ニュース
第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 「自信を持って連覇に挑戦したい」岩清水選手(日テレ・ベレーザ)
2015年10月27日
女子サッカー日本一を決する第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会が、11月7日(土)に開幕します。今回は、前回大会で優勝を飾った日テレ・ベレーザのキャプテン、岩清水梓選手が登場。皇后杯の印象や連覇に向けた意気込みなどを語ってもらいました。
取材協力○東京ヴェルディ1969フットボールクラブ株式会社
――昨シーズンは5大会ぶりに皇后杯を制覇。全試合無失点と強さを見せました。
岩清水 大会終了後に、長くベレーザを引っ張ってきてくれた小林弥生選手が引退することが決まっていたので、絶対に優勝して引退に花を添えたいと思っていました。また、リーグ戦のレギュラーシリーズでは勝点差1で、エキサイティングシリーズでは得失点差で優勝を逃して悔しい思いをしていました。そういった思いと、リーグ戦ではタイトルを取れなかったけれどそれに近づけたというチーム全体の自信が、最後に優勝という結果になって表れたのだと思います。
――キャプテンとしてカップを掲げるのはどういう気持ちでしたか。
岩清水 最後に出て行って表彰台のセンターでカップを掲げる経験なんてなかなかできないですし、チームが若返ってから初めて獲得したタイトルだったので本当にうれしかったです。でも、私がキャプテンになって初めのタイトルで、それまでは代表でもベレーザでもキャプテンの周りにいる側だったので、「あのカップを掲げるのは私ですか?」って確認するくらい戸惑いもありました(笑)。
――現在のチームをどのように見ていますか。
岩清水 チームが若返ってから今年で3シーズン目になりますが、ここまで苦労がありましたし、若手に掛ける言葉という意味でも本当に大変でした。若い選手たちには、「頑張るのは当たり前。ベレーザは常に優勝を狙わなくてはいけないチーム」と言い続けて、責任感や戦う意識などを繰り返し伝えてきました。今シーズンはようやく選手個々が責任感を持つようになり、チーム全体に今までになかった厚みが出てきたと感じています。
――今大会は連覇が懸かります。
岩清水 連覇に挑戦するプレッシャーを楽しみたいですし、カップを掲げるあの気持ち良さをまた味わいたいですね。今年のFIFA女子ワールドカップのときにも同じことを言いましたが、連覇に挑戦できるのは前回優勝している私たちだけなので、自信を持って、前回同様無失点優勝に挑みたいと思います。
――ところで、岩清水選手はこれまで6度、皇后杯を制していますが、ご自身にとって皇后杯とはどういう大会ですか。
岩清水 以前は、決勝は元日に男子の試合の前にやっていて、今でもそのイメージが強いです。当時、まだ若手だった私はタイトルの重要性を十分に理解していなくて、優勝してもただうれしいとしか思っていませんでした。3連覇もなど、今思うととんでもないことを成し遂げていたんだなと思うんですけど。そういった素晴らしい成績を残すことができた一方、1回戦で負けてしまったこともあるので、良いこともつらいことも含めて、本当に多くの経験を積むことができる大会だと思います。
――最後に、ファン・サポーターにメッセージをお願いします。
岩清水 今大会でもカップを掲げたいですし、2015年度の締めくくりとして笑って終わりたいと思います。現在、日本女子サッカーは全体のレベルが上がってきているので、その中での連覇は以前にも増して難しいと思いますが、その分、価値もあります。最後まで優勝目指して全力で戦いますので、応援よろしくお願いします。
第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会
11月7日(土)~12月27日(日)
大会情報はこちら
関連ニュース
最新ニュース
- 大会・試合 2024/11/25 なでしこ1部チームが地力を見せる 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会
- 大会・試合 2024/11/25 チケット販売概要のお知らせ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 ファイナル
- リスペクト・フェアプレー 2024/11/25 仲間としての心づかい ~いつも心にリスペクト Vol.138~
- 大会・試合 2024/11/24 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 WESTは大津高校が優勝
- 大会・試合 2024/11/24 71大会ぶり関西勢決勝制し、ヴィッセル神戸が2度目の戴冠 宇佐美選手不在のガンバ大阪、決定機を生かせず惜敗 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会