JFA.jp

JFA.jp

EN

SAMURAIBLUE

ホーム > SAMURAI BLUE > 最新ニュース一覧 > SAMURAI BLUE森保監督、アメリカ代表戦へ「ワールドカップへ積み上げとなる試合を」

ニュース

SAMURAI BLUE森保監督、アメリカ代表戦へ「ワールドカップへ積み上げとなる試合を」

2022年09月23日

SAMURAI BLUE森保監督、アメリカ代表戦へ「ワールドカップへ積み上げとなる試合を」

SAMURAI BLUE(日本代表)は9月22日(木)、キリンチャレンジカップ2022第1戦のアメリカ代表戦を翌日に控えて、試合会場のデュッセルドルフ・アレーナで公式練習に臨んで最終調整を行い、森保一監督は公式会見で「ワールドカップへ積み上げとなる試合をしたい」と抱負を述べました。
 
11月開幕のFIFAワールドカップカタール2022まで約2カ月。アメリカ代表戦は本大会メンバー決定前の最後の2試合の1つですが、大会直前に長期間の活動を行えないことから、メンバー選考はもちろん、本大会での対戦するドイツ、コスタリカ、スペインという相手を念頭にしたなかで、チームの戦い方に磨きをかける重要な機会です。

森保監督は、「ワールドカップへ向けて良い戦いで良い結果を出せるように、積み上げとなる試合をしたい」と話しています。今回の2連戦の最初に対戦するアメリカも、カタール大会へ向けてデュッセルドルフに近いケルンで調整合宿中です。CONCACAF最終予選ではカナダ、メキシコに次ぐ3位で突破して2大会ぶり通算11度目となる出場権を獲得し、本大会ではグループBでウェールズ、イングランド、イランと対戦することが決まっています。

2018年ロシア大会出場を逃した後、世代交代に着手したチームは、昨年のCONCACAFゴールドカップとCONCACAFネーションズリーグに優勝。今や23歳以下の若手が主軸というチームに変貌を遂げ、今遠征メンバー26人のうちGKマット・ターナー選手(アーセナル)やFWクリスティアン・ブリシック選手(チェルシーFC)、FWジオ・レイナ選手(ボルシア・ドルトムント)など欧州でプレーする選手は18人を数えます。

FIFAランキングでは日本の24位に対して、アメリカは14位。両者の通算対戦成績は1勝1敗で、今回は2006年2月のサンフランシスコでのキリンチャレンジカップ2006で日本が2-3で敗れて以来の顔合わせです。

森保監督は、「これからの対戦相手はアジア最終予選から各段に(レベルが)上がる。そのなかで守備から攻撃にどれだけスムーズに移っていけるか。相手の良さを消して、ウィークポイントを突いていきたい」と話しています。

本大会を睨んで、好調な選手を組み込むことや、プレーシステムのオプションを持つ試みも継続して、チェックを重ねたい意向も示しています。

SAMURAI BLUEはこの日の午後、試合会場で公式練習に臨み、大半を非公開として最終調整を行いました。

報道陣に公開された冒頭15分の部分では、元日本代表キャプテンの長谷部誠選手(アイントラハト・フランクフルト)がピッチ脇から練習を見守るなか、選手たちはランニングや体幹やストレッチで体をほぐし、フィールドプレーヤーは3グループに分かれてボール回しを実施。GK陣はゴール前で体を動かしていました。その後は非公開にして1時間半ほど汗を流しました。

長谷部選手は所属クラブのオフを利用してこの日から3日間限定でチームに帯同。代表戦114試合出場で前回ロシア大会まで3度のワールドカップを戦った経験などを選手たちに伝えていきます。反町康治JFA技術委員長は、「ワールドカップでキャプテンも務めた経験を含めて、チームにプラスと考えた」と語り、カタール大会への準備の一環としてオフ・ザ・ピッチの側面からもチームを支援する狙いを明かしました。

アメリカ代表戦は23日(金)現地時間14:25(日本時間、21:25)キックオフの予定です。この対戦後には日本は27日(火)に同じ会場でエクアドル代表と対戦します。

監督・選手コメント

森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
アメリカ戦はワールドカップへの良い準備にしたいと思います。親善試合ですが、目の前の一戦に最善を尽くして勝利を目指して戦うことはこれまで通り続けながら、良い戦いで良い結果を出して、ワールドカップへ積み上げとなる試合をしたいですし、相手の良さを消してウィークポイントを突いていきたい。ただ、ワールドカップ仕様に気持ちが行き過ぎて自分たちが築いてきたベースが失われないようにしなければなりません。チームのベースを維持しながら、アジア最終予選からワールドカップへ、積み上げとして変化をもたらせるようにしたいと思っています。
アジア最終予選で中心として戦ってくれた選手たちを中心にチームづくりを進めていますが、そこに今好調な選手をどう組み込むか、明日の試合でも試していきたい。今好調な選手や新たに加わってくれた選手たちにある程度ピッチに立ってもらい、その選手がどれくらいできるかを見ることと、チームの融合の幅をさらに広げていけるようにしたいと思っています。誰と組んでも機能して試合に勝つことができるように、今回の活動で選手たちには自信を持ってもらえるようにできればと考えています。

DF #5 長友佑都 選手(FC東京)
守備について、今チームですごくいいディスカッションが日々のミーティングでも練習の中でもできています。大会初戦はドイツですが、そこを意識してどうプレスに出るのか出ないのかなど(共通理解)を作っています。若い選手もベテランの選手も「こういうプレスをかけたい」「こういうプレーをしたい」というのを言って、話し合いができているので、より詰められているのではないかと僕は思っています。相手に剥がされたときに前の選手がプレスバックするのは大事ですが、そこで後ろの選手がどう構えるのか。経験が必要ですが、経験のある選手はたくさんいるので、慌てることなく対応できると思います。

MF/FW #6 遠藤航 選手(VfBシュツットガルト/ドイツ)
6月のチュニジア戦はいい課題が見つかったと捉えています。相手がうまく自分たちの良さを消してきて、そこに自分たちがどう対応するのか、鮮明に見えた課題だと思います。そこは今回の遠征にうまく活かしていかなくてはいけない。試合展開がビハインドになったときに自分たちがひっくり返すゲームがないという話も最終予選からしていて、今回もしています。明日は自分たちのやりたいことの整理はできているので、それを実行しつつ、うまくいかなかったりビハインドになったときに、選手同士で変えたり交代を活かしたりして対応していきたいと思っています。

MF/FW #14 伊東純也 選手(スタッド・ランス/フランス)
本大会まであと2カ月しかないので、まずは今回の試合で勝てるように頑張りたいです。個人としてもチャンスを作りだせるようにしたいので、コンビネーションの部分をもう少し増やしたいですし、突破の部分では確実に突破できるようにやりたいと思っています。6月のブラジル戦では1対1で完璧に抜いたのは1回もなかったのですが、そういう部分も絶対に抜かないといけない。ワン・ツーとか中につけて潜っていくとか、チームでやっているので、うまく擦り合わせられればと思っています。クラブでは2トップでゴールに近い位置でプレーして、戦術的に受けにいったり裏に抜けたり全部やらなくてはいけないのですが、いろいろやることで成長できるかなと思っています。

MF/FW #24 旗手玲央 選手(セルティック/スコットランド)
ここに選ばれたからにはワールドカップで勝つために力を注ぐだけだと思っています。生き残りもありますが、日本にワールドカップでいい結果を残してほしいという思いが僕にはあります。そのために自分ができることをやればいいと思っています。クラブでは自分がやってきたことをしっかりピッチ上で表現できていますし、言葉で表現するのは難しいですが、ここまでプラスアルファで自分が得ているものは実感できています。出番があれば相手の良さも自分の良さもしっかり出せるように、周りの人たちと話し合ってやりたい。チームはリラックスしたなかに、ピッチ上ではピリッとしたところもあって、すごくいい雰囲気でやらせてもらっているなというのを感じています。

MF/FW #25 前田大然 選手(セルティック/スコットランド)
これから戦っていくチームは格上が多くて、相手にボールを持たれる戦いでカウンターはチームとして狙っていきたいところですし、自分のスピードも活きると思っています。1本でも入って失点をゼロで抑えれば試合には勝てるので、それができれば理想かなと思います。所属クラブではサイドをやっているので久々のFWですが、やりやすさもありますし、鎌田選手と組んだなかで1タッチで前を向けるので、自分としても走るタイミングがわかりやすくて、そこはすごく楽しみな部分です。裏抜けだけでなく前線からハードワークもできるので、守備でも味方を助けて、両方できるように頑張ります。まずはアメリカとエクアドルに勝てるようにしっかりいい準備をしたいと思います。

MF/FW #27 相馬勇紀 選手(名古屋グランパス)
ずっと代表に入っている選手を脅かすためにも全力でプレーして、メンバー争いをしながらもチームのために頑張れば、自然とチームのためにつながると思っています。自分は一発を持っていると思っていますし、特に初見の相手は瞬発力でほぼ確実に抜けると思っているので、1つ目のチャンスで仕留めるところは特に意識しながらやりたいです。名古屋で3バックをやっているので攻撃で高い位置をとることや守備の能力はすごく上がったなと思っています。3バックになったら攻撃的だが守れるところは示していきたい。ここに呼ばれるためにずっと闘志を燃やしながらやってきて、いまチャンスが目の前にある。それを自分で掴めるようにしたいですし、チームはもうワールドカップに向かっているので、そこの両立はしっかりやっていきたいです。

グレッグ・バーハルター アメリカ代表監督
3カ月ぶりに代表活動ができてうれしく思っています。活動再開直後はチームが機能するまでにいつも少し時間がかかりますが、今回チームはワールドカップに出場する2チームと対戦があり、心を躍らせています。今回の合宿はワールドカップへ向けた最終段階の重要な段階で、良いチームとの対戦で自分たちを引き続き前進させる極めて重要な時間になると捉えています。ワールドカップで最高レベルのプレーができるように、可能な限りベストのチームにしたい。そのために、自分たちのやりたいプレーやチームカルチャーに合う選手を選びたいですし、常にチームにとって最善となることを考えて作業しているところです。

2022年9月23日(金) 14:25キックオフ予定(日本時間 21:25)vs アメリカ代表
会場:デュッセルドルフ(ドイツ)/デュッセルドルフ・アレーナ
大会情報はこちら

2022年9月27日(火) 13:55キックオフ予定(日本時間 20:55)vs エクアドル代表
会場:デュッセルドルフ(ドイツ)/デュッセルドルフ・アレーナ
大会情報はこちら

OFFICIAL PARTNER
KIRIN
OFFICIAL SUPPLIER
adidas
SUPPORTING COMPANIES
  • 朝日新聞
  • SAISON CARD
  • 大東建託
  • Family Mart
  • JAPAN AIRLINES
  • au
  • Mizuho
  • MS&AD
  • Toyo Tire Corporation
アーカイブ
  • #つな超えキャンペーン
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー