JFAこころのプロジェクトは10月7日(月)・8日(火)の2日間、元プロサッカー選手の波戸康広さんを夢先生に迎え、株式会社ムゲンエステート協賛による「夢の教室」を開催しました。同社には2017年よりプロジェクトをご支援いただいており、今年で3年連続の冠授業開催となります。同社の新入社員の方々も見守る中、同社の本社ビル近隣の小学校である中央区立有馬小学校で5年生3クラスの子どもたちを対象に「夢の教室」が行われました。

波戸さんは、体育館に集まったクラスの子どもたちとチームになるために、「ポッポ先生」と自ら名乗り、ゲームの時間を行います。子どもたちは与えられた課題を「ポッポ先生」とともに話し合いながら作戦を立て実行し、クリアしていきました。協力することの大切さを身をもって経験した子どもたちは、教室に移り、「ポッポ先生」のこれまでつらい経験を乗り越えた話を聞きながら自分たちが夢を持つことの大切さなどを学び、最後に夢を発表して夢の教室を終えました。

コメント

藤田進一(株式会社ムゲンエステート 代表取締役社長)
私達ムゲンエステートグループが｢夢の教室｣の開催の支援を開始して3年目となりました。昨年と同じ本社近隣の中央区立有馬小学校での実施を決めたのは、CSR活動には地域社会貢献としての一面もあるからです。
2日間で行った3クラスの授業はどれ一つとして同じものはなく、それぞれの特徴を活かしながら子供たちの真剣なまなざしを引き出す夢先生の魅力はもちろんのこと、前段のゲームの時間に夢先生と子供たちの距離をぐっと縮めてくださるアシスタントの存在にもとても魅了されました。
また本社近隣での開催ということもあり、今年は2019年度の新入社員たちも同校を訪れ、｢夢の教室｣の見学をさせていただきました。子供たちと同様、夢先生の話を聞きながら、自分たちの夢や、それを叶える過程で困難を乗り越え成長することの大切さを改めて考える良いきっかけになったと思います。
最後になりますが、今回の開催にあたりご尽力いただきました関係各所の皆様に御礼申し上げます。

波戸康広 さん(元プロサッカー選手)
有馬小学校5年1組・2組・3組の子どもたちとふれあって感じたことは、それぞれのクラスによって雰囲気がガラッと違うという特徴です。クラスによって声がけを変えることで、全体が一つになっていく姿を目の当たりにすることができました。私自身も多くのことを学ばせていただき、大変感謝しております。ゲームの時間では失敗を恐れず、挑戦する勇気は全てのクラスで見受けられました。校長先生をはじめ先生方の関わり方、日頃からのご指導の賜物だと思います。
私の経験から自信を持って児童たちに伝えたかったことは「挑戦した失敗は薬になる」「挑戦しなかった失敗は毒になる」失敗することを怖がらずチャレンジする勇気こそが夢への第一歩だと伝えさせていただきました。
挑戦する前から「成功」ばかりにとらわれるのではなく、日々の「成長」を目指して頑張ってほしいです。

樋山裕則 先生(中央区立有馬小学校 5年1組担任)
「ポッポ先生の授業を受けて、あきらめないこと、努力を続けることが今の自分に大切だと思いました」「自分の叶えたい夢を、言葉に出して友達に伝えることが、夢を叶える第一歩だと思いました」これらは今回の「夢の教室」の後の子どもたちからの感想です。
人生の様々な場面で、多くの方々と出会い、目標に向かって高め合ってきた仲間の存在。そして何より、度重なる困難や挫折を乗り越え、努力を続けることができたのは、プロサッカー選手になりたいという夢を持ち続けたこと。
「努力は裏切らない」「どんな状況においても、今の自分に何ができるかを考える
」これまでのたくさんの壁を乗り越えてきたその強さと経験があるからこそ、言葉に力があり、子どもたちは波戸先生のお話に引き込まれていきました。これからを生きる子どもたちにとって、大切な事をたくさん学ばせていただきました。このような素晴らしい機会を与えていただき、ありがとうございました。

JFAこころのプロジェクト

様々な競技の現役/OB/OGのスポーツ選手などを「夢先生」として学校へ派遣し、「夢を持つことやその夢に向かって努力することの大切さ」「仲間と協力することの大切さ」などをゲームと夢先生の体験談を通じて子どもたちに伝えています。
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