ニュース
エリートプログラム女子U-13 活動2日目・3日目レポート
2015年09月07日
JFAエリートプログラム女子U-13の9月キャンプの2日目、本格的なトレーニングが始まりました。午前中は、パス&コントロールの基本的な技術から、2対2+3、最後は6対4と素早い判断が伴う中でのテクニックのトレーニングをしっかりと行い、昼食後にはコミュニケーションスキルのレクチャーを受けました。午後は時折小雨が降る中、約2時間のトレーニングを行い、入浴後には日本代表のアンダーカテゴリー代表を長年率いていた現FC今治の吉武博文さんの話を聞くという盛り沢山な一日となりました。さらに夜には1時間の勉強タイムも設けます。
3日目、朝から雨が降り続いていましたが、トレーニング開始時刻に合わせるようにその雨もやみ、選手たちは元気にトレーニングを行い、午後の試合に備えました。
午後はFC今治U-13との試合。30分を3本のゲームは11-0(5-0, 4-0 ,2-0)で勝利しました。
夜は、宿題として出ていた「今治の食について」「今治タオルについて」「今治造船について」のテーマをグループ別に話し合ってまとめて発表し、その後、試合の振り返りも行いました。
残すところはたったの1日です。今回のキャンプの集大成となるトレーニングを午前中に行い、午後には解散の予定です。
コーチコメント
西村陽介 コーチ(JFAナショナルトレセンコーチ)
今回のトレーニングキャンプでは「攻守に関わり続ける」、「試合で使えるテクニックを身に付ける」、「ポジションを取り続ける」をテーマに掲げてトレーニングを行っています。こちらの要求する質・強度でトレーニングを行うとパス・トラップ・ドリブルといったミスが非常に多くなってしまうなど日頃の練習・試合環境の中でテーマに掲げた3つを意識してできるようにならなければ世界では戦えないという事を選手達は感じてきてくれている様子でした。また5日・6日とFC今治の吉武さん、女子サブチーフの大部さんに代表活動『世界大会から見た日本と世界の差・今、獲得させなければいけない事』などをレクチャーしていただきました。
6日午後はFC今治U-13とトレーニングマッチを実施しました。トレーニングキャンプのテーマの確認・修正等を行う中、攻撃面では積極的にゴールに向かう・狙うプレーを多く演出することができました。更に良くするためには、ボールの受け方・運び方、味方のボール状況でポジショニング、スピードを変化させるといったことが課題に残りました。同様に守備面では相手のボール状況でポジションを取る・取り続ける・リスクマネジメントといった所が課題に挙げられます。23人の選手全員でより高みを目指してトレーニングキャンプ最終日も頑張りたいと思います。
選手コメント
河本紗英 選手(愛媛FCレディースMIKAN)
キャンプ2日目に受けたコミュニケーションスキルでは、問答ゲームで「2つのうちどちらを選ぶか言うこと」「視点を変える」ということをやりました。問答ゲームでは、なぜ選んだのかをわかりやすく、丁寧に相手に伝えるようにしました。自分では分かり易い表現をしているつもりでも、全て相手に思っていることが伝わっているとは限らないということがわかりました。視点を変えるというのは、絵の中の人がどう思っているのかを自分なりに考えることでした。友達とは1つも同じことを書いていなくて、自分が考えもしなかったことを相手が書いていたので、「そういう考え方もあるんだな」と思いました。コミスキで学んだことを日常に取り入れ、いろいろな人とコミュニケーションを取って行きたいです。FC今治との試合では、トレーニングで行ったことを使うことも出来ましたが、まだまだ頑張らなければいけないことがはっきりとわかったので、これからもっと練習してうまくなりたいです。
伊藤めぐみ 選手(JFAアカデミー福島)
私が吉武さんの話を聞いて思ったことは2つあります。1つ目は「成功したものは皆努力している」という言葉と、「チャンピオンは、チャンピオンになる前から、超一流選手は超一流選手になる前からそのような立ち居振る舞いをしている」という2つの言葉が心に残りました。自分も夢をかなえるために超一流選手のような立ち居振る舞いができるようになりたいです。2つ目は「ゴリさんパス」の映像です。その映像を見て、今までの自分の考えと違ったところに気が付きました。それは、仲間からパスを貰う時のタイミングです。たった数秒の違いですが、実際にゲームの中で相手を外すためには、その数秒がとても大事です。これからはしっかり仲間のボール状況を見て、一番いい時に動き出したいと思います。
百濃実結香 選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
吉武さんの話を聞いて印象に残ったことがたくさんありました。その中でも、技術を支えているのは体力、戦術、精神力で、それを支えているのは人間性、勝っても負けても仲間はいるという話が心に響きました。すべてを支えている人間性を成長させていくことで、技術も体力も戦術も精神力も成長していくことを知り、すべて人間性からなっていくことの大事さを学びました。仲間がいることで試合ができるし、仲間がいるからどんな結果でも一緒に分かち合えるので、仲間は本当に大切だと思いました。FC今治との試合では、今までやってきたことを意識してでき、守備も強くプレスに行けました。男子との対戦でもやることはしっかりやって得点をたくさんでき、無失点で勝つことができてとても嬉しかったです。そんな喜びも感じられるので、仲間に感謝したいと思います。エリートプログラムでいろんな県から集まったみんなとサッカーが出来てとても良かったです。
岩﨑心南 選手(日テレ・メニーナ)
私が攻撃面で出来たことは、積極的に仕掛けられたことです。理由は、相手の逆を取ることができてクロスやシュートが打つことができたからです。次に、攻撃面で課題だったことは、パスを受ける前に周りを見ることができなくてパスがずれてしまいました。だから、次は早く準備をして、周りを見ておいてパスをずらさないようにしたいです。次に守備面でできたことはリカバリーです。私が取られたボールは最後まで自分で取りに行くという意識を高く持っていたから出来ました。そして、守備面で課題だったことは間にパスを入れられてしまったことです。理由は、サイドを意識しすぎてしまったからです。次は、間も意識しながらサイドの守備をしたいと思います。
木村日咲 選手(岡山湯郷Belle U-15・U-18)
私がゲームで目標にしていたことは、ゴールを決めることです。理由は初日、紅白戦をした時にゴールを決めることができなくて悔しかったからです。だから今日のゲームで絶対にゴールを決めることが目標でした。そして結果的に2点入れることができたので嬉しかったです。特に1点目は本当に良いパスが来たので、絶対に決めようと思ってシュートをしたらゴールにつながりました。味方とタイミングがバッチリあったので、フリーでボールを受けることができました。このように仲間と意図的にプレーできることは本当に楽しいなと改めて感じました。そして、サッカーはみんなの仲を良くしてくれるなと思いました。その一方、課題が残る試合でもありました。ゴールを決めないといけないシーンで外してしまったりしました。だから、日々の練習でもっと意識しなければいけないと思いました。
スケジュール
9月4日(金) | PM | トレーニング |
---|---|---|
9月5日(土) | AM/PM | トレーニング |
9月6日(日) | AM 11-0 |
トレーニング 練習試合 vs FC今治U-13 |
9月7日(月) | AM | トレーニング |
関連情報
最新ニュース
- 大会・試合 2024/11/22 配信決定 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 プレーオフ2回戦
- 日本代表 2024/11/22 【JFA STORE】最大50%OFF!南野拓実、伊東純也、中村敬斗選手を含む人気アイテムが特別セール!
- 指導者 2024/11/22 2025年度 JFA ゴールキーパーレベル1コーチ養成講習会 女性コース 開催要項
- 選手育成 2024/11/22 JFAとアディダスによるU-12年代の選手を対象とした特別イベント「JFA アディダス U-12 DREAM ROAD キャンプ 2024」を初開催~2024年12月14日(土)JFA夢フィールド~
- 大会・試合 2024/11/22 会場、キックオフ時間変更のお知らせ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024