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【対戦国情報】新監督率いる中国が日本戦で最終予選最大のヤマ場~アジア最終予選(Road to Qatar)
2022年01月25日
中国にとって1月27日のSAMURAI BLUE(日本代表)との対戦は、まさに「絶対に負けられない戦い」となる。敗れた場合、勝ち点は5にとどまり、残り3試合に全勝してもそれは14止まり。一方、日本は勝ち点を15へ伸ばし、首位のサウジアラビアがすでに同16を手にしているため、中国が本大会出場権獲得圏内の2位以上を確保する可能性が消滅する。さらに、オーストラリアがベトナムを破れば、プレーオフに回る3位の望みも失う。アジア最終予選(Road to Qatar)で最大のヤマ場といえるだろう。
この状況を何とか打破するべく、中国サッカー協会は昨年12月、監督交代に踏み切った。11月のマッチデー(MD)6までチームを率いた李鉄(リー・ティエ)から李霄鹏(リー・シャオペン)にバトンタッチ。前任者同様、中国の唯一のFIFAワールドカップ出場となっている2002年日韓大会でプレーした。同協会は1月7日、日本戦、そして2月1日のベトナム戦(アウェイ)に備える合宿招集の52選手を発表。異例の多さの人数には、李霄鹏監督が強化と共に新たな人材発掘をしたいとの意図も見える。
最終予選は2連敗のスタート後の4試合で、1勝2分1敗と調子は上向きつつある。ただ、不安視されるのが、外国出身で中国籍を取得した選手たちの動向だ。ようやく力を発揮し始めた彼らは、前述の合宿には参加していないという報道もあり、その存在の有無でチーム力に大きな影響を及ぼす可能性がありそうだ。
そうなると大きな期待が懸かるのは、最終予選で4得点を挙げている武磊(ウー・レイ)だろう。スペインのRCDエスパニョール所属のスピード豊かなアタッカーは、2018年に並み居る外国籍選手を抑えて中国スーパーリーグ得点王に輝いた実力者。MF呉曦(ウー・シー)はサウジアラビア戦で決めたような、強烈な左足のシュートを備える。まだ最終予選には出場していないが、昨年12月にグラスホッパー(スイス)と契約したDF李磊(リー・レイ)のような選手もいる。新監督がその初陣でどのような選手を起用してくるかは未知数だが、森保一監督が「個の能力が高い選手が多い」と話すように、日本にとっても警戒を要するライバルであることは間違いない。
FIFAランキング:74位(アジア8位)※2021年12月23日発表
FIFAワールドカップ出場:2002年
対戦成績:日本の14勝7分7敗(得点35、失点28)
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