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SAMURAI BLUE、地元クラブと練習試合で調整~AFCアジアカップUAE2019(1/5~2/1)~
2019年01月06日
SAMURAI BLUE(日本代表)は1月5日(土)、AFCアジアカップ2019UAEの初戦のトルクメニスタン戦を4日後に控えて、アブダビで地元クラブのアルワフダとの練習試合を含めて調整を行いました。
快晴の空の下、午後の日差しの強さを感じる中で始まった練習は冒頭15分のみが報道陣に公開され、MF堂安律選手(FCフローニンゲン)やDF槙野智章選手(浦和レッズ)らがショートダッシュなどを繰り返し、5対5の対人練習では緩急を付けながら連続した動きを意識してボールを追い、身体をほぐしました。
練習試合は非公開で行われ、35分ハーフ2本を実施。日本代表がMF南野拓実選手(サルツブルク)の2ゴールとMF原口元気選手(ハノーファー96)のゴールで3-0の勝利を収めました。
しかし、DF吉田麻也選手(サウサンプトン)、FW武藤嘉紀選手(ニューカッスル・ユナイテッド)は直近まで続いた所属クラブでの試合の疲労を考慮して、前日に引き続いてホテルで静養し、発熱で日本出発が遅れたMF遠藤航選手(シントトロイデンVV)もホテルで別調整。FW大迫勇也選手(ベルダー・ブレーメン)はグラウンドに姿を見せたものの、別メニューで体を動かしました。
また、MF中島翔哉選手(ポルティモネンセンSC)とMF守田英正選手(川崎フロンターレ)は負傷のためチームを離れることになりました。中島選手は所属クラブでの直近の試合で痛めた右下腿の怪我で、守田選手は右大腿裏の怪我によるものです。
2人の代わりにMF乾貴士選手(レアル・ベティス)とDF塩谷司選手(アルアイン)が追加招集となりました。乾選手は昨年夏の2018 FIFAワールドカップ以来、塩谷選手は2015年10月以来の代表復帰で、2選手とも6日(日)の練習からチームに合流する予定です。
怪我による離脱や静養中の選手がいて、選手起用に制約のある中での練習試合となりましたが、森保一監督は「不測の事態や想定外が起こった時にどう対処して試合に臨むか。チームとしてそういう準備ができたのはよかった。アジアカップへ向けて、良い練習ができた」と話して、前向きにとらえています。
DF長友佑都選手(ガラタサライ)も、「日の丸を背負ってプレーする以上、どこのポジションでも100%の力を出すことを心がけなくてはいけないし、うまく行かない時でも助け合えるメンバーが揃っている」と指摘。周囲の懸念を一蹴しました。
また、2得点を挙げた南野選手は、コンビネーションプレーを積極的に試したと話し、「いい場面がいくつかあった。ゴールという形でチームに貢献できたのはよかった」と話しています。
大会はこの日の夜、アブダビで行われた開幕戦でスタート。日本代表監督も務めたアルベルト・ザッケローニ監督が率いるUAEがバーレーンと1-1で引き分けました。
グループFの日本は1月9日(水)にトルクメニスタン、13日(日)にオマーンとアブダビで、17日(木)にアルアインでウズベキスタンと対戦します。
初戦まで3日ですが、森保監督は「さらにコンディションを上げていくこと、攻守のコンセプトの確認をしっかりやっていきたい」と話しています。
アジアカップは今大会から出場枠がこれまでの16チームから24チームに増え、6グループに分かれてグループステージを実施。各グループ上位2チームと3位チームの中から上位4チームがノックアウトステージへ進出。ラウンド16、準々決勝、準決勝を経て、決勝は2月1日にアブダビにて開催されます。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
自分たちがやるべきことをフルピッチの中でできたので、アジアカップに向けて良い練習ができました。今日のゲームの中で時間が経つにつれて戦術的な確認を攻撃と守備で全体的に共有できていたと思いますし、質が上がってきたと思います。ポジションを移してもらった選手がいたのは事実です。プランや想定通りに試合が進んで日程を消化できればいいですが、想定外のことが起こった時に、みんなで「それも当たり前」と思って乗り越えて行った先に大きな成果があると考えながらやっていく。そのためには、選手にも1つのポジションだけでなく、違うポジションをやることもあり得ます。チーム全体としてひとつのメッセージになったかと思います。今回追加招集した乾選手はワールドカップで一緒にやっていますし、塩谷選手は広島時代に見て来ているので、このチームにマッチすると考えました。代表に来たいとずっと思っていてくれたと思うので、その思いをプラスアルファのパワーに換えてチームに注いでもらえたらと思っています。
DF #5 長友佑都 選手(ガラタサライSK)
練習試合では良い部分も悪い部分も出たと思います。特に守備よりも攻撃の部分でコミュニケーションの部分で連動の部分を高めて、もっと精度を含めて上げていかなければなりません。アジアカップはそんなに甘くないので。でも、若い選手たちにはチームのことだけでなく、個人がこの大会でステップアップするというギラギラ感を持ってやってほしい。これは不可能を可能にしてくれる大会で、ロケットのような速さでステップアップさせてくれます。何が起こるか分からないという部分を含めて、若手にはそのぐらいの意気込みで臨んでほしいですね。
DF #16 冨安健洋 選手(シントトロイデンVV)
暑さも疲労もあって、みんなまだトップコンディションではない状況での試合でしたが、3-0で勝ったのは良かったと思います。イージーなミスや連係が合っていない場面も結構ありました。ミス1つが失点につながるので、ミスをなくすように、練習からみんなで声を掛け合ってやっていきたいと思います。怪我人が出てメンバーも入れ替わっていますが、アクシデントとしてあることです。そういうことに影響されずにチーム1つになって、外れてしまった選手たちの分までやらなくてはいけないと思っています。
MF #8 原口元気 選手(ハノーファー96)
うまく行ったというより、課題でまだまだです。個人的なパフォーマンスでもそうですが、チームとしてどう攻めるのかというところで、合っていない場面がまだありました。守備はある程度切り替えも規律も良くできていますが、相手に引かれてスペースがなかなかなくて、攻めにくい時間帯が続く中で、どこで(ボールを)いれるのかが課題になってくると思います。今日、試合をやれてよかったと思います。
スケジュール
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槙野智章 選手(浦和レッズ) インタビュー
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冨安健洋 選手(シントトロイデンVV/ベルギー) インタビュー
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堂安律 選手(FCフローニンゲン/オランダ) インタビュー
AFCアジアカップUAE2019
大会期間:2019/1/5(土)~2019/2/1(金)
グループステージ:
2019/1/9(水) 20:00キックオフ(日本時間)
vs トルクメニスタン代表
2019/1/13(日) 22:30キックオフ(日本時間)
vs オマーン代表
2019/1/17(木) 22:30キックオフ(日本時間)
vs ウズベキスタン代表
地上波放送:テレビ朝日系列にて生中継 予定
BS放送:NHKBS1にて生中継 予定
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