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SAMURAI BLUE森保監督、「目指しているものを出したい」~キリンチャレンジカップ2018(11/20 vsキルギス代表@愛知)~
2018年11月20日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は11月19日(月)、年内最後となるキリンチャレンジカップ2018キルギス代表戦を翌日に控えて試合会場の愛知県豊田スタジアムにて公式会見に臨み、久しぶりのアジアのチームを相手にも「我々が目指しているものはしっかり出したい」と、抱負を述べました。
大分で戦ったベネズエラ代表戦(1-1)から中3日で臨むキルギス代表は、来年1月のAFCアジアカップのグループステージで対戦するウズベキスタンやトルクメニスタンを想定した相手で、大会を前に行う最後の国際親善試合になります。日本代表にとっては約1年ぶりのアジアのチームとの対戦で、キルギス代表と過去に対戦したことはありません。
森保監督は中央アジアのチームについて、「球際が非常に厳しく、そこから試合のペースを握る。個の技術がしっかりしていて、キルギスは非常に堅い守備から素早い攻撃を仕掛けてくる」と見ています。
FIFAランキング50位の日本に対して90位のキルギス代表が、日本対策を用意してくることは十分考えられますが、日本代表指揮官は「我々がやろうとすること、これまで9月のキリンチャレンジカップから積み上げてきたものを、明日のキルギス戦でもトライしていきたい」と語りました。
また、アジアカップへの選手選考を念頭にベネズエラ代表戦から「大幅にメンバーを替えて、より多くの選手にプレーしてもらい、そのプレーを見たい」との意向を示しています。
この日の夕方から豊田スタジアムで1時間ほど行われた公式練習では、チームは冒頭15分以外を非公開として戦術の確認を実施。公開された冒頭部分では、右膝打撲でホテルでの別調整が続いているDF冨安健洋選手(シントトロイデンVV)を除いた22人が、ランニングやストレッチ、体幹強化、ボール回しなどで体を動かしました。
出場すれば9月のコスタリカ代表戦でサイドバックとしての交代出場以来となるMF守田英正選手(川崎フロンターレ)は、「前回ベネズエラ戦で2ボランチが機能していたし、アジアカップへアピールする場はこれが最後。自分でなにかアピールして、個人としても結果を出したい」と意気込んでいます。
キャプテンを務めるDF吉田麻也選手(サウサンプトン)は、「誰がチャンスをつかむのか。それがチームにとって必ずプラスになる」と話し、MF原口元気選手(ハノーファー96)はメンバーが変わってもプレーのクオリティが下がらないことが重要だとして、「監督が悩むぐらいのパフォーマンスをしないといけない」と話しています。
初出場となるアジアカップで日本と別グループで戦うキルギス代表は、今月16日(金)に来日後、鹿島アントラーズとの練習試合(0-2)などで調整。この日の夜、試合会場で公式練習に臨みました。
チームにはドイツ2部リーグなど欧州でプレーする選手3人以外、国内クラブのドルドイ所属選手が多く、ドルドイと兼任で指揮を執るアレクサンドル・クレスティニン監督は、「今回は日本のホームでFIFAランキングでは我々はかなり下だが、試合をするからには同じレベルという気持ちで臨む」と語りました。
試合は11月20日(火)、愛知県豊田スタジアムにて19:20キックオフの予定です。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
アジアの戦いでは相手に日本対策をされると考えて臨まなくてはいけないと思いますが、我々がやろうとすること、9月から積み上げてきたものを明日のキルギス戦でもアジア勢との戦いの中でもトライして、我々が目指しているものはしっかり出したいと考えています。9月からより長い時間一緒にプレーしている選手たちが誰とでも連係連動してコンビを合わせられるように、より多くの選手が絡むようにして、チームとして2チーム分かそれ以上の選手層を持って戦えるようにしたいです。チーム力を上げていけるように、戦術の浸透をしっかり図ることで、アジアカップでもより良い戦いができると思います。経験のあるベテランの選手たちが経験の浅い若い選手たちに思い切りプレーさせていて、チームとして非常に良いバランスですし、よりチームとして日本代表の活動ができていると思います。
GK #1 東口順昭 選手(ガンバ大阪)
キルギスのFWには大きくて速い選手がいて、カウンターやセットプレーは集中しないといけないですし、しっかり守るところはしっかり守らないと、アジアカップでは似たようなチームが多いと思うので、気をつけてやりたいです。主導権を握る時間が長い中で、どう攻めるかがキーになってくると思います。
GK #12 権田修一 選手(サガン鳥栖)
自分の良さを出そうとみんなが意欲的にやっているからこそ、良い戦いができています。日本代表はそもそも、能力の高い選手が揃っているところで、ずっと選ばれる保証もなければ試合に出られる保証もありません。試合に出る「席」を掴みとるためにチャレンジし続けるのが日本代表です。常に全力を出すことが第一だと思っています。
DF #20 槙野智章 選手(浦和レッズ)
しっかりゼロに抑えるところと、前線の攻撃に厚みを加えていくこと、精神的な部分で相手に合わせないように、自分たちが主導権を握ったゲームコントロールをしないといけないと思います。後ろの選手としてはボールがない時こそ、しっかり周りに対して声をかけて、「危険のアンテナ」を張ることが大事です。ボールのないところでの動き出し、ボールを持った時のアイデアを存分に出さないといけないと思っています。国民の皆さんのサッカー熱が冷めないように、そのままアジアカップへ持って行けるようにしたいです。
DF #22 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
大会では累積で出場停止や怪我人が出るということはあると思うので、誰が出ても遜色なくプレーできる、さらにはそれ以上のものを出せるような形を作れるのがベストです。良い形を作って監督にアピールしていかなければならないと思います。後ろで構築していかなくてはいけないところもまだまだたくさんありますが、なるべく良い形でアジアカップに臨めるようにしたいと思います。
アレクサンデル・クレスティニン キルギス代表監督
明日は両チームにとってアジアカップへの準備の一環であり、我々は大会でどう戦うか、目標に沿った動きのできる選手を見極めたいと思っています。日本はアジアカップ優勝経験もありワールドカップにもいつも出場しているアジアサッカーのリーダーですが、同じレベルという気持ちで臨みたいと思います。
スケジュール
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室屋成 選手(FC東京)インタビュー
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槙野智章 選手(浦和レッズ)インタビュー
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南野拓実 選手(ザルツブルク/オーストリア)インタビュー
11月20日(火) 19:20キックオフ(予定)
愛知/豊田スタジアム
SAMURAI BLUE(日本代表)vs キルギス代表
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