JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 女子サッカー > 最新ニュース一覧 > 初出場のUILANI FCが初優勝! 第27回全国レディースサッカー大会
ニチバン
明治
国内競技開催事業

ニュース

初出場のUILANI FCが初優勝! 第27回全国レディースサッカー大会

ニチバン
明治
国内競技開催事業

2016年03月22日

初出場のUILANI FCが初優勝! 第27回全国レディースサッカー大会

3月21日(月・振休)、第27回全国レディースサッカー大会の最終日を開催。各順位別トーナメントの決勝戦と3位決定戦を行い、UILANI FC(関東1/埼玉)が初優勝を飾りました。

4位トーナメント決勝は、室蘭アイスバーズ(北海道)と清水FCレディース(東海/静岡)が対戦。1-1で迎えた38分に決勝点を挙げた室蘭が勝利しました。また水沢ユナイテッドFC(東北1/岩手)は4位トーナメント3位決定戦でAngora(中国1/岡山)に勝利し、今大会初得点と初勝利をつかみました。

3位トーナメント決勝はFC べにばな(東北2/山形)と長野フレンズ(北信越/長野)が対決すると、前半に先制したべにばなが、終盤の48分に芦埜結香選手のゴールでリードを広げて2-0で勝利。前回大会は10位でしたが、それを上回る成績を残しました。

2位トーナメント決勝のおいでやす京都(関西/京都)とモゼーラ鹿児島(九州2/鹿児島)による一戦は劇的な幕切れとなりました。1-1で迎えた後半、47分にモゼーラは田原光希選手が今大会初めてピッチに立つと、アディショナルタイムにその田原選手の右サイドからの折り返しを稲冨奈津希選手がゴールに突き刺し、それと同時に試合終了の笛が鳴り響きました。

1位トーナメント決勝は、UILANI FCが東京アルテミスSC(関東2/東京)を押し込む展開。5分には右サイドから、13分には左サイドからのパスを受けた石田美穂子選手が決定的なチャンスを迎えますが、いずれも相手GKのセーブに阻まれました。さらに16分には森田牧子選手が左足でシュートを放ったものの、クロスバーに嫌われゴールならず。東京アルテミスを自陣に攻め込ませないほどUILANI FCがペースを握りますが、スコアレスのまま試合を折り返します。

後半は東京アルテミスもチャンスをつくりますが、UILANI FCの好守の前にゴールネットを揺らすことはできません。試合は延長戦へと突入し、前後半5分ずつの間に両者ともにゴールを奪えないままタイムアップ。勝負の行方はPK戦へと委ねられました。UILANI FCにとっては2試合続けてのPK戦となりましたが、前日と同様、GK齋田由貴選手がビッグセーブを連発。3本中2本を完璧に読み切ってシャットアウトし、PKスコア3-0で勝利を収めました。

「今年しかできない初出場初優勝を達成できて良かった」(森田牧子選手兼監督)というUILANI FCですが、「PK戦の前に決められなかった悔しさがあるので、もっと練習をして、来年は連覇します」と、来年の大会への意気込みを語って大会を後にしました。

なお3位決定戦も延長戦にもつれこむ激闘となり、延長前半に決勝点を挙げたトナカイレディースF.C.(九州1/福岡)がFC BB(関東4/埼玉)を2-1で撃破。フェアプレー賞は東京アルテミス、大会最優秀選手賞はUILANI FCの石田選手が受賞しました。

選手コメント

佐々木エリカ 選手(水沢ユナイテッドFC)
ここまで1勝もできていなかったので、「1点取れたらいいね」と話している中で2点を取って勝てたことが本当に嬉しくて、チームみんなで優勝したかのような勢いで喜びを味わっていました。負けが続いていましたが、それでもみんなで楽しんで盛り上げることを意識して3日間を戦いました。この年齢になってもみんなと蹴れることが嬉しいですし、勝つことでさらに喜びも大きくなります。なので、すでに「来年も絶対にここに来て、今年よりも良い成績を残す」とみんなで話しています。

白石幸子 選手(FC べにばな)
3日間このメンバーと戦うことができて幸せですし、楽しかったです。山形市内のべにばなというチームが主体ですが、中には山形出身で東京や福島から駆け付けてくれた選手もいます。昨年はこの3位トーナメントの決勝で負けていたので、その成績を超えることができて良かったです。私は鶴岡市で中学校の先生として男子サッカー部の顧問もしているのですが、「先生、点決めてきて」という約束を果たせて良かったです。「先生も頑張ったから君たちも頑張れ」と生徒に報告したいと思います。

峯さやか 選手(モゼーラ鹿児島)
元々、60歳前後の方々による「おごじょ」というチームがあり、その先輩方が培ってきたものを受け継ぎ、昨年から若いチームになりました。「おごじょ」とは鹿児島弁で「女性」、「もぜか」は「かわいい」という意味です。チームの半数くらいは子どもがいて、地元に残してきています。会えない寂しさもありましたが、先輩から託されたもの、応援してくださる方々、支えてくれる家族の思いを力に変えて頑張れました。最後に全員が出場し、そしてみんなで勝利をつかめたことが本当に嬉しかったです。

森田牧子 選手兼監督(UILANI FC)
3日間の戦いで体はボロボロでしたが、このチームは前向きな声とプレーが持ち味なので、東京アルテミスに負けないくらいの気持ちを持って最後まで諦めずに戦い続けることができました。優勝の瞬間はこのチームで勝てたことが本当に嬉しかったのですが、一方で、個人的には決めるべきところで決められなかったシーンがたくさんあり、PK戦の前に決着をつけられなかった悔しさもありました。だからこそ、来年はきっちりと決めて勝ちたいですし、連覇を達成するためにもっと練習してきます。

JFA-TV

決勝フルマッチ 東京アルテミスSC vs UILANI FC

順位決定トーナメント各決勝

第27回全国レディースサッカー大会

2016年3月19日(土)〜3月21日(月・振休)
時之栖スポーツセンター 裾野グラウンド(静岡県裾野市)
大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー