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学習への取り組み ~JFAアカデミー今治 スタッフ通信Vol.15
2020年11月18日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー今治のレポートを担当するのは木村リエコーチです。
ラーニングプログラム(学習サポート)
今回、JFAアカデミー今治のスタッフ通信を担当するコーチの木村リエです。今回はJFAアカデミー今治が世界に通用する選手の育成を目指して実施している、5つのプログラムの中のラーニングプログラム(学習サポート)についてご紹介します。
JFAアカデミー今治は週末帰省型として中学の3学年32名が寮で生活をしています。選手たちは平日、中学校から寮へ帰ってくるとすぐにバスへ乗り込み、トレーニングへ向かいます。約2時間のトレーニングを終えて寮へ戻ると、消灯までの短い時間で洗濯や翌日の準備、学習など時間の使い方を考えて日々を過ごしています。
JFAアカデミー今治では、サッカーだけでなく様々なプログラムを通して個の育成を行っており、その一つに、学校を退職された元教師の方々に学校の授業をサポートしてもらう「学習サポート」があります。このプログラムは、まずは中学生として授業でしっかり学習して理解することを基本に、自主的に取り組む姿勢や進路に対する考え方を学ぶことを目的としています。学年ごとにカリキュラムを設定し、1年生はまず学習に対する方法を学びます。60分間集中して机に向かうこと、定期考査や自主学習への取り組みを実践します。
学年ごとの取り組み
1年生は現在、平日の夜に1時間の学習時間を設けています。冒頭の10分間でドリルを使って集中力を高め、その状態で学習に取り組んでいます。最近では机に向かう姿勢や取り組み方が変わりつつあり、自ら学習する習慣が身につくようになればと思います。2年生においては、学校で問題解決をする方法を学びます。授業への取り組みはもちろん、積極的に質問することや自らの課題に気づき、自身で解決する力を身につけること、そして進路相談などのサポートをします。3年生になると、自身で問題解決する方法を学び、自身の進路に向かって自主的かつ具体的な取り組みをしていくことをサポートします。
このように、学年ごとに学習に対する基本的な取り組み姿勢や考え方を身につけ、高校や大学進学後に、自分自身で学ぶ力や問題を解決する方法を習得し、将来、サッカーだけではなく、先頭に立って社会に貢献できるリーダーとなれるよう、ここでの3年間を大切に過ごしてほしいと思います。