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ZOJIRUSHIユメセンサーキットを東京・大阪の2校で開催(2023年6月)
2023年07月07日
JFAこころのプロジェクトは、支援企業である象印マホービン株式会社による「ZOJIRUSHIユメセンサーキット2023」を、5月に続き、6月にも実施しました。
元プロサッカー選手で現在SHIBUYA CITY FCで監督を務める増嶋竜也さんは、東京都農業大学稲花小学校で、元サッカー日本代表でJFAこころのプロジェクトアンバサダーも務める永島昭浩さんは、大阪府泉大津市立楠小学校で夢先生として登壇しました。
体育館で行った「ゲームの時間」では、子どもたちと夢先生が楽しく体を動かし一緒に協力しながら課題に挑戦、夢先生と子どもたちがチームになって、子どもたちの緊張のカベを取り除いていきます。
その後、教室に移動しての「トークの時間」では、夢を叶えるまでの失敗や挫折それでも諦めず挑み続けた夢先生が、それぞれ熱いメッセージを子どもたちに届けました。
2013年からスタートしたZOJIRUSHIユメセンサーキットは、「子どもたちの夢を応援したい」という象印マホービン株式会社の思いで、熱中症対策を啓発する「熱中応援団」とともに、「夢の教室」を展開。日本全国の小学校から公募で開催校が決まる唯一のプログラムです。「ZOJIRUSHIユメセンサーキット2023」は引き続き7月も実施予定です。
◆6月の実施校(カッコ内は登壇した夢先生の氏名/競技 ※敬称略)
・東京都 東京農業大学稲花小学校(増嶋竜也/サッカー)
・大阪府 泉大津市立楠小学校(永島昭浩/サッカー)
支援企業コメント
美馬本紘子 さん(象印マホービン株式会社 広報部)
コロナ禍を経て久しぶりの対面授業ということで、学校で「夢の教室」を見学させていただきました。
「ゲームの時間」では、児童と夢先生が一緒になって積極的に意見を出し合いながらゲーム攻略に向けて取り組み、声を掛け合いながら皆でベストを尽くそうとする姿に心打たれました。
「トークの時間」では、すべてが完璧に見える夢先生でもこれまでの人生で挫折や後悔があったことを知り、児童は驚きつつ、真剣に授業に聞き入っていました。夢先生からは、夢を持つことの大切さはもちろん、チャレンジした時に失敗してもいいということ、周りの人たちへの感謝の気持ちを忘れないことなど、生きていく上で大切なメッセージがたくさんあり、大人の私の心にも響きました。
当社が「JFAこころのプロジェクト」に協賛して11年目となりました。その間、児童を取り巻く環境は大きく変化していますが、心身ともに健康に成長していただきたい、そして少しでもその後押しができれば、という当社の思いは変わりません。
夢を持つことの大切さを伝え、一生の思い出になる授業を提供できるこの活動を今後も支援していきたいと考えています。
学校コメント
夏秋啓子 先生(東京農業大学稲花小学校 校長)
東京農業大学稲花小学校では、夢先生として増嶋達也氏をお迎えしました。
夢先生がプロサッカー選手になるまでの紆余曲折を、軽快な、しかし、説得力のあるトーク、そして上下する「夢曲線」を使いながらお話してくださると、子どもたちはすっかり引き込まれていきました。プロ選手の華やかな成功の陰には、たくさんの挫折や苦しみ、そして努力があったことを、子どもたちは感じ取ったに違いありません。とくに、つらい時に友だちの励ましで救われたお話は、自分自身の友だちの存在を改めて考える機会にもなったことでしょう。
最後に子どもたちはそれぞれ自分の夢を発表しました。夢を発表することにためらいや恥ずかしさを感じはじめる年ごろかと心配しましたが、それは杞憂。大きな夢を実現した夢先生や友だちの前でそれぞれが堂々と自分の夢を発表できたのには驚き、またうれしく思いました。
本当に良い機会をいただいた「夢の教室」に感謝申し上げます。
田中直子 先生(東京農業大学稲花小学校 教頭)
この度は本校5年生にすばらしい機会をいただき、ありがとうございました。
元Jリーガーの増嶋先生に会えると、子ども達はわくわく、そして少し緊張しながら体育館に集まりましたが、増嶋先生から「今日は先生のことを何と呼ぶかみんなできめていいよ。」と言われ、決まった呼び名はまさかの「たっちゃん」。先生との距離が一気に縮まりました。
「ゲームの時間」では心が解放され、仲間とともに協力しながら全力で体を動かすことを楽しんでいました。「トークの時間」では、まずJリーグの舞台で活躍する増嶋先生の姿が映し出されました。しかし、そこに至るまでに幾度の挫折や壁があり、それでも夢を諦めなかったという増嶋先生。子ども達はとても大切なことを学ばせていただきました。
未来に向かい歩みを進める子ども達に「夢の教室」から大きなエールをいただきました。
増嶋先生、関係の皆様に心から感謝申し上げます。