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なでしこジャパン 男子大学生との合同トレーニングを実施
2021年03月27日
なでしこジャパンは26日(金)、地元の鹿屋体育大学サッカー部と合同でトレーニングを行いました。
なでしこジャパンでは、海外勢の上背の高さやスピード、キック力を生かした大きな試合展開に備えるため、地元の大学やクラブチームの協力を仰いで男子との合同トレーニングを行っています。この日協力してくれたのは、第99回天皇杯に鹿児島県代表として出場し、2回戦でJ1・名古屋グランパスを3-0で下して大会を大いに盛り上げた鹿屋体育大学でした。
ウォーミングアップでは、力強い海外チームとの試合中のコンタクトプレーを想定し、ぶつかり合いの中でも腕をうまく使いながら細かなステップで重心の高さや位置を調整して男子のパワーに対抗します。8対8のトレーニングでは、大学生の攻撃に対してなでしこジャパンが守備、そして大学生の守備に対してなでしこジャパンが攻撃と、低い位置でのビルドアップから攻守において、相手のパススピードやロングキック、動き出しの速さやフィジカルコンタクトの強さに予測を利かせながら2人、3人と連携して対応します。その後、セットプレーのトレーニングを挟んで11対11のフルゲームを45分行い、強度の高いトレーニングを終えました。チーム内でのトレーニングだけでは体感できない力強いサッカーに対して積極的にチャレンジし、エラーに対してはその場で話して改善策を模索し、新たにチャレンジを続けることができた有意義な時間となりました。
選手コメント
DF 鮫島彩 選手(大宮アルディージャVENTUS)
聖火リレーは、当初の予定より大幅に規模が縮小されての開催だったと思いますが、多くの方が関わり、また多くの方が感染症対策を徹底して、本当にたくさんの方のご尽力があってスタートできたと思っています。東京オリンピック開催について世の中には多くの意見があることも知っていますし、多くのアスリートにとっても難しい状況ですが、私たちはオリンピックに向けて全力で準備するべきだと感じました。その想いを持って最高の準備をしたいと感じています。同じく参加した髙瀬選手も世界で戦うことの厳しさを理解している選手なので、そうした経験を一緒に今のチームに還元していければいいなと思います。先輩方に久しぶりにお会いできて、改めて偉大な方々だなと感じました。私には先輩たちと同じようにはできませんし、今の若い選手のポテンシャルは高くて自分も学ぶことが多いので、一緒にチームを作っていければと思っています。当時、先輩たちが若い自分にも意見を聞いてくれたように、自分も色々な人の意見を聞きながら、全員がそういう意識を持っていいチームを作っていきたいです。
サイドバックやセンターバックといった複数のポジションで試合に出ることがありますが、どのポジションであれ、特にオリンピックについては18人という少ない人数でかなりの過密日程を戦うことなります。一人が複数のポジションでプレーすること、どのポジションでもしっかりとしたサッカーを成立させることが重要だと思います。サイドバックであれセンターバックであれ、またどの選手との組み合わせにしてもレベルの高いものを追求していかないといけないと思いながら、今日は大学生に力をお借りしてトレーニングに取り組みました。今日のトレーニングについて個人的な感覚ですが、守備についてはコンパクトさを大事にやろうという中で、自分たちよりもスピードもパワーも上回る選手と対峙した時にどういうエラーが出るのか、そこへの改善、対策に繋げられるトレーニングだったと思います。攻撃面ではボールを回しているだけになってしまい、なかなかゴール前に侵入できなかったことが課題でした。ゴールに近づくために、全体的に動き出し、動き直しの部分をもう少し意識していかないとなかなかペナルティエリアに入っていくことは難しいと感じたので、ミーティングを通じても色々な選手と話していきたいです。
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