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The 6th International Refereeing Course 2015を開催

2015年05月22日

The 6th International Refereeing Course 2015を開催

アジアサッカー連盟(AFC)に加盟する国・地域の若手副審を対象とした「The 6th JFA International Refereeing Course 2015」を5月11日(月)から15日(金)までの期間、大阪・J-GREEN堺にて開催しました。

この事業はアジア各国の審判インストラクター、審判員の資質向上を目的として2008年よりJFAが主催している事業で、今年で6回目の開催となります。

過去5回は、審判員の資質向上のためには指導者の資質向上が不可欠であることから、インストラクターを対象としたコースを開催してきましたが、今年は現役の副審を対象としたコースに転換し、JFAがより直接的に審判員に指導することで審判員の資質向上に直結させることを目的としたものです。

初めての現役審判員を対象とした今年は、12カ国から21名の副審が参加し、参加者の半数近くが国際審判員でした。

コース期間中は、どの審判員もポテンシャル、プレゼンス力ともに非常に高く、1つでも何か習得しようという気迫溢れており、積極的にコースに参加していました。

期間中は、AFCの小川佳実審判部長をはじめ、内海俊雄 FIFAフィットネスインストラクター、またJFAのインストラクターが21名に対して指導を行いました。

また、履正社医療スポーツ専門学校の協力の下、選手にファイルやオフサイドのシーンを再現してもらい実際に判定するプラクティカルトレーニング、そしてオフサイドをその場で撮影した映像を振り返り、自分の見ている実際のイメージとの差を無くすトレーニング、さらには、実際の練習試合で判定を行う実践も行いました。

この事業は、国際交流基金アジアセンターの支援を受け、ASEAN各国を対象とした文化交流事業のひとつとして実現しました。

国際交流基金アジアセンターでは、「文化のWA(和・環・輪)プロジェクト~知り合うアジア~」をキーワードに掲げ、日本とアジア各国との文化交流の機会を創出する事業を実施しています。

JFA International Refereeing Course 2015 カリキュラム

インストラクターコメント

石山昇 JFAレフェリーインストラクター/AFCレフェリーインストラクター
これまでにも過去5回インストラクターを対象としていたコースを実施してましたが、今回は現役副審のみを対象とした新しい試みでした。主審を対象にしたコースは数多くあり、AFCでは上位国際副審を対象としたコースもありますが、上位グループ以外を対象としたコースはなく、その点においても副審の資質向上に貢献できたと思います。また参加した副審の現状をAFCと共有することにより、アジアの副審育成に少しでも参考になればと願っています。

さらに、英語でコースをインストラクトするという経験は、日本のインストラクターにとっても重要な学びの場となったと思います。同時に、日本の若手審判員もこういったコースに積極的に参加し、各国の審判員から学び取る場にして欲しいと思います。アジアの審判員の資質が向上すれば、引いては日本代表がアジアの舞台で試合をする際にも正確な判定ができる審判員の下試合を行えるようになり、日本代表にも少なからず寄与されるものと信じています。今回のコースに参加したレフェリーには、コース期間中感じ取ったこと、学んだことをそれぞれの国に帰って、多くの仲間に伝えて欲しいと願っています。

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