定を工夫してみたところ、とてもうまくいきました。子どもたちも楽しそうでした。

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JFAでは小学校や小学校教員を対象とした研修会・研究会に「小学校体育サポート研修会」の講師を派遣しています。2023年度の実施校募集も開始しました。実施希望は随時受け付けていますので、詳しくは以下をご覧ください。

※小学校体育サポート研修会
https://www.jfa.jp/coach/physical_training
_club_activity/dispatch_instructor.html

※「新・サッカー指導の教科書」
https://www.toyokan.co.jp/products/3651

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