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ミャンマーの3拠点に日本人指導者を派遣
2018年05月24日
日本サッカー協会は、アジアにおけるサッカー発展を目的として、アジア各地に指導者を派遣しています。国際交流基金との共催事業として、6月よりミャンマー国内3都市で日本人指導者が活動します。2017年からマンダレーのアカデミーに派遣されている古賀琢磨氏に加え、新たにヤンゴンのアカデミーに寺峰輝氏、パテインのアカデミーにおける吉田啓氏の派遣開始に伴い、関係者一同がヤンゴンにて記者会見を行いました。
登壇者コメント
ZawZaw ミャンマーサッカー連盟会長
日本サッカー協会とは非常に親密な関係を築いており、将来の代表選手のレベルアップを念頭に日本から昨年、古賀氏をマンダレーアカデミーの監督として招聘しました。そして1年間の活動を見て、他のふたつのアカデミー、ヤンゴン・パセインのアカデミーの監督も日本の指導者にお任せすることにしました。日本の協力を得ることで成果が出ることを信じてさらにふたりのコーチの派遣をお願いしたので、私自身成果を多いに期待しています。こちらの依頼に応えてくれたJFAに感謝しており、これからも一緒にサッカーを発展させていきたいと思います。
丸山市郎 在ミャンマー日本国特命全権大使
1920年代日本サッカーの創生期にミャンマーから東京工業大学に留学していたチョーデイン氏に英国式のトレーニングをもたらしてくれました。その貢献に感謝し、氏は日本サッカー殿堂の一員となられました。今回日本から3人の育成専門のコーチがミャンマーのユース世代を育てることになったのには深い縁を感じずにはいられません。サッカーだけでなくすべての分野でミャンマーと日本の関係が深まることを切に願っています。
佐藤幸治 国際交流基金ヤンゴン日本文化センタ-所長
国際交流基金アジアセンターは文化や芸術スポーツを通じた交流をアセアン諸国と推進するために注力しています。この3月に国際交流基金ミャンマー事務所を開設し、サッカーにおいては2014年にJFA・Jリーグと3者によるパートナーシップを締結しました。この度3人のコーチの活動を支援することをうれしく思います。これによりミャンマーと日本の相互理解がより深まることを期待したいです。
松永隆 日本サッカー協会 国際部 副部長
ミャンマーサッカー連盟と日本サッカー協会の関係は十数年前にZaw Zaw会長が就任されてから格段に深いものになりました。ミャンマー代表チーム各カテゴリーの日本でのキャンプ、コーチの交流、リーグ運営における協力、コーチの派遣など毎年多岐にわたる交流をしています。それらの活動を通してミャンマーが目指すサッカーと日本の目指すサッカーに多くの共通点があることに気がづきました。その意味では、日本の育成専門のコーチがミャンマーの10代前半の選手の育成に携わることは理にかなっていると思います。2026年からワールドカップにおけるアジアからの出場枠が8枠に増えたことはアジアにとって大きなチャンスになると思います。ミャンマーと日本が一緒にワールドカップに出場できる日を楽しみにしています。
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