JFAこころのプロジェクトでは2月5日(金)、ローソングループの「夢の教室」募金による2020年度最後のオンライン授業を岡山県備前市立伊里中学校で実施しました。

授業では、元プロサッカー選手の野田恭平さんが登壇。始めは緊張して恥ずかしそうだった生徒たちへ、ゆっくり穏やかに丁寧に言葉を紡いでいく恭ちゃん先生（野田さん）。夢中になってどんどん話に聞き入るにつれて生徒たちの緊張は解けていき、最後には勇気を出して夢の発表もしてくれました。恭ちゃん先生が、一人ひとりの夢に対して熱い想いを持って応援のコメントを伝えると、「なりたい自分」に向かってそれぞれが覚悟をもったようなしっかりとした表情をしていました。

ローソン「夢の教室」募金による2020年度の授業は、全国22の小中学校、42クラスで開催しました。2021年度も引き続きローソン「夢の教室」募金による授業を実施予定です。

夢先生コメント

野田恭平 さん（元プロサッカー選手）
備前市立伊里中学校2年生の夢先生として登壇させていただきました。私自身の経験から学んだ夢を持つことの素晴らしさを、魂をこめて伝えました。真剣に話を聴く生徒たちの表情から、今抱えている悩みや不安に対して逃げることなく向き合い、乗り越えていく、そんな覚悟を感じ取ることができました。
「本当の自分」と「なりたい自分」。そのギャップを埋めるために毎日やるべきことを積み重ねることが未来の自分をつくっていくことに繋がっていきます。夢を全力で追いかけたこれまでの人生を振り返り、自分が感じることができた夢を持つことの素晴らしさというのは、夢があると「なりたい自分に毎日近づける」ということです。みんなが生きている毎日は、実はチャンスで溢れていて、自分が動いた分だけ理想の姿に近づくことができます。全力の「今」を積み重ね、明るい未来を切り開いてほしいと心から願います。このような素晴らしい機会をいただき、大変感謝しています。

学校関係者コメント

生徒会担当（備前市立伊里中学校）
今回は生徒たちに貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。オンラインでの開催ということになり心配なこともありましたが、生徒たちの反応はよく、とても充実した時間になりました。夢先生は、夢の大切さ、その夢に向けて努力する大切さ、そして自身の経験から夢を叶えるためにどんなことが必要かというお話をしてくれました。また、生徒の発表にも丁寧に対応してくれました。「自分らしさ」をとても大切にされていて、生徒自身が「自分らしさ、自分が大切にしていること」を考えるよい機会になりました。そのなかでも「世界チャンピオンになる人は、世界チャンピオンになってどうしたいかという具体的な夢をもっている人だ」という言葉に、私たち大人もとても心を打たれました。夢先生との出会いは、生徒たちが夢について考え、夢に向かって走り出すきっかけになったと思います。本当にありがとうございました。

支援企業コメント

北山達朗 様（株式会社ローソン　事業サポート本部　環境社会共生・地域連携推進部　参与（中四国エリア担当））
今回、2020年度最後の「ローソン『夢の教室』」の授業を岡山県備前市立伊里中学校で開催させていただきました。
今年度は、思いもよらない新型コロナウイルス感染症の影響で、当初のスケジュールが大幅に変更になり、かつ10月よりオンラインでの開催となりましたが、関係された皆さまの熱意とご協力を得て、無事全ての授業が開催できましたことに心より御礼申し上げます。
当日は、真剣な面持ちの生徒の皆さんが野田恭平先生（恭ちゃん）の巧みなお話に引き込まれて、「夢シート」に夢を記入していました。その姿を見ながら、「ああ、自分の時代にもこんな素晴らしいカリキュラムがあったら人生が変わっていたかも知れないな」と、自分の中学時代に思いを馳せていました。生徒の皆さんが、恭ちゃんの教えのとおり本当の自分を見つめ、なりたい自分に毎日近づいていく事を切に願ってやみません。
ローソングループはマチ（地域社会）の一員として、「子どもたちの未来のために」というコンセプトのもと、社会貢献活動を実施しています。今後も「夢の教室」などを通して子どもたち一人ひとりの「夢」を応援していきます。

JFAこころのプロジェクト

様々な競技の現役/OB/OGのスポーツ選手などを「夢先生」として学校へ派遣し、「夢を持つことやその夢に向かって努力することの大切さ」「仲間と協力することの大切さ」などをゲームと夢先生の体験談を通じて子どもたちに伝えています。
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