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【ホットピ!~HotTopic~】8大会連続8度目のFIFAワールドカップ出場へ~FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)

2025年03月13日

【ホットピ!~HotTopic~】8大会連続8度目のFIFAワールドカップ出場へ~FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)

FIFAワールドカップ26出場決定の瞬間が、いよいよ近づいてきました。アジア最終予選(3次予選)に挑んでいるSAMURAI BLUE(日本代表)は、ここまで6試合を戦い、5勝1分けの勝ち点16でグループCの首位を快走しています。3月20日に行われるバーレーンとの一戦に勝利すれば、ワールドカップ出場権獲得となる2位以内が確定します。3月のホームゲーム2連戦を前に、ここまでの戦いを振り返ります。

2試合で12得点、3大会ぶりの連勝スタート

グループCは、日本、オーストラリア、サウジアラビア、バーレーン、中国、インドネシアで構成されています。日本は昨年の9月5日に行われたマッチデー1で、中国とのホームゲームに臨みました。過去2大会の最終予選初戦では黒星を喫していますが、今回は華々しいゴールラッシュを見せました。先制点は12分、久保建英選手のCKを遠藤航選手が頭で合わせました。3-4-2-1の布陣でコンビネーションを発揮する日本は、その後も中国を圧倒します。前半アディショナルタイムに三笘薫選手がヘディングシュートを決めると、後半に5点を追加。アジア最終予選では最多となる7得点を記録し、幸先の良いスタートを切りました。

アジア最終予選での快進撃は、キャプテンの遠藤選手のゴールから始まった

日本はその5日後の9月10日(現地時間)、アウェイでバーレーンと対峙。前半は相手のロングボールに苦しむ場面もありましたが、37分に上田綺世選手のPKで先制します。後半は交代出場の伊東純也選手や中村敬斗選手、小川航基選手が得点に関わり、中盤でチームをコントロールする守田英正選手が2得点。5-0の大差で終了のホイッスルを聞き、グループCで唯一の連勝スタートとなりました。

鬼門で勝利もホームで引き分け

10月10日(現地時間)のマッチデー3は、サウジアラビアとのアウェイゲーム。開催地のジッダでは過去3度戦い、全て0-1で敗れています。日本にとっては鬼門ともいえる場所ですが、チームはそんなデータも吹き飛ばすたくましさを見せました。直近の試合とは異なる布陣を採用したサウジアラビアに対し、日本はビルドアップの中心となる守田選手が立ち位置を変えるなどして対応します。スコアが動いたのは14分。ピッチを広く使って相手を揺さぶり、鎌田大地選手が先制点を決めました。1点のリードで迎えた後半は、自陣での攻防が増えます。それでもチームに慌てるところはありませんでした。81分には伊東選手のCKから、ゾーンディフェンスの間で跳躍した小川選手が得意のヘディングシュートで追加点を挙げると、試合はこのまま2-0で終了。アウェイで強豪のサウジアラビアを下し、オーストラリアとのホームゲームにつなげました。

鬼門だったサウジアラビアのジッダで初勝利

オーストラリアは9月の2試合を未勝利で終え、マッチデー3を前に監督が交代。そのマッチデー3で中国に勝利し、日本戦では中国戦から先発選手を多く入れ替えてきました。対する日本は、キャプテンの遠藤選手が体調不良で欠場し、田中碧選手が最終予選で初めて先発出場しました。立ち上がりからボールを保持する日本は、久保選手や三笘選手らがサイドから仕掛けていきます。しかし、スコアレスで迎えた58分、オウンゴールで先制を許します。追いかける展開となり、森保一監督は攻撃的な選手をピッチに送ります。すると76分、途中出場の中村選手が左サイドからドリブルでペナルティーエリア内深くまで進入し、速いクロスで相手のオウンゴールを誘いました。その後も日本は攻め続け、ボール支配率62.5%、シュート数でも10対1と圧倒しますが、追加点は奪えず、勝ち点1の積み上げに終わりました。

ホームのオーストラリア戦では相手を圧倒しながらも1-1の引き分けに終わった

アウェイで連勝、本大会出場に王手

翌11月はインドネシア、中国とのアウェイ連戦。ここまで4試合連続で3バックを統率してきた谷口彰悟選手、同じく全試合でワントップを務めてきた上田選手が、負傷により招集外となりました。前半が雨中の戦いとなったインドネシア戦は、序盤にピンチを迎えます。しかし、GK鈴木彩艶選手の好守で失点を防ぐと、35分にオウンゴールで先制します。さらに40分、三笘選手のパスから南野拓実選手がゴールネットを揺らしました。これで南野選手は国際Aマッチ通算24得点となり、日本歴代10位タイとなりました。後半開始早々には、相手GKのミスを見逃さず守田選手が追加点。さらに最終予選初出場の菅原由勢選手が4点目を奪い、6万人強の観衆が詰めかけたアウェイで、勝ち点3をつかみ取りました。

続く中国戦も完全アウェイとなりました。相手の好プレーに大歓声が上がる中で、2試合連続先発出場となった小川選手が39分に先制のヘディングシュートを突き刺します。前半終了間際には、板倉滉選手が追加点。いずれもCKからの得点でした。後半開始直後に1点差に詰め寄られますが、54分に伊東選手のクロスから小川選手が得点。その後は選手を交代しながらインテンシティーを高く保ち、3-1のまま試合を終えました。

日本は4試合を残して2位のオーストラリアに勝ち点9差、3位以下の4チームに勝ち点10差をつけています。次節のバーレーン戦に勝利すれば、残り3試合で3位以下と勝ち点10差となり、自力での最終予選突破が決定します。ここまでの6試合は、けがなどで招集できない選手がいる中でも、戦力の不足を感じさせない戦いを披露しています。どのポジションも複数の選手が競い、それがチーム全体のレベルを押し上げています。誰がピッチに立っても、どのような組み合わせでも、日本は攻守ともに高いクオリティーを見せることができます。最終予選の残り4試合でも、観る者の心が沸き上がり、思わず前のめりになる熱い試合が見られるはずです。8大会連続8度目のワールドカップ出場に向けて、共に戦いましょう。

昨年11月のアウェイ2連戦で連勝し、FIFAワールドカップ26出場に王手をかけた(写真はバーレーン戦)

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