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JFAこころのプロジェクト「ZOJIRUSHIユメセンサーキット2020」がスタート
2020年07月17日
2013年度から実施している象印マホービン株式会社協賛の「ZOJIRUSHIユメセンサーキット2020」は、新型コロナウイルスの影響で例年よりも開始が遅くなりましたが、元陸上選手の秋本真吾さんを夢先生に迎え、大分県大分市の田尻小学校からスタートしました。
夢先生と子どもたちが初めて出会い体育館で行う「ゲームの時間」に、秋本先生は、ハードル5台を並べて一気に飛び切るというデモンストレーションで、子どもたちの気持ちをぐっと引き寄せます。
そのあと例年であればクラス全員が集まって、「作戦タイム」などを通じて、チームの一体感を作るのですが、今回はそれぞれの身体的距離を離して、ソーシャルディスタンスを保ったままでの「新しいゲームの時間」にチャレンジ。
素直な子どもたちばかりで、最初は戸惑いながらもゲームが進むにつれてどんどん積極的に参加してくれて、秋本先生と心の距離を縮めることが出来ました。
教室での「トークの時間」では、全員がマスク着用での実施となりました。マスクを着用した状態でどこまで子どもたちに伝えることができるか、少し不安がありましたが、こちらの想像以上に子どもたちは「新しい生活様式」を受け入れていて、秋本さんの話に終始熱心に耳を傾け集中して聞いている姿が見られました。
夢先生コメント
秋本真吾 さん(元陸上選手)
新型コロナウイルスの影響で、誰もが今までとはちょっと違う手探りで進むような状況の中、これまでの自分の経験という引き出しを使いながら、目の前にいる子どもたちや、関わっている先生方に、楽しんでもらい「開催してよかったな」と感じてもらえるかを最重要目的として、【なんとかなる】ではなく【なんとかしにいく】という強い思いを持って登壇しました。
ゲームの時間では、多少の制約がありましたが、これまでと変わりなく子どもたちの真剣な表情や、夢の教室で味わえる雰囲気を変わらず感じることが出来ました。子どもたちが楽しんでくれている姿や、このような状況でも環境に適応しながら学んでいこうとしていることは、すごいなと思いました。
何かにチャレンジし、努力し、頑張るという一つの【行動】があって、その先に【結果】があります。その【結果】を知るためには、まず【行動】をしなければならないので、そのことをやってほしい。
その【行動】した結果「出来た」を見つけることができれば、それは成功体験となり、高い壁や難しいことに出会ってもそこを乗り越えて、夢に進んでいくことが出来る。
その成功体験を持たないと、何をやっても途中で諦めてしまう人になってしまい夢を叶えることは出来ません。ぜひみんなにはチャレンジ【行動】をする経験を積み、その経験を積んだらその結果楽しい事が起きることを知り、その結果、夢を叶えられる人になれることを知ってほしい。そして、そのサイクルを続けていってほしいと思います。
担任の先生コメント
園田衣里 先生(大分市立田尻小学校 5年1組担任)
体育館での「ゲームの時間」では、夢先生やアシスタントの皆さんの上手な声掛けで、緊張気味だった子どもたちがすぐに心をつかまれ、打ち解けて笑顔で楽しんでいる様子が印象的でした。現在新型コロナウイルスの影響で、身体を動かしたり、みんなで協力して何かに取り組んだりということがなかなか難しい中ですが、今日のようなゲームを通して一体感が生まれたのは、すごく良かったです。
秋本先生のお話では、事前にハードル走の元選手とお聞きしていたので、小さいころからハードル走の練習にひたむきに取り組むことで、夢を叶えたのだろうなと思っていました。しかし、お話を聞くと、ハードル走に限らず、バスケや棒高跳びなど、自分のやりたいこととは違っていても一つ一つのことに全力で取り組んできたからこそ、夢にたどり着くことができたのだなと言うのがわかりました。子どもたちも、得意な勉強に限らず、苦手な勉強も諦めず努力を続けることが、自分の夢に繋がっていくということを感じることができたと思います。このような機会を作っていただき本当にありがとうございました。今日のこの時間が、子どもたちにとって、自分の進路を決めるきっかけになるといいなと思います。
JFAこころのプロジェクト
様々な競技の現役/OB/OGのスポーツ選手などを「夢先生」として学校へ派遣し、「夢を持つことやその夢に向かって努力することの大切さ」「仲間と協力することの大切さ」などをゲームと夢先生の体験談を通じて子どもたちに伝えています。
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