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2021年度B級コーチ養成講習会女性コース(前期)が終了
2021年07月28日
B級コーチ養成講習会女性コース<前期>が7月12日(月)から16日(金)までの5日間、福島県のJヴィレッジで開催されました。
WEリーグ、なでしこリーグの選手、指導者や、大学サッカー部、4種クラブの指導者などさまざまな場で活動している15名の受講者が集いました。指導現場や環境は違っても、サッカー理解を深め指導力を高めたいという同じ目的を共有する者同士、意見をぶつけ合いながら様々な角度からサッカーを捉え、高校生を相手に指導実践を行い、そこからまた課題を見出して突き詰めることを繰り返し、集中した5日間のコースを全員元気に終えることができました。
後期は来年1月に実施予定です。
○期間:2021年7月12日(月)〜16日(金)
○会場:福島県・Jヴィレッジ
○インストラクター:大野真(JFAコーチ(女子担当)チーフ)、山路嘉人(JFAコーチ)
7月12日(月)
講義:前期開講ガイダンス
講義:分析①プレーの原則
実技:ゲーム
講義:プランニング
講義:指導実践ガイダンス
グループワーク
7月13日(火)
実技:指導実践
講義:指導実践振り返り
講義:コミュニケーションスキル
7月14日(水)
講義:サッカーの基本戦術
実技:指導実践
講義:指導実践振り返り
実技:攻撃の個人戦術(パス&サポート)守備の個人戦術(チャレンジ&カバー)
講義:指導実践ガイダンス
グループワーク
7月15日(木)
講義:フィジカル
実技:フィジカル
講義:プレゼンテーション
実技:指導実践
講義:指導実践振り返り
講義:コーチング
7月16日(金)
講義:プレゼンテーション
実技:指導実践
講義:指導実践振り返り
講義:前期閉講ガイダンス
インストラクターコメント
山路嘉人 インストラクター(JFA)
本コースは、現役引退後のセカンドキャリアへの準備というだけではなく、B級ライセンスコースを受講する事によりサッカーへの理解を促進し、選手の競技力のさらなる向上に繋げることを目的としています。今回参加した受講生は、サッカーに対する技術、戦術面の理解度や分析力が高く、全体的に実技力が備わっていることから、レベルの高い実技のトレーニングとなり、日を追うごとに多くの気付きを得て自信を高めていく様子が分かりました。また、指導実践やレクチャーでのディスカッションにおいても、活発に意見が飛び交い、選手同士が切磋琢磨している様子を感じ取ることができました。
受講生からは、「試合を分析し、プランニングをして指導実践する一連の流れを掴むことができた」、「受講生同士のディスカッションで、様々なサッカー観に触れることができた」などの意見があり、本研修会に臨んだ強い情熱と意欲が伝わってきてました。今回の研修会にあたって、充実した環境をご提供いただいたJヴィレッジの皆様、補助プレーヤーとして参加いただいた、ふたば未来高校男子サッカー部の皆様に感謝します。
受講生コメント
石川成子 さん(北大冠FC)
コロナ禍で大変な中、B級コーチ養成講習会女性コースを開講していただき、誠にありがとうございました。また開催会場のJヴィレッジ、携わってくださった全ての方々に心から感謝を申し上げます。
私が今回この講習会の受講を決めたのは、自分自身の指導力の向上を図りたい、子どもたちに質の高い指導ができるようになりたい、女性指導者の現場での地位向上を図り、次の世代に繋げたいという思いがあったからです。今回の受講生は、世界で戦った経験のあるなでしこ選手、なでしこリーグでプレーしている現役選手、女子チームの監督やコーチ、その他の様々なカテゴリーで活躍されている方など、技術も知識も指導経験も豊富な方々ばかりでした。U-12年代のカテゴリーに携わっている私にとっては、C級コーチライセンス取得からの経過年数が長いことや、年齢差や体力面など、皆さんについていけるか不安でしかありませんでした。結婚・出産・育児を経て”現場”を離れた期間が長かったことの不安や、指導経験の浅い私がこの講習会についていけたのも、インストラクターの大野さん、山路さんの指導はもちろんのこと、他のスタッフの方々、受講生の皆さんに助言や前向きな言葉をかけていただいたおかげだと思っています。また、女性同士で悩みを相談できたこと、共感し合えたことも数多くあり、女性コースを受講して良かったと思っています。
毎日の講義や実技・指導実践は本当にレベルが高く、若い世代や様々な境遇で指導されているメンバーと同じ空間・同じ時間を共有できたことで新たな発見があり、私にとって良い刺激、貴重な経験となりました。無事に前期5日間の講習会を終えることができ、皆さんに感謝しています。これから後期の講習会に向けて、「間の学習」を充実させ、後期も実りのある講習会ができるよう準備していきたいと思います。
南山千明 さん(オルカ鴨川FC)
前期の講習を終えて、普段は選手としてプレーしていますが、今回は指導者という目線でサッカーを学べて、とても良い経験になりました。プレーの言語化と伝えることがとても難しかったので、サッカーを深く理解し伝える技術を高められるようになりたいと思いました。ディスカッションではたくさんの意見が聞けて色々なアイディアが浮かびました。また、それぞれの個性があり立ち振る舞いも違っておもしろいなと思いました。素晴らしいインストラクター、スタッフの方々、指導実践に全力で取り組んでくれたふたば未来学園高校のみなさん、素晴らしい仲間たちと共に過ごせた時間はとても幸せでした。後期の講習もとても楽しみです。間の学習でしっかりと学習し、より良い講習会になるようにしていきたいです。コロナ禍で大変な中、開講していただきありがとうございました。
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