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2023年度全国技術委員長会議を開催

2023年02月22日

2023年度全国技術委員長会議を開催

2月18日(土)・19日(日)の2日間、全国の都道府県サッカー協会(47FA)・地域サッカー協会(9地域FA)の技術委員長とJFAコーチ(男女)、各ダイレクターがJFAハウスに集い、「2023年度全国技術委員長会議」を開催しました。

従来の技術委員長会議では技術領域のあらゆる情報をシェアすることに重きをおいてきましたが、今回は各FAのリーダーである技術委員長の皆様と様々なテーマのディスカッションを中心とした「参加型」のプログラムとして実施しました。

初日は田嶋幸三会長、そして反町康治技術委員長の挨拶にはじまり、男女のナショナルコーチングスタッフ、ユースディベロップメント、その他各部会、プロジェクトの体制をご紹介しました。

その後は、小野剛副技術委員長によりイントロダクションとして本会議のサブタイトルとなる「Tribute to Unsung Heroes」をテーマに、⽇本サッカーにおける47FA技術委員⻑の重要性を説明し、その後更にワークショップを通じて各自が各地域を引っ張っていくリーダーであることを改めて共有することができました。

2日目は、影山雅永育成ダイレクターより、ナショナル・フットボール・フィロソフィーであるJapan’s Wayを紹介し、その上で過密日程や暑熱期への懸念を含むカレンダーの課題や、学校部活動の地域移行等をテーマにディスカッションを行いました。

会の最後には小野副技術委員長より「将来に向けた育成環境」をテーマとしたフォーラムを行いました。その中では、「およそこの世の偉業というものは、誰もが不可能と思っていたときにでも、夢を見続け、努力してきた者たちによって達成されたものである」という印象的なフレーズで、改めて全国の技術委員長と共に日本サッカーの未来を創っていくことを共有しました。

コロナ禍の影響で2020年度以来の集合形式で開催でしたが、日頃より情熱をもって自地域のサッカー環境の改善に尽力されている技術委員長が一同に介し、日本サッカーの未来について真剣に考える有意義な時間となりました。

技術委員長コメント

反町康治 技術委員長(JFA)
3年ぶりに集合形式で行われた全国技術委員長会議は活発な意見交換がなされ、とても有意義な会議となりました。
1日目はいくつかのグループには分かれて自分の県をSWOT分析(強み、弱み、機会、脅威)してのプレゼンテーションを行いました。そのFAならではの問題点や課題について積極的にディスカッションが出来ました。これを通じてそのFAの技術委員長は今後の活動や施策における沢山のヒントを得ることが出来たと感じています。
2日目はJapan‘s Wayを皆さんで共有し、特にユースレベルでの試合環境について話し合われました。選手ファーストの考え方、そして指導者としてのあるべき姿が浮き彫りになり、FA内での改革の手助けになったのではないでしょうか。濃厚な会議を終えて大事なのは、これを各FAに持ち帰ってどう生かしていくかだと思います。今回集まった各FAの技術委員長の熱意が日本のサッカーの発展に寄与することは間違いありません。同志の活躍を期待しています。

参加者コメント

上田充士 技術委員長(北海道サッカー協会)
昨年末のFIFAワールドカップでの日本代表の活躍で、サッカーの持つ魅力を日本の人々、世界の人々が感じたことと思います。しかし、私たちの目指すところは2005年宣言の実現であり、これからも現状に向きあいながら歩みを継続していくことが大切です。その取り組みからサッカーファミリーが増え、老若男女がサッカーから恩恵を受け、「世界一、サッカーで幸せな国になる」ことにつなげていきたいと思いました。そして、そのためには指導者やその家族が幸せであることも大切であることを踏まえ、多くの仲間とこれからもクリエイティブに挑戦していこうと感じた会議でした。

市川重明 技術委員長(岐阜県サッカー協会)
3年ぶりの対面形式での技術委員長会議はリーダーシップが大きなテーマでした。自県のサッカーをより進歩・発展させるためのアイデアの交換、それを実行に移すための交渉力、展開力、発進力が必要なんだと暗に示していただいたように思います。「足りない」、それが率直な感想です。「発信力」「傾聴力」「情報収集力」「情報量」「仲間」「資金」「人材」などなど、これらを生み出し繋げていくのも我々の仕事だと改めて感じた会議、というより研修だったと思います。

西眞一 技術委員長(鹿児島県サッカー協会)
大変有意義な会議でした。全国の技術委員長の皆様と集い語らい、各FAの状況を共有できたこと、子どもたちが何歳になっても夢を抱き、追い続けられるよう、私たち技術委員長がdreamerとなりアクションしていくことなど、学びとともに未来への希望を持って会議を終えることができました。素晴らしい時間をありがとうございました。

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