ニュース
女子大生の熱い戦いが開幕! 第24回全日本大学女子サッカー選手権大会
2015年12月27日
「第24回全日本大学女子サッカー選手権大会」が12月26日(土)、三木総合防災公園(兵庫県三木市)で開幕し、各地域の代表16チームが1回戦を戦いました。
ピックアップマッチ1
吉備国際大学 2-1(前半1-1、後半1-0)慶應義塾大学
前回大会第3位の吉備国際大学と初出場の慶應義塾大学の対戦は、序盤から吉備国際大が主導権を握ります。4分、直接フリーキックから先制点をあげます。
ビハインドを負った慶應義塾大は、吉備国際大のボールポゼッションが続く中、17分に一瞬の隙を突いてカウンターを仕掛けた堀井美月選手が左足を一閃。同点に追いつきます。その後も慶應義塾大が組織的な守備から決定的なチャンスを作り出す中、前半が終了します。
リズムをつかみきれない吉備国際大ですが、後半開始から2名の選手を交代させる積極策で活性化を図り、これが奏功します。慶應義塾大に疲れが見えはじめた55分、途中出場の小松未奈選手が右からのクロスに合わせて勝ち越し点を奪い、吉備国際大学が優勝へ向けての一勝を手にしました。
ピックアップマッチ2
武庫川女子大学 4-0(前半2-0、後半2-0)四国大学
出場19回を誇る武庫川女子大学と初出場の四国大学の対戦は、立ち上がりから武庫川女子大が攻勢に出ます。9分、右コーナーキックに上野愛里選手がヘディングで合わせて先制点をあげます。さらに30分には、ゴールキーパーのクリアに反応した宮田亜里紗選手が2点目をあげ、2-0で前半を終えます。
後半の立ち上がりは四国大がペースを握ります。主将の梅津萌選手を起点とした丁寧なボールポゼッションからチャンスを作り出しますが、得点には至りません。一方、武庫川女子大は、持ち前のスピーディーなカウンターから84分に宮田選手、87分には棟安葵生選手が追加点をあげ、4-0で危なげなく勝利しました。
ピックアップマッチ3
仙台大学 4-1(前半2-1、後半2-0)札幌大学
東北第1代表の仙台大学と合同チームでの出場となる札幌大学の対戦は、波乱の幕開けを迎えます。立ち上がりの仙台大の猛攻をしのいだ札幌大は、前半5分、上村咲菜選手のドリブル突破からゴール正面でのフリーキックを得ます。これを依馬結里選手が直接しずめて、待望の先制点をあげます。
追いかける立場となった仙台大学は、17分、右コーナーキックから高野沙緒里選手がヘディングシュートを決め同点に追いつきます。その後も仙台大が攻め続け、札幌大も粘り強く対応しつづけますが、前半アディショナルタイムに加賀孝子選手がPKを決めて仙台大が2-1で折り返します。
後半も仙台大の攻勢が続きます。50分には門間香奈実選手、後半ロスタイムには加賀選手がこの試合2点目となるゴールを奪い、4-1とリードを広げた仙台大が勝利しました。
その他の試合結果
福岡大学・九州国際大学 0-3(前半0-1、後半0-2)愛知東邦大学
八戸学院大学 0-8(前半0-4、後半0-4)武蔵丘短期大学
環太平洋大学短期大学部 4-0(前半3-0、後半1-0)神戸親和女子大学
信州大学 0-8(前半0-3、後半0-5)順天堂大学
九州共立大学 0-8(前半0-4、後半0-4)神奈川大学
当日の試合速報は全日本大学女子サッカー連盟公式Twitter(@_juwfa)で行います。
また、公式Facebook、公式 Instagram(@_juwfa)にて最新情報を配信しております。
監督・選手コメント
太田真司 監督(吉備国際大学)
初出場の慶應義塾大学は、チームコンセプトが明確であり、勝負に徹したサッカーでした。私達がFKから先制しましたが、慶應大の粘り強い守備と鋭いカウンターにより失点を受けました。後半私達は、運動量で上回りクロスから鼻の差でゴールし何とか勝ち越すことができました。試合後の慶應義塾大学の姿は涙しながらもモラルの高さを感じる堂々とした素晴らしい立ち振舞いでした。次も素晴らしい相手と戦える事に感謝し、全力を尽くします。
菅原美沙紀 選手(吉備国際大学4年)
インカレ初戦は、慶應義塾大学に2対1で勝つ事ができました。前半先制点を早い段階で奪いましたが、慶應義塾大学の速い攻撃、球際の強さ、正確なロングボールに苦しみ、失点してしまい1対1で前半を折り返しました。ハーフタイムに全員が目標を共有し、前半の戦いを振り返り個人個人の役割を明確にし後半に望みました。後半危ない時間もありましたが、交代選手の活躍により得点することができました。今日の勝ちは、チーム全員で勝ち取ったものです。四年生ラストの大会で緊張感のある中で勝ちきれたことを自信にかえ、2回戦も吉備らしくアグレッシブにひたむきに勝利をもぎとりにいきます!!
松下健二 監督(武庫川女子大学)
スタメンの4人が4年生、4人が1年生と、それぞれの思いは異なるものの緊張したゲームの入りでした。ミスパスのオンパレード、ミドルシュートはいつも通りの枠を大きく外れたシュートばかりでした。相手はワンタッチで大変素晴らしい展開でした。何とか勝てましたが、2つの失敗を糧として次の試合に挑みたいです。
吉川亞希 選手(武庫川女子大学)
初戦ということもあり、いつもよりプレーの入りが少し固くなってしまっているように感じました。前半15分に1点、30分に2点目が取れたことから少しずつ自分達のサッカーが出していけていると思いました。結果は4ー0というスコアでしたが、内容的にはもっと追求できる部分があるので、次の東京国際戦では自分達の力を全て発揮して勝利へと結びつけたいです。
黒澤尚 監督(仙台大学)
序盤に失点をし、その後も札幌大学の縦に速い攻撃が素晴らしく、主導権をとることができませんでした。しかし、選手達は落ち着いたプレーで得点を重ねて勝利を掴むことができました。2回戦では、北海道・東北地域の代表として仲間達の思いを胸に秘め、戦いに挑みたいです。
須永愛海 選手(仙台大学)
全国大会ということで、いつもとは違う雰囲気の中での試合で緊張感もありました。また、初戦ということもあり、ゲームの入りがとても難しかったです。苦しい時間帯もありましたが、その中で自分達の持ち味を発揮できたのは良かったと思います。次の2回戦は静岡産業大学との対戦となります。難しい試合になると思いますが、初戦を突破した勢いで仙台大らしく、楽しんで勝ちにいきます。
第24回全日本大学女子サッカー選手権大会
2015年12月26日(土)~2016年1月17日(日)
大会情報はこちら
関連ニュース
最新ニュース
- 日本代表 2024/11/25 フットサル日本女子代表候補 国内トレーニングキャンプ メンバー・スケジュール(11.28-12.1@千葉/高円宮記念JFA夢フィールド)
- 2024/11/25 令和6年能登半島地震 復興支援活動 サッカーファミリー復興支援チャリティーオークション第8弾、本日より開始
- 大会・試合 2024/11/25 大津がWEST初制覇 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第20節
- 大会・試合 2024/11/25 なでしこ1部チームが地力を見せる 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会
- 大会・試合 2024/11/25 チケット販売概要のお知らせ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 ファイナル