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SFTプログラム 南アジア・日本 U-16サッカー交流大会 活動レポート(3/13、3/14)
2017年03月15日
日本政府が主導する国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)」プログラムの一環として、南アジア・日本 U-16サッカー交流大会が大会3日目を迎えました。
3日目の3月13日(月)は、ユースナショナルチームダイレクター木村浩吉氏が講師を務め、JFAコーチングセミナーを開催。出場各国のコーチングスタッフやスリランカ全国から集まった指導者、合計60名が午前7時から午後6時まで一日に渡り受講しました。
セミナーは主に10歳から12歳前後の選手育成について、午前に実技演習(攻撃)、講義、午後に講義、実技演習(守備)の順で実施。実技演習では、実際に子どもたちへ行うトレーニングを実施し、指導者自身が選手役となり、トレーニングの効果を体感しました。また講義では、映像を用いて日本の育成システムや前日までに行われたU-16スリランカ代表vsU-15日本代表、U-16ネパール代表vsU-15日本代表の試合を解説。集まった受講生たちはメモを取り、多くの質問があがるなど、子どもたちを成長させたいという受講者の姿勢が見られました。
本セミナーでは、U-16スリランカ代表監督 鈴木隣氏、U-16ブータン代表監督 李成俊氏、U-16ネパール代表テクニカルダイレクター 武田千秋氏がアシスタントを務め、JICA隊員の中野護氏、潮田佳紀氏、川口純平氏の3名が日本語・シンハラ語の通訳を務めました。
尚、14日(火)の第1試合はU-15日本代表とU-16ブータン代表、第2試合はU-16スリランカ代表とU-16ネパール代表が対戦。第1試合はU-15日本代表が11-0でU-16ブータン代表に勝利。第2試合のU-16スリランカ代表は0-0の前半38分、激しい雷雨のため試合が中止となり、引き分けで終わりました。
この結果、優勝国は日本、準優勝はスリランカ、3位はネパール、4位はブータンとなり、南アジア・日本 U-16サッカー交流大会は閉幕しました。
コメント
鈴木隣 U-16スリランカ代表監督
本大会はスリランカユース世代にとって初めての国際大会であり、海外の国々と真剣勝負をすることができる大変貴重な機会となりました。また、選手たちが自分たちの立ち位置を理解できたこと、非常に良かったです。スリランカの選手はスピードや筋力などのフィジカルには優れていますが、テクニックが欠けています。それはサッカーを始めるのが、12歳や13歳と遅いからです。そのため、来月4月に開設する国内アカデミーにおいて若い選手たちのテクニックを改善し、将来のスリランカサッカーのレベルを向上させたいと考えています。
中野護 U-16スリランカ代表アシスタントコーチ
U-15日本代表という強豪に善戦できたことで、選手たちは大会を通じて自信を持つことができました。しかし、私自身は他の3カ国と比較して、スリランカチームはテクニックが劣ると実感しました。スリランカの選手たちはサッカーを始めるのが遅く、ゴールデンエイジでサッカーをしてこなかったからです。今後、本大会で開催したコーチングセミナーなど指導者育成に力を入れていきたいと考えています。
ジャスワル・ウマル スリランカサッカー連盟CEO兼大会運営責任者
スリランカのような成長を求める国々にとって国際大会は不可欠な経験であり、本大会は南アジアのユース世代を成長させる貴重な機会となりました。チームや関係者が多大な協力を頂いたお陰で、コロンボで開催された本大会は大きな成功を収めることができたこと、感謝申し上げます。
スポーツ・フォー・トゥモロー(SFT)プログラム 南アジア・日本 U-16サッカー交流
2017/3/11(土)~2017/3/14(火)
Racecourse Ground(スリランカ/コロンボ)
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