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第12回全日本女子フットサル選手権大会 フットサル日本女子代表 在原正明監督が見どころを解説
2015年10月27日
第12回全日本女子フットサル選手権大会が11月6日(金)に北海道・釧路で開幕します。日本一の女子フットサルチーム決定戦の開幕を、フットサル日本女子代表の在原正明監督も楽しみに待っています。ここでは在原監督が女子フットサルの魅力や今大会の見どころについて語りました。
監督インタビュー 在原正明監督(フットサル日本女子代表)
――女子フットサルの魅力は何だと思いますか。
在原 選手たちが純粋で、一生懸命プレーする姿勢が伝わってくるところです。男子選手が闘争本能むき出しで戦うのに対して、女子は結束力が強く、チームとして良いプレーをしようという思いが強いように感じます。女子サッカーの実績がある選手が混ざっていることがあって、そんな選手は勝者のメンタリティーを備えているため、「あの選手は戦っているな」というのが分かりやすいという面もあります。
――全日本女子フットサル選手権は、今年で12回目を迎えます。
在原 大会を重ねるにつれて、地域差が減りつつあると思います。かつては個人の能力や即興性を重視するチームが多かったのですが、ここ数年で組織的に守り、組織的に攻めるチームが増えました。ベンチも変わりました。フットサルの選手としてプレーした経験を持つ方が、現在は指導者として活躍しており、戦術のバリエーションがより豊富になっています。
――注目しているポイントを教えてください。
在原 守備には課題があるけれど、一度ボールを持つと誰にも止められないような選手、全てのシュートを止めてしまうGKなど、「変わり種」に出てきてほしいです。女子フットサルには全国リーグがないので、各地域の選手情報をカバーしきれません。その分、全国大会ではサッカーからフットサルに転向した選手や、海外での武者修行から帰ってきた選手といった新しいタイプに出会えることがあるので、いまから楽しみにしています。
――フットサルをしている一般の女性にとって、選手たちのどんなプレーが参考になると思いますか。
在原 たとえばミスに絡んだ選手がその後、試合でどんな工夫をしているか、次に似た場面と遭遇したとき、どうやって対応するかを見るといいかもしれません。フットサルはコートが小さいため、同じようなプレーが連続して展開されます。失敗は多いけれど、成功する回数も多い。ですから、選手たちとチームの修正能力を見てほしいです。
――大会に興味を持っている方々へのメッセージをお願いします。
在原 女子フットサルの選手たちには忠実で団結心があるので、清々しさを感じられます。戦術的には男子とそん色ないですし、個々のスキルでは、男子を凌駕する選手もいます。この大会でトップレベルの女子フットサルを体感してください。また、小さいお子さんにとって、選手たちが日本一を争う姿を見ることは良い刺激になると思います。ぜひご家族で会場に足を運んでください。
第12回 全日本女子フットサル選手権大会
2015年11月6日(金)~8日(日)
北海道/湿原の風アリーナ釧路
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