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なでしこジャパン インド戦から一夜明けトレーニング

2023年10月28日

なでしこジャパン インド戦から一夜明けトレーニング

なでしこジャパン(日本女子代表)は10月27日、女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024 アジア2次予選の初戦、インド戦の勝利から一夜明け、タシケントでトレーニングを行いました。

中2日で迎えるウズベキスタンとの試合に向け、この日は前日に45分以上プレーした選手はリカバリー中心のメニューとなり、ジョギングやボールワーク、2人1組でのバランス感覚を競う軽運動などで約1時間にわたり汗を流しました。前日先発したメンバーの中から唯一通常のトレーニングに参加したGK平尾知佳選手は、山下杏也加選手、田中桃子選手と共にシュートストップ等に励んだ後、フィールドプレーヤーと共に行うメニューをこなしました。3対3+フリーマンにGK選手がサーバーとして入るポゼッションや、スモールサイドゲーム、最後は複数のパターンでのシュート練習でトレーニングを締めくくりました。

29日(日)に対戦するウズベキスタン女子代表は、初戦のベトナム戦を1-0で勝利し、弾みをつけて日本戦に臨みます。監督はJFA公認海外派遣指導者として指揮を執る本田美登里氏が務め、同じくGKコーチも堤喬也氏が担うなど、日本とも親交が深いチームです。なでしこジャパンの戦い方に精通している両指導者が率いるチームであるだけに、簡単な戦いとはならないでしょう。直近では第19回アジア競技大会(2022/杭州)で4強入りを果たすなど成長著しい相手ですが、なでしこジャパンとしては1位でのグループC突破のために、必勝の試合が続きます。試合は日本時間の29日(日)21:00キックオフ予定、NHK BS1 サブチャンネルで生中継されます。

選手コメント

GK #21 平尾知佳 選手(アルビレックス新潟レディース)
インドが引いて守ってきていた中で、特に前半はワンタッチプレーが少なくて、相手が動かない状態、中を固められた状態で攻めていたなと思います。後半はワンタッチも増えてサイドをうまく突破して得点できましたし、こうして試合の中で改善できたことは良かったと思います。試合終了間際にFKがあって、自分の判断のミスで危ないシーンになってしまったので、そこは改善しなければいけないなと思った試合でした。
ウズベキスタン戦、ベトナム戦も、自分たちがボールを持つ時間が長くなる可能性がある中で、守備では背後に抜け出されてのカウンターやロングシュートに対して、数は少ないかもしれませんがDFラインと連係して対応したいです。GKとしては背後のボールに対して前に出ていくことも大事ですし、セットプレーでゴール前に放り込んでくるボールに対してDFと連係しキャッチするのか、パンチングするのかの判断をはっきりさせたいですし、そこを詰めていけば無失点で終わらせられると思います。

DF #2 清水梨紗 選手(ウェストハム・ユナイテッド/イングランド)
(インド戦は追加点がなかなか取れなかったが)相手が中央を固めて、ブロックを敷いて頑張ってくると難しい展開にはなりますし、そういう意味ではあの展開の前半で良し、という捉え方でも問題ないと思っています。得点できたほうがDFとしては安心感がありますが、焦り過ぎずにプレーすることも、こういう大会ではすごく大事になってくるのかなと思っています。9月の活動から1-4-3-3になって、アルゼンチン戦でも攻撃の場面が多く、なかなか守備に対してフォーカスされにくい戦いが最近は多いですが、練習では攻撃の練習と同じように守備の練習もしますし、紅白戦もしています。実戦の中ではなかなか難しいですが、練習では守備についても積み重ねができているんじゃないかと思います。(中嶋)淑乃が昨日2ゴール2アシストをして、違うポジションの自分も影響を受けて「やってやろう」と思っていますし、良い切磋琢磨ができるんじゃないかと思います。

MF #10 長野風花 選手(リバプールFC/イングランド)
インド戦、前半はベンチから見ていて、典型的な難しいゲームだなと感じました。ピッチに入ってみないとわからないことはありますが、中央にインドの選手が揃っている状況で外からクロスを上げることが多かったので、自分が入ったら少し近い距離感で崩しにいこうと考えていました。後半に多く点が入りましたが、前半のあの戦いのおかげで相手に疲れが出たと思いますし、その中で距離感近く、色々な選手が関わりながらクロスからも含めて点が取れたので良かったです。最後の相手FKのようなシーン、ゴール前に放り込まれたボールに対し恐れずに駆け込んできたり、味方が見えていなくてもとにかく前に蹴ってきたりというプレーへの対応は難しいなと感じました。ピッチにも難しさはありましたが、変にそれに対してナーバスにならないようにしていましたし、それに引っ張られると絶対にいいプレーはできないので、いつものピッチのような気持ちでプレーすることを意識しました。

MF #13 遠藤純 選手(エンジェル・シティFC/アメリカ)
インド戦は初めベンチで見ていて、サイドから起点が作れると感じていました。自分が出たときは中央に人数を掛けるためにインサイドハーフの選手には中で待っていていいよと伝えて、自分が仕掛けることはかなり意識していました。キックを振り抜くことも、きれいな形で崩すというより個で打開するシュートも大事ですし、シュートの跳ね返りも狙えます。打ってみないとわからないところは感じていましたし、一人ひとりがシュートの意識を高く持っていけば得点も増えていくと思います。ワールドカップが終わってから、新しい選手も加わった中で、個人個人がレベルアップしていると思います。その各自の力を合わせていくだけだと思いますし、アジアの難しい戦いの中でも自分たちが積み上げてきたプレーをしっかり出せれば無失点で、得点もいい形で取れると思います。少ない練習の時間ですが、全員で合わせていきたいです。

女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024 アジア2次予選

大会期間:2023年10月26日(木)~11月1日(水)
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