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U-15日本代表、接戦を制し3位で大会を終える~JENESYS2017日ASEAN U-16サッカー交流大会
2018年03月13日
JENESYS2017日ASEAN U-16サッカー交流大会 3位決定戦 vs U-16タイ代表代表
2018年3月12日(月) キックオフ時間 14:00 試合時間 80分(40分ハーフ)
宮崎県総合運動公園ラグビー場(宮崎市)
U-15日本代表 5-3(前半3-1、後半2-2)U-16タイ代表
得点
5分 鈴木奎吾(U-15日本代表)
10分 真家英嵩(U-15日本代表)
28分 失点(U-16タイ代表)
35分 東廉(U-15日本代表)
42分 真家英嵩(U-15日本代表)
44分 失点(U-16タイ代表)
64分 中村尚輝(U-15日本代表)
72分 失点(U-16タイ代表)
スターティングメンバー
GK:田中春希
DF:大矢ショラ、福原陽向、諏訪間幸成、大迫蒼人
MF:屋敷優成、山根陸、森田翔、鈴木奎吾
FW:東廉真家英嵩
サブメンバー
GK:彼島優
DF:石井玲於奈、中野伸哉
MF:中村尚輝、浅野直希、遠山悠希
FW:下川陽輝
交代 ※7名交代可能(但し後半3回まで)
HT 福原陽向 → 石井玲於奈
HT 大矢ショラ → 浅野直希
HT 東廉 → 下川陽輝
50分 屋敷優成 → 遠山悠希
50分 山根陸 → 中村尚輝
56分 大迫蒼人 → 中野伸哉
マッチレポート
U-15日本代表は大会最終日の12日(月)、JENESYS2017日ASEANU-16サッカー交流大会の3位決定戦でU-16タイ代表と対戦し、5-3で勝利しました。
U-16タイ代表は、U-16インドネシア代表やU-16ベトナム代表と同じく、AFC U-16選手権2018の出場チームであり、本大会も安定した力を見せてグループリーグを首位で勝ち上がり、準決勝では試合を優位に進めながらもPK戦でベトナムに敗れました。
前日の準決勝の結果にショックを受けていた日本ですが、全員で気持ちを切り替え、3位決定戦では序盤から試合を優位に進めます。積極的に前線から仕掛けてボールを奪うと、素早くゴールに向かいます。そして5分、MF屋敷優成選手が右サイドを突破して中央へ絶好のクロスを上げると、FW真家英嵩選手が中で合わせますが、相手GKのファインセーブに防がれます。しかし、その流れで再びボールを奪取し、今度はMF山根陸選手が右サイドから粘り強くクロスを上げると、MF鈴木奎吾選手がヘディングで合わせ、幸先良く先制点を奪います。さらに10分には、屋敷選手のクロスに真家選手がタイミング良く合わせて追加点を奪います。その後は、タイが確かな技術とスピードを活かした前線の選手へのロングボールを活用し、攻撃に出てきます。28分、守備陣の連携ミスからパスミスを相手に奪われ、相手に冷静に決められて1点を返されてしまいます。さらに、32分と33分にそれぞれ相手が決定機を得ますが、GK田中春希選手の体を張った飛び込みなどで簡単には同点ゴールを与えません。日本は我慢の時間を耐えると、カウンターから右サイドに素早くボールを展開し、クロスをFW東廉選手が落ち着いて決めて、得点差を広げます。前半はそのまま3-1でリードして折り返します。
後半、さらに追加点を奪いにいこうと日本は攻勢に出ます。42分、右サイドからのクロスがこぼれたボールを真家選手が冷静に決めて大事な追加点を奪います。しかし、日本はペナルティエリア内でハンドを取られると、PKを決められて1点を返されます。その後は、次々に選手を交代し、リズムを再び取り戻していきます。64分には、MF中村尚輝選手が積極的に仕掛けてPKを獲得すると、自ら決めて5点目を奪います。試合を落ち着かせたい日本ですが、疲れの影響か相手のプレッシャーに慌ててしまい、72分には軽率なプレーからゴール前でボールを簡単に奪われると、失点してしまいます。日本はそのまま何とか5-3で逃げ切り、第3位で大会を終えました。優勝はU-16ベトナム代表を1-0で破ったU-16インドネシア代表が初優勝を飾りました。
本遠征はU-15日本代表として初めての活動となりました。第3位という悔しい結果に終わりましたが、選手たちは今回学んだことを活かして成長していきます。次回のU-15日本代表の活動は、4月末から欧州で開幕するデッレナツィオーニトーナメントです。
監督・選手コメント
森山佳郎 監督
年代別日本代表の入り口となるU-15日本代表は、今大会が初めての活動となりました。U-16日本代表の活動に参加したことのある2名を除いて、ほとんどの選手が日本代表初選出という初々しい顔ぶれとなりました。
最初の2戦は大量得点での勝利もありグループリーグを首位で突破して準決勝に挑みましたが、一つ学年が上となり、大会も優勝したU-16インドネシア代表に対し、押し込みながらもゴール前の迫力とラストの質を欠いてネットを揺らすことはできず、逆にカウンターから1点を失って悔しい敗戦となりました。本日の3位決定戦では、AFCU-16選手権の出場を決めているU-16タイ代表を相手に、これまで学んだことを活かして、多くのゴールチャンスを創出して5-3で勝利し、第3位という結果を得ることに成功しました。しかし、3失点は全てバックパス絡みのミスで、反省点も多い試合となりました。
日常の相手と違い、アジアの選手たちの戦いは、よりダイレクトであり、攻撃は背後へのボールをシンプルに送り込み、ゴールへ向かってどんどんドリブルで仕掛け、守備においてもアグレッシブに体をぶつけてボールを奪いに来ました。そんな相手と対戦した日本代表は、推進力のある相手に対する守備と、アグレッシブにボールを奪いに来る相手に対するラストプレーの迫力や質が課題となりました。選手たちにはそれぞれの課題を糧に、明日からの行動や意識を変え、自分自身をレベルアップさせる努力を続けてほしいと思います。
今大会の開催にあたり、外務省やJENESYSの方々のご支援と宮崎県サッカー協会の皆様のご協力をいただき、素晴らしい経験を積むことができました。また、選手を快く送り出してくださった所属クラブの皆様、学校の先生方、保護者の皆様には心より感謝しています。本当にありがとうございました。
GK #1 田中春希 選手(MIRUMAE・FC・U-15)
前からプレッシャーをどんどんかけてくる相手で、少し焦る場面もありました。前半はリスク管理を徹底し、シュートを防ぐことができましたが、相手の守備に焦ってトラップミスをして失点につながりました。後半も相手の守備が前から来ているのに、つなごうとしてミスをし、失点してしまいました。今回の遠征は初めての日本代表の活動で、充実したトレーニングや試合を経験しましたが、フィジカルや判断、パス、プレースピードがまだまだだと実感しました。今後に向けて、所属チームのトレーニングでもっと一つ一つのプレーに意識を持ちながらステップアップしていきたいです。
MF #8 森田翔 選手(アルビレックス新潟U-15)
自分の課題がはっきり出た試合でした。ボランチとして攻守に関わり、ボールを効果的に回さないといけないのに、周りを良く観察できておらず、パスミスやボールを失う機会も多かったです。また、トラップしてからの判断が遅く、攻撃をスムーズにつなげることができなかったです。優勝を目指しましたが、3位と悔しい結果になってしまいました。生活面でもピッチ内でも、自分で考えて行動し続ける重要さを感じました。あらためて基礎的な部分を徹底的に見直してトレーニングし、再び日本代表で活躍できるようにしたいです。
FW #11 真家英嵩 選手(柏レイソルU-15)
昨日の準決勝に出場できなかったこともあり、ゴールを決めてやるという気持ちで入ったので、得点することができ良かったです。中盤やトップ、サイドとの関係も作ることができて、ゴール前にボールを運べたことも良かったです。しかし持久力のなさや、決定力のなさが出ましたし、終盤にミスからボールを失うことが増えてしまったので、最後の笛が鳴るまで集中して良いパフェーマンスを出し続けられるようにしたいです。FWの細かい動きなど、教わったことを所属チームでしっかり意識し、できたことは伸ばし続け、できなかったことは逃げずにできるよう日々トレーニングし続けて、レベルアップしていきたいです。また所属チームにも良い影響が与えられるようにしたいです。所属チームで結果を残して、また成長した姿で日の丸を背負うことができるよう頑張ります。
スケジュール
JENESYS2017日ASEAN U-16サッカー交流大会 | ||
---|---|---|
3月8日(木) | 22-0 | 第1戦 vs U-16東ティモール代表(KIRISHIMAヤマザクラ 宮崎県総合運動公園) |
3月9日(金) | 2-1 | 第2戦 vs U-16マレーシア代表(KIRISHIMAヤマザクラ 宮崎県総合運動公園) |
3月10日(土) | AM | トレーニング |
3月11日(日) | 0-1 | 準決勝 vs U-16インドネシア代表 (KIRISHIMAヤマザクラ 宮崎県総合運動公園) |
3月12日(月) | 5-3 | 3位決定戦 vs U-16タイ代表 (KIRISHIMAヤマザクラ 宮崎県総合運動公園) |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
JENESYS2017日ASEAN U-16サッカー交流大会 組み合わせ
Aグループ | U-15日本代表、U-16東ティモール代表、U-16マレーシア代表 |
---|---|
Bグループ | U-16インドネシア代表、U-16フィリピン代表、U-16カンボジア代表 |
Cグループ | U-16タイ代表、U-16シンガポール代表、U-16ブルネイ代表 |
Dグループ | U-16ベトナム代表、U-16ラオス代表、U-16宮崎県選抜 |