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SAMURAI BLUE、最終予選残り2戦の大一番に吉田選手、三笘選手らが復帰
2022年03月17日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は3月16日(水)、今月末に行われるFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選Road to Qatarのオーストラリア代表戦(24日、シドニー)とベトナム代表戦(29日、埼玉)に臨む日本代表メンバーを発表。負傷で離脱していたキャプテンの吉田麻也選手(サンプドリア)や三笘薫選手(ユニオン・サンジロワーズ)らが復帰して、本大会出場がかかる最後の2試合に臨みます。
日本はここまで6勝2敗の勝点18で予選自動突破圏内のグループB2位につけ、首位のサウジアラビアとは勝点1差。今回対戦するオーストラリアはプレーオフ経由となる3位で勝点は3差。日本は勝てば7大会連続での本大会出場が決まり、引き分け以下の場合にはホームに戻る埼玉スタジアム2002でのベトナムとの最終戦に持ち越しとなります。
その大一番に、森保監督は27人の選手を招集しました。
負傷のために1、2月シリーズを見送ったキャプテンの吉田選手、三笘選手が戻り、新天地スコットランドリーグで活躍中の旗手怜央選手(セルティック)や今季Jリーグ開幕から好調の上田綺世選手(鹿島アントラーズ)、GK谷晃生選手(湘南ベルマーレ)も昨年11月の活動以来の復帰となりました。1月の代表候補合宿にも参加していた佐々木翔選手(サンフレッチェ広島)は、昨年9月以来の最終予選シリーズ参加です。
冨安健洋選手(アーセナル)は怪我のために今回の招集は見送りとなりましたが、吉田選手と冨安選手の両センターバックが不在だった前回のシリーズで、最終ラインでの好ゲームで中国戦、サウジアラビア戦の勝利に貢献した谷口彰悟選手(川崎フロンターレ)、板倉滉選手(シャルケ04)が引き続いてのメンバー入りです。
リストには4戦連続得点中の伊東純也選手(KRCヘンク)、10月のオーストラリア戦以降遠藤航選手(VfBシュツットガルト)、守田英正選手(CDサンタ・クララ)とともに中盤に定着している田中碧選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)や、3月15日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフで怪我から復帰して2得点の活躍を見せた大迫勇也選手(ヴィッセル神戸)も名を連ねています。
オーストラリアには10月のホームでの対戦で勝利(2-1)を収め、日本はそこから調子を上げて5連勝と結果を出してきました。しかし、オーストラリアがオセアニアからアジアへ所属連盟を移管した2006年以降の通算対戦成績は日本の5勝5分1敗ですが、過去3大会の最終予選のアウェイ戦はすべて引き分けでした。オーストラリアはプレーオフを回避して出場を決めるためには日本戦での勝利が求められています。この対戦で日本が負けた場合には両者は勝点で並び、得失点差で2位と3位が入れ替わることになります。
「完全アウェイになる」と話す森保監督は、「オーストラリアは力のあるチーム。前回とは戦い方も変わっていて、我々を分析して臨んでくる。戦い方のオプションを用意しておく必要がある」と警戒を緩めていません。
しかし、招集メンバーについて「今回勝つためのベスト」と胸を張り、「既にプレッシャーは乗り越えて戦ってきた。自信を持って戦い、持っている力をすべて発揮したい」と語り、これまでの積み上げに自信を示しました。
チームは3月20日(日)からシドニーで調整を始めます。オーストラリア戦は24日(木)にシドニーのスタジアム・オーストラリアにて現地時間20:10(日本時間18:10)キックオフ、ベトナム戦は29日(火)に埼玉スタジアム2002にて19:35開始の予定です。
コメント
森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
ワールドカップ予選も残り2試合です。コロナ禍の中、日本政府をはじめとする多くの方々のご尽力ご協力のおかげで、ここまで戦ってくることができました。みなさまのご支援に感謝申し上げます。今回の2試合へ、これまで通り目の前の一戦に最善の準備をして全力を尽くしていきたい。オーストラリアはこれまで我々とワールドカップの出場権を争ってきた力のあるチームですし、フィジカルが強く、テクニックもチームとしての組織力も兼ね備えています。前回の体制から戦い方も変わっていて、我々を分析してより多くのオプションを持って臨んでくると思います。我々はベースの戦い方を持ちつつ、戦い方のオプションを用意しておく必要があります。選手たちが試合の状況で使い分けられるように、与えられた時間のなかで最善の準備をしたい。アウェイでの試合で激しく難しい戦いになりますが、我々にも良い選手が揃っていますし、これまで積み上げてきた部分もあります。自信を持って自分たちの持っている力をすべて出して戦いたい。我々の方がワールドカップに出場するという強い気持ちを持って最後まで戦い抜き、勝利をもって応援していただいている皆さんに喜びを届けたいと思っています。大一番ですが、これまでも毎試合が大一番と思って戦ってきました。サウジアラビア戦で2敗目を喫した時点で勝ち続けなければならなくなりましたが、一戦一戦を勝ち切っていこうと戦ってきました。その気持ちを忘れることなく、出場権を勝ち獲りたい。プレッシャーを乗り越えて戦ってきたので、選手には自信を持って戦い、勝って試合を終わらせるという気持ちで臨んでほしいと思っています。
反町康治 JFA技術委員長
ワールドカップ出場に向けてアジア最終予選も残り2試合となりました。最初はなかなかうまくいかずにスタートダッシュには失敗したかもしれせんが、ここまで漕ぎつけることができました。アウェイのシドニーで強豪との一番です。我々としてはこの試合で全ての力を発揮して勝点3を持って帰りたい。私は、コロナ対策やチームのサポートをしっかりしたいと思っています。国内組の9人はJリーグの配慮で、土曜日の後に移動できます。Jリーグに感謝申し上げたい。欧州組に関しては、航路の問題は特にないと聞いていますし、試合の前々日にはほとんどの選手が間に合う計算になっています。2日間は全員で準備できる予定です。
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