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JFAアカデミー今治でのGKトレーニング ~JFAアカデミー今治 スタッフ通信Vol.21
2021年11月12日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー今治のレポートを担当するのは監物政希GKコーチです。
1学期
JFAアカデミー今治のGKグループは、3月に4期生1名が卒校し、2021年度新たに7期生(中1)1名が入校、在校の6期生(中2)3名を合わせた総勢4名で活動をスタートさせました。
週末帰省型のJFAアカデミー今治では、選手はそれぞれ帰省先でチームに所属して週末活動をしています。各地域で女子U15リーグが2年目を迎え、今年度は4月の1週目から公式戦がスタートできたこともあり、アカデミーでのGKトレーニングでも試合を意識した内容も含めて行いました。
6期生はコンディションが良い状態で、昨年からの積み上げを生かしながらトレーニングすることができました。一方で7期生はアカデミーに入校したばかりで生活面で大きな変化があり、サッカー面でもピッチ、ゴール、ボールのサイズが変わって適応が難しい中でコンディショニングがメインの取り組みとなり、本格的なGKトレーニングは6月に入ってからになりました。
6月以降はGK4名でトレーニングする中で、選手同士で互いにアドバイスをし合う姿が見られるようになりました。
2学期
7月に入り、コロナウイルスの感染再拡大で公式戦やトレセン活動が制限を受ける中で夏休みに入りました。選手たちはそれぞれの家に戻り、アカデミーでの取り組みを自主的に実践することにチャレンジしました。
夏休み明けは体調観察のために3日早く帰寮し、二学期の始業式までにサッカー、寮生活の両面での再確認をすることができました。
二学期からはサッカー面、生活面での評価によるA・Bチーム分けでのトレーニングになりました。GKは4人でのGKトレーニングの後、それぞれのグループのトレーニングに合流する形をとっています。
夏休みの活動を経て、選手たちにはまずフィジカルの面で成長がみられ、それによって攻守両面でできるプレーが増えてきました。また、選手自身からキャッチングなどのテクニックの質の向上に意識が高まっていると感じています。
今後に向けて
U-15年代でGK選手には「基本技術の徹底(追求)」と「攻守において効果的にゲームに関わり続ける」ことが求められています。ゲームの中で、攻守両面で状況に応じて適切な技術を発揮できるようになるために、トレーニングで基本技術・戦術の獲得を目指しています。技術の発揮=「実行」の成功のためには、「良い準備」が必要で、正しい「認知→分析→判断」を行えるようになることが重要です。ピッチでは、常にプレーの3局面を意識してプレーすることを習慣化し、チームが勝利するための役割を果たすことができるGKを目指してトレーニングしていきます。