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SAMURAI BLUE、ブルガリアに大勝で決勝進出 ~キリンカップサッカー2016~
2016年06月04日
SAMURAI BLUE(日本代表)は6月3日(金)、愛知県豊田スタジアムで行われたキリンカップサッカー2016初戦でブルガリアに7-2で大勝し、7日(火)の決勝(大阪/市立吹田スタジアム)に進出しました。
FW岡崎慎司選手(レスター・シティー)が早々に先制点を決め、MF香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)とDF吉田麻也選手(サウサンプトン)がそれぞれ2ゴールを挙げるなどの活躍で、日本はブルガリアからの初勝利で未勝利試合記録を5で止めました。
ケガの影響でFW本田圭佑選手(ACミラン)の出場は見送られましたが、右アウトサイドにFW小林悠選手(川崎フロンターレ)、左アウトサイドにMF清武弘嗣選手(ハノーファー96)を置く布陣で臨み、トップ下の香川選手、ボランチのMF柏木陽介選手(浦和レッズ)とMF長谷部誠選手(アイントラハト・フランクフルト)らと、少ないタッチ数でテンポの速いパスワークを展開します。
先制点は4分でした。柏木選手からのパスに岡崎選手がオフサイドぎりぎりのタイミングで相手守備陣の裏へ抜け出して、ヘディングで決めました。
欧州選手権予選敗退後、2018 FIFAワールドカップ予選へ準備を進めるブルガリアはFWディミタル・ランゲロフ選手とMFイベリン・ポポフ選手を前線に置き、22分にランゲロフ選手がゴールで右クロスに頭で合わせる決定的な場面を作ります。しかし、1年ぶりに復帰したGK川島永嗣選手(ダンディー・ユナイテッド)が左手一本でこれを阻止。30分にもFKの流れからシュートを狙われましたが、DF酒井宏樹選手(ハノーファー96)がクリアしました。
日本は27分に柏木選手が左サイドへ大きくパスを振り、DF長友佑都選手のクロスにファーサイドで香川選手が頭で合わせて2-0にし、主導権を握ります。
この試合で代表戦80試合目の香川選手は、この8分後の27分にも鮮やかなゴールを披露します。小林選手の右からのグラウンダーのクロスを清武選手がスルー。これをゴール前で受けた香川選手は右足でトラップして反転し、鮮やかに相手DFを交わすと、左足でゴールネットを揺らしました。
さらにこの3分後には右CKの流れから長谷部選手のクロスをDF森重真人選手(FC東京)が頭で落とし、中央に走り込んだ吉田選手がヘディングで押し込んで4-0にしました。
前半終了間際に相手選手との接触プレーの際に腰を打った香川選手がFW宇佐美貴史選手と交代しましたが、日本の攻撃は衰えません。
後半も53分に酒井選手の右クロスに再びゴール前に顔を出した吉田選手が右足で合わせ、その3分後には酒井選手のクロスを逆サイドで受けた宇佐美選手が狙いすましたシュートで6-0とし、相手を突き放します。
ブルガリアは後半、選手交代を繰り返して反撃の糸口を探し、59分にMFミハイル・アレクサンドロフ選手のゴールで1点を返します。さらに82分にも縦パスを受けたMFイパオロ・チョチェフ選手が決めて6-2にします。
しかし、日本はFW浅野拓磨選手(サンフレッチェ広島)、MF原口元気選手(ヘルタ・ベルリン)、MF遠藤航選手(浦和レッズ)らをベンチから次々と送り込んで攻撃を続け、87分にはペナルティエリアに切り込んだ浅野選手が相手に倒されてPKを得ます。これを代表4戦目の浅野選手が相手GKの逆を突く冷静なキックで決めて、代表戦初得点をマークしました。
日本はこの直後、ペナルティエリアで原口選手が相手を倒してPKを与えてしまいましたが、途中出場のMFゲオルギ・ミラノフ選手のキックを川島選手が左に飛んでセーブ。日本は7-2で試合を終えました。7点以上の得点での白星は5年前のワールドカップ予選でのタジキスタン戦(8-0)以来です。
日本は決勝でボスニア・ヘルツェゴビナと対戦します。
ボスニア・ヘルツェゴビナはこの日、デンマークと対戦。0-2ビハインドからFWミラン・ジュリッチ選手の2得点で、後半途中に退場者を出したデンマークに追いつき、PK戦を4-3で制しました。ブルガリアとデンマークは7日の3位決定戦へ進みます。
監督・選手コメント
ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
素晴らしい試合でした。特に攻撃ではかなり高いレベルのプレーができました。少ないタッチの速いプレーでゴールを仕留めるところも素晴らしかった。本田選手がいない場合でも代わりのプレーできることが分かりました。交代選手たちも良くやってくれました。ただ、2失点はがっかりで、気を緩めてしまったのか厳しさを失ってしまいました。全体的にはチームは順調に歩みを進めているので、最終予選へ良い準備ができるでしょう。
MF 香川真司 選手(ボルシア・ドルトムント)
長友選手からドンピシャのタイミングで素晴らしいボールが来ました。チームとして大事な試合だったので、結果を出せてよかったです。点を獲った後の相手との接触で腰を痛めましたが、次の試合は多分大丈夫だと思います。
FW 岡崎慎司 選手(レスター・シティー)
(先制点は)柏木選手がボールを受けた瞬間に「狙えるかな」と思ったら本当にいいボールが来ました。オフサイドぎりぎりの良いタイミングだったと思います。ダイレクトパスが多く入った時にチャンスが作れていましたし、3点目もいろいろな選手が絡んでゴールにつながったのがよかったと思います。ただ、1-0でリードしている時に僕らが球際に行けなくてチャンスを作られました。無くせる場面だと思うので極力注意したいです。
GK 川島永嗣 選手(ダンディー・ユナイテッド)
ここまで多くの人たちに支えられて戻って来ることができました。チャンスをもらえて嬉しかったですし、こういう経験を日本代表にどう活かしていけるかが大事だと思っています。PKの場面は最後まで我慢して勝負しようしました。後半メンバーが変わった中で繋ぐところやプレッシャーに行くところなどが曖昧になったので、反省として次につなげたいです。
イバイロ・ペテフ ブルガリア代表 監督
個人でもチームでもミスがあり、代表監督就任後で最悪の試合です。DF陣のあまりにも大きなミスで大量失点になりました。ただ、同点のチャンスもありましたし、後半は2ゴールできました。日本は気持ちの入った組織的なプレーで格を見せたと思います。
JFA-TV
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香川真司 選手(ボルシア・ドルトムント/ドイツ)インタビュー
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岡崎慎司 選手(レスター・シティー/イングランド)インタビュー
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浅野拓磨 選手(サンフレッチェ広島)インタビュー
スケジュール
5月26日(木) | PM | トレーニング |
---|---|---|
5月27日(金) | AM/PM | トレーニング |
5月28日(土) | AM/PM | トレーニング |
5月29日(日) | AM | トレーニング |
5月30日(月) | PM | トレーニング |
5月31日(火) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
6月1日(水) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
6月2日(木) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
6月3日(金) | 7-2 | キリンカップサッカー2016 vs ブルガリア代表(豊田スタジアム) |
6月4日(土) | 11:00 | トレーニング(豊田スタジアム) ※一般公開 |
6月5日(日) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
6月6日(月) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
6月7日(火) | 19:40 | キリンカップサッカー2016 決勝戦 vs ボスニア・ヘルツェゴビナ代表(市立吹田サッカースタジアム) |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
キリンカップサッカー2016
SAMURAI BLUE(日本代表)、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表、ブルガリア代表、デンマーク代表の4カ国によるノックアウト方式
2016年6月7日(火) 大阪/市立吹田サッカースタジアム
16:00 キックオフ(予定)デンマーク代表 vs ブルガリア代表
19:40 キックオフ(予定)SAMURAI BLUE(日本代表)vs ボスニア・ヘルツェゴビナ代表
日本代表戦はテレビ朝日系列にて全国生中継/その他の試合はBS朝日にて全国生中継
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