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ユニバーシアード日本女子代表 準決勝フランス代表にPK戦で敗れる 第28回ユニバーシアード競技大会(2015/光州)

2015年07月11日

ユニバーシアード日本女子代表 準決勝フランス代表にPK戦で敗れる 第28回ユニバーシアード競技大会(2015/光州)

第28回ユニバーシアード競技大会(2015/光州)準決勝
2015年7月10日(金) キックオフ 16:30 試合時間:90分
Naju Public Studium(韓国/光州)

ユニバーシアード日本女子代表 1-1(前半0-0、後半1-1、PK6-7) ユニバーシアードフランス女子代表

得点
52分 アガル(ユニバーシアードフランス女子代表)
74分 三橋眞奈(ユニバーシアード日本女子代表)

スターティングメンバー
GK:井上ねね
DF:須永愛海、浦田佳穂、高木ひかり、林香奈絵
MF:吉武愛美、加賀孝子、三橋眞奈、植村祥子
FW:濱本まりん、本多由佳

サブメンバー
GK:新井翠
DF:奥川千沙、長嶋洸、小泉玲奈
MF:川原奈央、横山亜依、山守杏奈
FW:髙橋美夕紀

交代
HT 本多由佳 → 山守杏奈
HT 吉武愛美 → 川原奈央
64分 濱本まりん → 髙橋美夕紀

マッチレポート

ユニバーシアード競技大会の準決勝となったフランス女子代表との戦いは1-1PK(6-7)で終わりました。

試合は序盤から、長身でフィジカルが強い19番と小柄でドリブラーの12番を中心に攻撃を構成するフランスに主導権を握られました。しかし準決勝まで無失点の日本も、GK井上ねね選手(日本体育大)とDF高木ひかり選手(早稲田大)を中心とした守備ブロックで決定的なチャンスをフランスに与えません。膠着状態が続く中、FKやCKでチャンスをうかがうフランスでしたが、日本も粘り強い守備でゴールを守りました。

後半開始から日本は、両サイドハーフを交代して攻勢を図ります。しかし、52分にフランスが右サイドで仕掛けてファールを受け、FKを獲得。ゴール前に入れられたボールに対しフランスの選手とGK井上選手が交錯して、こぼれたボールを押し込まれフランスに先制されます。日本は今大会初失点を記録しました。後半開始から主導権を握ったフランスでしたが、徐々に運動量が落ちてきて日本が主導権を握り返します。しかし、フランスも4枚のDFと3枚のMFの守備の意識が高く、日本の決定機には至りません。

64分、FW高橋美夕紀選手(新潟医療福祉大)を投入して攻勢をかけます。高橋選手が入ったことにより背後のアクションが増えて、相手守備を押し下げゴールに近づきます。迎えた74分、DF須永愛海選手(仙台大)の鋭いCKがポストに跳ね返ってきたところを最後はMF三橋眞奈選手(大阪体育大)が押し込み1-1の振り出しに戻しました。その後もFW植村祥子選手(日本体育大)の飛び出しからGKとの1対1の場面を迎えますが得点には至りません。そのまま後半が終了して準々決勝と同じくPK戦に突入しました。

両国とも1人目が決めて、2人目は互いに決められず、5人目までで決着がつきません。日本の9番目のキッカーがGKに止められ、逆にフランスに決められて試合終了。次戦、銅メダルをかけた3位決定戦の相手は、カナダ女子代表です。試合は、7月12日16:00よりNaju Pablic Stadiumで行われます。

監督・選手コメント

望月聡 監督
ボールを大事にしながらも前に進んでくる、シンプルなフランス代表のサッカーでした。それに対して日本代表は個としての粘り強い守備や判断力、組織的に前線や中盤から積極的に奪いにいく守備で戦いました。
キープ力のある長身FWへのくさびのパスや、落ち着いてパスを回して前に進んでくるフランス代表の攻撃に苦しめられますが、いつものように集中力ある全員での粘り強い守備で前半を0-0で折り返します。
52分に相手FKのこぼれ球をヘディングで押し込まれ失点しますが、74分にDF須永愛海選手(仙台大)の入れたCKのボールが直接ポストに当たり、はね返ったこぼれ球をMF三橋眞奈選手(大阪体育大)が左足で押し込み、1-1の同点とします。残りの時間に得点チャンスを数回創出しますが、決定力に欠きそのまま前後半が終了し、2試合連続のPK戦となりました。18人が関わるPK戦の末、6-7で敗れ、銅メダルを懸けた3位決定戦に行くこととなりました。
課題は当然いくつかありますが、自分たちより強いフランス代表に先制点を奪われても、チームとして崩れることなく、逆に持ち直して追いつき逆転するチャンスまでつくれたことは、選手が成長している証ともいえます。
そして今大事なことは、3位決定戦でカナダ代表に勝つことです。良い準備に入りたいです。

新井翠 選手(国士舘大)
今日は準決勝でフランスとの対戦でした。フランスは身体能力の高いFWを前線に置いて、スペースを上手く使って攻撃し、守備面でも人数をかけてくるチームでした。
立ち上がり、フランスに、前に当てて走るサッカーをやらせてしまいましたが、徐々に自分たちのリズムでボールを回せるようになりました。後半に先制点を取られるものの、ベンチも含め全員で最後まで諦めず粘り強く戦い、CKから一点をあげることができました。
その後、自分たちのペースで試合展開を進めることができたものの、追加点をあげることができず、PK戦となり6-7で惜敗し決勝進出とはなりませんでした。目標であった、優勝には手が届きませんでしたが、3位決定戦では全員でハードークし、メダルを手にしたいと思います。

浦田佳穂 選手(順天堂大)
今日は金メダルに向けて絶対に勝たなければならない試合でした。フランスは堅い守備と前線の身体能力の高さを生かしたカウンターが特徴のチームだということを前日や直前のミーティングで確認して臨みました。
前半は中国戦に比べると自分たちのペースでボールを回せましたが、簡単なパスミスなどが多く、攻めきることができませんでした。後半はフランスが暑さでバテたこともあり、日本のペースで試合を進めることができました。FKから失点してしまいましたが、全員が諦めることなく走り続けて同点に追いつきました。その後も決定的なチャンスを作り出しましたが、決め切ることができず、PK戦で敗れてしまいました。
金メダルの夢は途絶えてしまいましたが、3位決定戦に向けてコンディションを整えていきたいです。最後までTeam27+で戦い抜きます。

スケジュール

6月23日(火) PM トレーニング
6月24日(水) AM トレーニング
4-0 練習試合 vs. ユニバーシアードカナダ女子代表
6月25日(木) AM/PM トレーニング
6月26日(金) AM トレーニング
2-1 練習試合 vs. ユニバーシアードカナダ女子代表
6月27日(土) AM トレーニング
6/29~7/1   トレーニング
28th Summer Universiade 2015 Gwangju
7月2日(木) 0-0 vs. ユニバーシアードロシア女子代表(Mokpo International Football Center)
7月3日(金)   トレーニング
7月4日(土) 14-0 vs. ユニバーシアードコロンビア女子代表(Boseong Public Stadium)
7月5日(日)   トレーニング
7月6日(月) 2-0 vs. ユニバーシアードメキシコ女子代表(Naju Public Stadium)
7月7日(火)   トレーニング
7月8日(水)  0-0
(PK3-1)
準々決勝 vs. ユニバーシアード中国女子代表(Naju Public Stadium)
7月9日(木)   トレーニング
7月10日(金) 1-1
(PK 6-7) 
準決勝 vs. ユニバーシアードフランス女子代表(Naju Public Stadium)
7月11日(土)   トレーニング
7月12日(日) 16:00  3位決定戦 vs. ユニバーシアードカナダ女子代表(Naju Public Stadium)
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