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なでしこジャパン 強い日差しの下でコンセプトを持ってトレーニング

2021年06月25日

なでしこジャパン 強い日差しの下でコンセプトを持ってトレーニング

なでしこジャパンのトレーニングキャンプ4日目となった24日(木)は午前にトレーニングを行いました。

着用するマスクの跡をスタッフの顔にくっきりと残すほど強い日差しのもと、主に攻撃面におけるコンビネーションをテーマにしたトレーニングを行いました。狭いスペースを打開するイメージで、3人目を意識しながらダイレクトパスを繋ぎます。「神は細部に宿る」と高倉麻子監督が話したように、ワンプレーごとに「アクション!」「距離感!」「角度!」「タイミング!」とコーチ陣から“こだわりポイント”についてコーチングの声や、「OK!ナイス!」「ミスは出るもの、リカバリーが大事!」といった声が飛び、トレーニングを盛り上げます。

仕切られたスペースの中でのポゼッショントレーニングでは、中に4人ずつの2グループを作り、両サイドにターゲットとなる選手と、それとは別にフリーの選手が中に入り、攻撃側が実質7人となる形で行われました。「遠くを見る」「ボールの移動中に見ておく」「オープンな体の向き」など、ここでも具体的なコンセプトが伝えられ、チーム全体でイメージを描きます。最後はピッチサイズを小さくした8対8のゲームを行い、この日のテーマである2人、3人のパス交換からゴール前に攻め入りシュートという形が数多く見られました。

また、全体練習の後にはGK山下杏也加選手と守備陣が集まり、ゴール近くに侵入された際の守り方について山下選手を中心に確認する姿が見られました。練習後にはこのようにポジションが近い選手同士で積極的に意見をぶつけ合う姿が日に日に増えてきています。

この活動期間中、男子高校生との合同トレーニングやトレーニングマッチが組み込まれ、積み上げてきたなでしこジャパンのサッカーを強度の高い相手に実践する機会を通して、現状の把握と課題の収集に取り組んでいきます。

選手コメント

DF #16 宮川麻都 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
東京オリンピックのメンバーに選ばれて、まず嬉しい気持ちと、選ばれたからには自覚と責任を持って戦わないといけないという思いがあります。オリンピックメンバーとして参加する合宿が始まり、その思いも強まりましたし、いい環境でトレーニングに取り組めています。どのポジションで出ても自分らしさを出してチームに貢献したいと思います。守備に関して、個人で奪うことは大事ですが、チーム全体の守備を考えた時に、守備陣で共通理解を深めることが大事になるため、今日は最後にGKと守備陣でその部分の確認をしました。GKやボランチも含めてチーム全体で守るわけですが、まずは守備陣が守り方を共有した上で前線の選手にも伝えていきたいと考えています。

DF #3 宝田沙織 選手(ワシントン・スピリット/アメリカ)
攻撃の部分でパスの選択や自分の視野をもっと広げる部分、守備面では1対1で負けない、前を向かせないという細かいところを突き詰めていきたいです。自分からボランチの選手に出す、あるいはサイドの選手に出すという選択肢を持ちながら、その中で相手の背後を狙うといった判断も良くしていきたいです。全体練習後の守備陣で集まったトレーニングでは、GKが考えていることや、GKの守備範囲を踏まえて、自分たちがスペースを埋めるのか、ボールに行くのかの判断を確認できたので、GKともっと連携を深めたいと思いました。自分の考えを伝えることや、みんなの考えを共有することは守備陣にとっては特に大事だとあらためて感じました。

第32回オリンピック競技大会(2020/東京)

サッカー競技日程:2021年7月21日(水)~2021年8月7日(土)

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なでしこジャパン(日本女子代表)対 オーストラリア女子代表
開催日:2021年7月14日(水)
会場:京都/サンガスタジアムby KYOCERA

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