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みんなで一緒にサッカーを楽しむ「アスパス!グッズ」コレクション第1弾 発売のお知らせ

2022年01月26日

みんなで一緒にサッカーを楽しむ「アスパス!グッズ」コレクション第1弾 発売のお知らせ

日本サッカー協会(JFA)は、多様な人々が共にスポーツに親しみ、一体感を味わうことのできる応援アイテムや、障がいのある人にとってスポーツ観戦や日々の生活に役立つ商品を展開する「アスパス!グッズ」コレクションを立ち上げました。同コレクションの第1弾として、1月27日(木)から、下記のグッズを発売します。

「アスパス!グッズ」は2020年秋にJFAの職員らを対象に実施したダイバーシティ研修を機に立ち上げられました。商品開発にあたっては、JFA職員が障がいのある人やその家族らの意見やアイデアを聞き、障がいの特性によって生じる不都合など、“知らなった、わからなかった”ことを学び、お互いの理解を深めながら一年あまりの試行錯誤を重ねて商品を企画・開発してきました。

コレクション第1弾はタオルやマグカップ、キーホルダーなどの6商品。日本代表エンブレムに凹凸をつけることで目が不自由でも触感によって認識できるようにしたり、耳の不自由な人のサポートとして定番の商品に鈴を取り付けるなど、当事者の意見を参考に工夫を施しました。

「アスパス!グッズ」が、障がいのある人などマイノリティーの人々との対話や交流の”パス“を広げるきっかけになり、共に日本代表を応援することで感動や勇気、希望を共有することにつながると期待しています。JFAは今後も「アスパス!」の活動を通じて、多様性を受け入れ、それぞれの違いを尊重し共生できる社会の実現に努めてまいります。

なお、購入していただいたお客さまからのフィードバックは、今後の「アスパス!グッズ」の開発に生かしていきます。

「アスパス!グッズ」 コレクション第1弾

商品:
1. アスパス! ミニタオル(税込1,000円/サイズ約250×250mm)

2. アスパス! スポーツタオル(税込 2,600円/サイズ約400×1100mm)
日本代表のタオルに初めて刺繍のエムブレムを施しました。これまでのプリント印刷と異なり、視覚障がいのある人も触感でエンブレムを認識できる商品となっています。また綿100%のエコ漂白素材を使用することで環境に優しく、これまで以上に柔らかな肌触りとなりました。

3. アスパス! LEDエンブレムアクリルキーホルダー(税込1,000円)
サッカー日本代表定番商品であるエンブレムキーホルダーに初めて鈴をつけました。視覚障がいのある人の白杖やお子さんのかばんなど、鈴音による周囲への注意喚起の一つとしてご利用いただけます。

4. ラバーコースター(税込1,100円/サイズ約φ90mm)
柔らかいラバーの素材に凹凸加工の日本代表エンブレムを配したコースター。手で触れて日本代表エンブレムとSAMURAI BLUEを感じることができる商品です。

5. マグカップ(税込1,500円)
表面の日本代表エンブレム、裏面のSAMURAI BLUEロゴの両方に今回初めて凹凸加工を施しました。手で触れて日本代表エンブレムとSAMURAI BLUEを感じることができます。

6. アスパス! LEDシリコンブレスレット(税込1,000円)
柔らかいシリコン素材を使用したブレスレット。LED使用により青く光ります。スタジアムの応援シーンを盛り上げるのはもちろん、夜間の視認性向上にも役立ちます。

発売日:1月27日(木)
販売:JFA STORE 
※1/27(木)、2/1(月)にアジア最終予選が行われる埼玉スタジアム2002でも販売します。(南広場予定)

「アスパス!グッズ」 担当スタッフコメント

岩田朋之(JFA人事部/ロービジョンフットサル選手)
「アスパス!グッズ」制作においては、視覚に障がいのある子どもやサッカー仲間の生の声を参考にしながら、彼らが「使ってみたい」と思えるデザインを提案してきました。視覚障がいのある私が制作チームに参画するなかで、「見えにくさ」に配慮した資料づくりやサンプル解説の方法が試行錯誤され、会議を重ねるたびに対話が深まっていったように思います。
私自身、26歳で視力のほとんどを失い、つらい日々を送っていた時に、スタジアムで買ったタオルマフラーが「仲間との絆やチャレンジ精神」を思い出させてくれました。
「アスパス!グッズ」が、障がいのある人をはじめとするマイノリティー性のある人の視点を含めてデザインされ、また制作中の対話から生まれた気づきやメッセージを届けてくれることを願っています。また、より多くのサッカーファミリーを支えてくれること、購入した方々が「アスパス!グッズ」とともに、豊かな経験を積み重ねてくれることを信じています。

仲井健人(JFA総務部/デフサッカー日本代表候補)
私は障がいのある人がサッカーに関われる機会をもっと提供したいと常日頃から考えており、その打ち手のひとつが「アスパス!グッズ」でした。同じ志を持つメンバーとグッズ開発を進めるにあたって、聴覚障がいのある私はメンバーの発言内容を聞き取ることができないため、音声文字変換アプリを使用し、メンバーには音声認識の精度を上げるためにマイクを口元に近づけて話してもらいました。発言するタイミングがわからないこともあるため、機会を振ってもらうことで会議に参加することができました。当初はお互いにどのような形が最善なのか探りながら進めていったものの、会議を重ねる度にお互いに歩み寄り、そしてお互いにとって最善の形を作ることができました。
制作過程で私たちが実践したように、「アスパス!グッズ」が障がいのある人とない人のコミュニケーションを後押しし、サッカーはもちろん日常生活でも相互理解を深めるきっかけとなり、それぞれの世界を広げるものになることを心から祈っています。

「アスパス!」について
JFAはSDGsの取り組みやサッカーを通じた社会貢献活動の総称を「アスパス!」とし、「環境、人権、健康、教育、地域」の5つの重点領域において、戦略的に各施策を推進していきます。「アスパス!」は“地球(earth)の明日(未来)のために私たち(us)がつなぐパス”の意を込めた造語で、サッカーファミリーが世代や時代を超えて”パスを繋いでいく”という強い決意を表現しています。

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