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なでしこジャパン、中2日で迎えるアメリカ女子代表戦に向け最終調整

2023年02月19日

なでしこジャパン、中2日で迎えるアメリカ女子代表戦に向け最終調整

2月18日(土)、SheBelieves Cupに参加中のなでしこジャパン(日本女子代表)は試合会場のGEODIS Parkで公式練習を行いました。

前日にオーランドからナッシュビルへ移動してきたチームは中2日で迎えるアメリカ女子代表戦へコンディショニングに努めながらも、昼食前や練習前、夕食後とタイミングを分けてミーティングを実施し、ブラジル女子代表戦で挙がった課題の修正、そして次の試合に向けた対策を共有しました。短いサイクルの試合となる中、必要な情報を取捨選択してやるべきことを「明確にして戦っていければ」と、池田太監督はチームの方向性の輪郭を作っていきます。チームとしての根幹となる戦い方を太くしながらも、対戦する相手にしっかり応じる戦い方の幅を広げ、7月の女子ワールドカップに向けたチームづくりを進めていきます。

練習は冒頭15分のみがメディアに公開され、以降、非公開の時間ではゲームやセットプレーの確認を通して最終調整を済ませました。強豪3カ国との対戦となる今大会でも、長年FIFAランキング1位の座を守るアメリカ女子代表との試合はチームの強化において大きな意味を持つ試合となりそうです。初戦でカナダ女子代表を2-0で破ったアメリカに対し、日本も臆すること無く自分たちの戦いをぶつけていきます。試合は現地時間の19日(日)14:30キックオフです。

選手コメント

GK #21 平尾知佳 選手(アルビレックス新潟レディース)
ワールドカップイヤーでメンバー選考が進んでいく中、自分のプレーを出して選ばれるために努力しようと思って今回の活動に入っています。今回招集されているGKの4人はそれぞれに長所がありますが、その中でも自分は、クロスの対応とシュートストップは負けていないと思っています。そこはどんどんアピールしたいです。今はすごく若い選手も多いですし、自分より7つ、8つ歳下の選手がいる中で、自分が若い頃は上についていくだけでしたが、今は上が少なくなって自分が上から3番目の年代です。その中で若い選手たちがうまくパフォーマンスできるように立ち振る舞わなければいけない年代になっていますし、そういったところは意識しながらコミュニケーションを取るようにしています。今季は所属チームでなかなか勝てていませんが、ある意味でそれも良い経験にしていかなければいけません。負けが込むとチームというものはマイナスに向きがちですが、明るい空気が流れている方がプラスに働くと思っています。そういう雰囲気づくりはチームの中で心がけています。

DF #19 宝田沙織 選手(リンシェーピングFC/スウェーデン)
今回の大会を通して自分の持ち味を出すこともそうですし、ワールドカップイヤーなのでチームとしてやるべきことをはっきりさせ、チームとしてのまとまりを高めていきたいと思っています。ブラジル戦はベンチから見ていて、チームとして多くのことをやれていると思いました。日本らしいサッカーができていた部分もあり、チャンスもたくさん作っていたと思います。ただそこで決めきれないと相手の一発で試合が決まってしまいますし、ブラジルからは国を背負ったチームとしての凄みを感じました。
これまでも途中出場が多い立場ですが、DFとしては難しいところがありながらも、自分のやるべきことだったり与えられた役割を試合ごとに発揮していかないと先発に食い込めないですし、争っていけません。出る機会、時間の中で、アピールしていかなければと思っています。どのポジションでプレーするかにもよりますが、サイドバックなら自分のスピードを生かすこと、攻撃の起点になるプレーをもっとしていかないとと思っています。

MF #13 遠藤純 選手(エンジェル・シティFC/アメリカ)
前回ブラジルに0-1で負けて、歯がゆい展開の中でも何度がチャンスはありましたが、攻撃の選手として自分もゴールを決めきることができませんでした。個人としてもチームとしてもそこは大きな課題なので、反省を生かして明日のアメリカ戦に向けて全員で準備していければと思います。昨季からアメリカでプレーしていますし、アメリカ代表のほとんどが同じリーグでプレーしている選手なので、すごく楽しみです。アメリカはリーグでもそうですが、毎試合、年齢や性別を問わずたくさんのお客さんが入ってくれています。選手としては、ボールを持つたびに歓声が上がるなど、そういう中でサッカーができていることをありがたく思っています。アメリカの選手は体格が良くて足のリーチも長いので、1対1の局面においていつもやっている幅では簡単にはいかないと実感しています。一方でいつも以上の幅でボールを運び出したり、受ける前に動きながらコントロールしたりするだけでひとつ剥がせるということは肌で感じています。自分自身もそうですがそういうこともチームに共有してやっていければ勝てると思うので、とにかく明日の試合に向けて準備していきたいと思います。

FW #10 岩渕真奈 選手(トッテナム・ホットスパーFC/イングランド)
ブラジル戦は、チームとしてはインサイドハーフのところでボールを受けられていた中で、その後に人を増やして厚みを出すためにどうしていくか、タメを作ることも必要かなと個人的には感じていました。自分がそのポジションに入ったらそういうところは意識したいなと思っています。自分たちがボールを回すところは悪くない試合だったと思いますが、点を取るためにはそこから先が大事なので、結果を求めていく中でもっとやらなければいけない、積み重ねなければいけないと思います。そこは私自身も攻撃の選手として、意識してやっていきたいと思います。海外の選手やチームに比べると自分たちはプレーに慎重だったり、ミスを恐れたりするところが自分も含めてあると思うので、チームとしてもう一度勢いを持ってプレーできれば、シュートを打つ選手も増えていくと思いますし、シュートを打つことで起きることもあるので、自分も含めみんなで意識を持っていきたいです。

2023 SheBelieves Cup

大会期間:2023年2月16日(木)~2月22日(水)
会場:アメリカ/Exploria Stadium、GEODIS Park、Toyota Stadium

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