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第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 30日にいよいよ開幕

2016年12月29日

第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会 30日にいよいよ開幕

高体連に所属する女子サッカーチームの日本一決定戦、「第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会」が12月30日(金)に兵庫県内で開幕します。大会には全国の地域予選を経て選出された32チームが出場し、ノックアウト方式で2017年1月8日(日)の決勝を目指して凌ぎを削ります。

前回大会を制し、今夏のインターハイ王者でもある藤枝順心高校(東海1/静岡)は、初戦で開志学園JSC高等部(北信越1/新潟)と対戦。藤枝順心の福田ゆい選手が、「自分たちの目標は2冠なので初戦は通過点。勝って弾みをつけたい」と語れば、開志学園JSCの守屋栞奈選手は「強い相手と戦いたかったので楽しみ」と、臆することなく1回戦に臨みます。

本大会5度の優勝経験を誇る常盤木学園高校(東北1/宮城)は、柳ヶ浦高校(九州1/大分)との初戦で大会をスタートさせます。常盤木学園の鈴木日奈子選手は「1回戦は大会を通して大事になると思うので、勝って優勝に向けて良い流れをつくりたい」とコメント。対する柳ヶ浦の佐々木愛純選手は「強豪校と戦うのは緊張しますが、勝って勢いをつけたい」と意気込みます。

関東第1代表の湘南学院高校(神奈川)は、大阪の強豪・大阪桐蔭高校(関西3)と対戦します。湘南学院の佐久間未稀選手が「どんな相手に対してもチャレンジャー精神を忘れずに勝ち上がることが目標」と語る一方、大阪桐蔭の芝ひより選手は「湘南学院とは夏の遠征などでも一緒に行動することが多かった。目標である優勝に向かって勝ちたい」と1回戦に向けて気合いを入れていました。

今大会は、年始に開幕していた従来のスケジュールと異なり、年末に開幕し、年をまたいでの開催となります。新たな試みに向けて、常盤木学園の阿部由晴監督は「長丁場となるだけに、チームとしてフィジカル、メンタル両方を充実させ続けることが大事になると思う」とコメント。日ノ本学園高校(関西1/兵庫)の田邊友恵監督は、「やってみないと分からない部分もあるけれど、対戦相手に応じてコンディショニングを整えたい。試合の間隔が空き、選手たちの怪我のリスクが減ること、次の試合に向けてしっかりと準備ができることは大きいと思う」と語ります。

各チームにとって集大成となるこの大会で、選手たちがどのようなプレーを披露し、どのチームが勝ち名乗りを上げるか注目されます。

第25回全日本高等学校女子サッカー選手権大会

2016年12月30日(土)~2017年1月8日(日) [全試合無料]
1回戦~準々決勝:兵庫県内会場
準決勝~決勝:ノエビアスタジアム神戸(兵庫県)

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