JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > SAMURAI BLUE、6月キリンチャレンジカップ2連戦へ活動開始

ニュース

SAMURAI BLUE、6月キリンチャレンジカップ2連戦へ活動開始

2023年06月13日

SAMURAI BLUE、6月キリンチャレンジカップ2連戦へ活動開始

SAMURAI BLUE(日本代表)は6月12日(月)、キリンチャレンジカップ2023で対戦するエルサルバドル代表とペルー代表との2連戦へ向けて千葉市内で練習を開始しました。エルサルバドル代表とは15日(木)に愛知県の豊田スタジアム、ペルー代表とは20日(火)に大阪のパナソニック スタジアム 吹田で対戦します。

梅雨空の下、断続的に雨が降るなかで夕方から始まった練習には三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)や古橋亨梧選手(セルティック)ら招集メンバー26人が集合。久保建英選手(レアル・ソシエダ)や鎌田大地選手(アイントラハト・フランクフルト)らが先頭に立ってランニングで練習を開始しました。

ストレッチやアジリティトレーニング、ボール回しで体をほぐし、二人一組での長い距離のパス交換を実施。さらに、狭いエリアで4対4にフリーマン1人とそれぞれの最後尾に一人をつけた対人練習を行い、フリーマン役を変えながらパススピードや切り替えを意識して取り組みました。

その後は、ハーフコートでビルドアップからクロスボールに合わせる攻撃に時間を割いて、攻撃陣はゴール前で相手DF役を務めた齊藤俊秀コーチと前田遼一コーチをかわしてゴールを狙う動きを繰り返しました。

全体練習の最後には、ハーフコートより狭いエリアでポジションごとに組んだユニットの組み合わせを変えながら、6対6にフリーマン2人のセットでゲーム形式を実施。約1時間半の練習でしっかり汗を流しました。

その後、何人かは個人練習を実施。上田綺世選手(セルクル・ブルージュKSV)は伊東純也選手(スタッド・ランス)や菅原由勢選手(AZアルクマール)らのクロスボールに合わせるシュート練習に取り組み、昨年9月のドイツ遠征以来の復帰となった旗手怜央選手(セルティック)は谷口彰悟選手(アルラヤンSC)や三笘選手とパス交換。瀬古歩夢選手(グラスホッパ―CZ)は伊藤洋輝選手(VfBシュツットガルト)や前田大然選手(セルティック)らとジョギングを行い、板倉滉選手(ボルシアMG)は齊藤コーチとロングキックの感触を確かめるなど、それぞれが思い思いに体を動かしていました。

なお、初招集の川﨑颯太選手(京都サンガF.C.)は前日の試合で足を痛めた影響でこの日は室内で別調整。また、同じく代表初参加の川村拓夢選手(サンフレッチェ広島)と森下龍矢選手(名古屋グランパス)はGK大迫敬介選手(サンフレッチェ広島)とともに、前日の試合にフル出場したことを考慮して、アジリティのトレーニングの後はジョギングやストレッチなど軽めの内容で体を動かして、早めにピッチを引き上げました。

この日の練習には雨にもかかわらず、JFAパスポートで応募した1050人のファンが見学に訪れて選手たちの動きに熱い視線を送りました。選手たちがランニングで見学エリアの前を通ると、お気に入りの選手の名前を呼んで激励。ゲーム形式でシュートが決まったときなどには大きな歓声が起きていました。

FIFAワールドカップカタール2022後に初の海外挑戦でカタールへ渡った谷口選手は、「自分自身、どういうところが成長しているのかを確かめられる試合になるかと思う。アグレッシブにいきたい。今回、最年長だが若い選手からどんどん吸収して、まだまだギラギラした姿でやっていきたい」と意気込んでいます。

また、今回約9ヶ月ぶりに代表参加となった古橋選手は、先月下旬に終了した今季のスコットランドリーグでの活躍で27ゴールを挙げて得点王になりMVPも獲得。好調を維持しての代表活動で、「代表チームはうまい選手がたくさんいて本当に楽しい。自分らしく、求められることを理解してピッチで表現したい。まず2試合に勝てるように、しっかりいい準備をしてゴールで結果を出したい」と話していました。

チームは13日(火)には非公開で練習を行い、初戦のエルサルバドル戦へ備えます。

選手コメント

GK 中村航輔 選手(ポルティモネンセ/ポルトガル)
この一年は、自分の中では多少の変化はありますが、大きな部分で変わってはないと思っています。ただ、自分がやってきたことは間違っていなかったと思いたい。どんなときも力を発揮できるように準備はしてきたつもりです。ワールドカップの舞台では代表チームが輝きました。同じ日本国民、同じ選手としてとてもうれしかったですし、そういうグループの一員に入れたことは嬉しかったです。次のワールドカップへは、長い期間代表活動をして(ポジションを)つかみとっていくものだと思うので、目の前のことに集中したいと思っています。まずはチームとして勝利を目指す。その上で自分自身のパフォーマンスでチームに貢献できればと思っています。ここに招集されている選手はみんなトップ(レベル)。それぞれの良さがあるので、それをサポートしていければなと思います。

DF 谷口彰悟 選手(アルラヤンSC/カタール)
久々に呼んでもらって、代表はいつ呼ばれてもすごく誇り高い仕事だと改めて感じさせてもらいました。このエンブレムをつけてプレーする以上、代表としてしっかりとプレーしたいですし、前回勝っていないので、今回チームとしての積み上げも結果を出すところにもこだわってやっていかないといけないと思っています。メンバーも多少変わっていますが、DFは約束事やセオリーを共有しないと守れないので、どう守るのかコミュニケーションが大事になります。チームとして合わせていけるところはたくさんあると思うので、そこは意識してコミュニケーションをとってやりたいと思います。(サイドバックが中に入る戦い方も)一つのオプションで、そのやり方にとらわれ過ぎて自分たちの特長が生きないのが一番やってはいけないことだと思うので、ゲーム中の状況判断だと思います。

DF 伊藤洋輝 選手(VfBシュツットガルト/ドイツ)
ワールドカップで悔しい思いをした分、試合への準備というところは個人的に変わったと思いますし、(所属クラブの)監督が3枚を使うようになって、より攻撃的なプレーも監督が求めてくれたので、そこはやりやすさもありました。最終的に残留という目標を達成できてよかったです。残留争いは、なければない方がいいですし、上に行きたい気持ちもありますが、なかなかできる経験でもないと思います。厳しい戦いでしたが、経験してよかったです。(オフを挟んでの代表活動で)今日は結構しんどかったですが、一週間ちょっとですが、そこでどれだけチーム力を高めていけるかです。次のワールドカップへ向けてまた新たにスタートしていると思うので、選手層をより厚くするためやチーム力を上げるというところもチームでミーティングもしているので、選手個々が成長とチーム力を高めることを意識してやっていければいいと思います。

MF/FW 浅野拓磨 選手(VfLボーフム/ドイツ)
(所属チームの1部残留で)終わり方がよかったので、気持ちよく日本に帰れました。客観的に、数字という結果では満足できるものはないですし、この代表でも自分がみんなより劣っているのは理解していますが、90分、1年を通してのパフォーマンスは、試合を重ねるごとに自信がついているのも事実です。ワールドカップの経験も自分の中では大きかったと思っています。自分を警戒している相手も今季増えました。周りからも自分でも「やれるな」という感覚は大きくなっているかもしれません。毎回代表に来るたびにレベルが上がっていて、個人個人が上がっていると感じます。日本が強くなる環境がいい意味で変わっていると思います。結果や調子のいい選手が選ばれるのが代表だと思うので、自分が100%でやっていくしかないですし、自分だけに集中しています。前回は2試合とも勝てなくてチームとしてパッとしない結果になりましたが、今回は求められていることもあるなかで、一人一人が勝ちにこだわって絶対に勝ちにいく。そういう気持ちで僕自身もやりたいですし、チームとしてもやれたら、前回とは違う結果になるのではと思います。

MF/FW 古橋亨梧 選手(セルティック/スコットランド)
自分にフォーカスして、自分がやれることをやり続けていたら呼んでもらえると思ってたので、呼んでもらえたときのことを意識して、自分らしくゴールという形で表現できたらと思って頑張ってきました。地道に1試合ずつ、1ゴールずつ、チームが勝つためにプレーして、決めきる力というところを努力して増やしてという感じでした。チームメートや監督、スタッフのおかげで僕はゴールを決められたので本当に周りに感謝したいですし、報われてよかったと思いますが、チームが3冠を取ることができたので、そこが一番幸せです。代表チームではいい選手がたくさんいるので、コミュニケーションをとって合わせて、みんなの良いところや自分の良いところをピッチで出せるように話していきたい。誰が出ても点が取れると思うので、練習で競争して、少しでもピッチに長く立てるように頑張りたい。自分らしく、求められることを理解してピッチで表現できたらと思ってます。

MF/FW 相馬勇紀 選手(カーザ・ピアAC/ポルトガル)
ワールドカップはチームで戦っていましたが、自分はピッチで貢献できなかったと思っていたので、その悔しさを持ちながらポルトガルで取り組んできました。海外の選手と対戦すると、足が出てくるタイミングや長さがJリーグとは結構違いますが、それを普段からスタンダードにしてプレーして、成長を実感しながらプレーできています。ここから次のワールドカップへ、ここからもっと競争が激しくなると思うので、そこは頑張って(ポジションを)掴みにいきたいと思っています。森保監督の「素早い攻撃」というところは自分が成長できたところが合致すると思うので、そこで得点に絡むプレーなど、まずチームのために戦うプレーをして、この2試合で勝利をきっちりと届けられたらと思っています。

MF/FW 旗手怜央 選手(セルティック/スコットランド)
前回の招集の時には悔しい思いをしているので、こうやってまた選ばれたのはうれしいですし、頑張ろうと思います。自分が所属チームで日頃やっていることを出したいと思います。タイトルもとらせていただいて、チャンピオンズリーグも経験して、経験値としても高くなったと思いますし、個人としてもプレーの幅は広がったと思います。今季は数字を求めていたので、そこは昨年より明らかに出ているかと思いますし、ペナルティエリア付近でのプレーや攻守の守備でも自分にタスクを与えてやっていました。まだまだですが、良くなっているのかと思いますし、そういうところを評価してまた選んでもらえたのかなと思っています。使ってもらえるのなら、僕の中で状況を理解して落とし込みたいですし、与えられたことをしっかりやりたいと思います。自チームで攻撃のポジションでやっているので、そこで勝負したいというのがありますが、監督が決めたことに対して自分のプレーをしっかり出せればいいと思います。

MF/FW 久保建英 選手(レアル・ソシエダ/スペイン)
(今季9得点でチャンピオンズリーグ出場権も獲得して)良かったと思います。得点パターンが増えたことで相手も警戒するようになって、それが自分の得点になったかと思います。バルサやレアルとも勝てる相手だと思ってやっているので、そこは(以前とは)少し変わったかもしれません。(代表メンバーでも)今季は結果を出している前の選手がたくさんいるので、その人たちが中心になって質を上げてボールを持てれば(攻撃に)行きやすいと思います。9月にも代表戦があるので、自分たちがボールを持つ時間を保持していきたいです。自分はコンディションが良いので、出ればやれる自信はあります。前回3月と違って、2試合とも出れる準備をしています。日本の人も期待していると思いますし、それに応えられる活躍ができればいいと思います。

MF/FW 川﨑颯太 選手(京都サンガF.C.)
代表はテレビの前で見ていたり憧れていた選手たちばかりで、練習前の準備やルーティーンや食事の摂り方など、いろいろ盗めるものがあると思うので、アンテナをずっと立てていきたいなと思っています。自分の良さは予測した守備や相手の懐まで入り込める守備だと思っているので、そういうところは南米の選手相手にも、欧州で活躍している日本の選手にも、出し切りたい。それでやられたとしても、それはそれで大きな収穫ですし、さらに自分が伸びる力になると思うので。自分の良さを出し切ることが自分に最も必要なことだと思っています。パリオリンピックの自分たちの世代はフル代表を目指して日々努力していて、その中で自分が選ばれた意味があると思います。それを自分の中だけで終わらせないで、吸収したことをサンガに持ち帰ったりパリ世代に持ち帰ったりすることも求められていると思います。自分のできることを最大限やって、成長につなげていきたいです。

2023年6月15日(木) 19:10 キックオフ(予定) vs エルサルバドル代表
会場:愛知/豊田スタジアム
大会情報はこちら

2023年6月20日(火) 18:55 キックオフ(予定) vs ペルー代表
会場:大阪/パナソニック スタジアム 吹田
大会情報はこちら

JFA OFFICIAL
TOP PARTNER
JFA OFFICIAL
SUPPLIER
JFA MAJOR PARTNER
JFA NATIONAL TEAM PARTNER
アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー