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Legameが接戦を制し、日本一に輝く JFA 第36回全日本O-30女子サッカー大会
2025年03月18日
JFA 第36回全日本O-30女子サッカー大会は3月17日(月)、大会最終日を開催し、Legame(東海/三重)が7大会ぶり2度目の優勝を果たしました。
1次ラウンドの順位によって分かれた4つのノックアウトラウンドで決勝と3位決定戦が行われ、大会に参加した全16チームが3日間で5試合を戦い抜きました。2位グループではENSOWA KUMAMOTO(九州/熊本)、3位グループではFC楓昴Lifelong(関東/埼玉)、4位グループではリトルスターズ(東北/宮城)が、各順位別グループで頂点に立ちました。
これらの試合で、この年代の頂点を争ったのが1位グループの決勝です。カードは1年前と同じものになりました。3連覇を目指すシュピーニ大阪(関西/大阪)と、前回大会は1点差で敗れたLegameの激突です。
シュピーニは相手守備陣の裏への抜け出しを狙い、10分には右サイドからクロスボールを送り込みました。Legameもワンタッチパスを駆使し、パスワークで相手ゴールを目指しました。
3日間で5試合目とあり、両チームとも前半から選手交代を行います。すると25+1分、Legameの交代出場の選手が試合を動かします。相手陣での左からの大きな展開で、ペナルティーエリア右でボールを受けたのは22分に交代で右サイドバックに入っていた松長朋恵選手。クロスボールを入れると見せて切り返し、左足でファーサイドを狙うと、きれいな弧を描いたボールがゴールに吸い込まれました。前半のラストプレーで、Legameが一歩前に出ました。
後半に入ると、Legameがボール支配率を高めていきました。後半開始2分後には、CKからゴールわずか右にそれるシュートが生まれます。39分には、先制点を決めた松長選手の鋭いクロスボールを西川明花選手が頭で合わせましたが、この一撃はシュピーニGK門西亜紀子選手が体を張って止めました。
試合は1点差のまま残り10分を切りましたが、ドラマは終盤に待っていました。苦しい展開が続いていたシュピーニですが、相手陣で得たFKをゴール前に送り込むと、混戦からシュート。最後は中西朋子選手が押し込んで、試合を振り出しに戻しました。
そのままスコアは動かず、勝負はPK戦へと突入。緊張感のある中、5人のキッカー全員が成功させたLegameが、日本一へと返り咲きました。
選手コメント
武内芙美佳 選手(Legame)
昨年は準優勝だったので、目指すは優勝しかないと、みんなで頑張ってきました。大会に入ってからもプレーがどんどん良くなったのは、チームワークがかみ合ったからだと思います。決勝の相手も前回負けたチームとあって、舞台は整い、全員の気持ちが一つになっていました。押し気味に試合を進めていながら終盤に追いつかれましたが、それもサッカーの面白いところ。PK戦で勝てたのは、気持ちが強かったからだと思います。次に狙うは、連覇しかありません。またみんなで頑張って、この大会に戻ってきたいです。
奥田亜希子 選手(シュピーニ大阪)
初優勝した2年前から、楽しくサッカーができたらいいなという姿勢は変わっていません。その結果、また決勝まで来られました。相手チームには日本のトップリーグでプレーした選手が多いことは知っていたので、負けたとしても楽しんで、笑顔で帰りましょうと試合前から言っていました。この大会に向けて、大阪と和歌山のチームが一緒になってプレーしているので、このメンバーでプレーすること自体もモチベーションにもなっています。全国に来れば、この仲間で5試合戦うことができます。またこの大会に来たいと思います。
西村弥姫 選手(FC EFFRONTE)
クラブとしてさまざまな年代のチームを擁しているのですが、O-30年代は「再始動」という感じで、岡山に縁のある人たちが各地から集まって、この大会に初出場することができました。10年ぶりにサッカーをする選手、大学卒業以来にボールを蹴る選手もいましたが、仲の良さがスムーズな連係と今回の結果につながったのかもしれません。この大会では、試合も大事ですが、各地に散らばった昔のチームメイトに会えることが一番の楽しみでした。都合をつけて集まってくれる仲間に感謝して、来年の出場に向けて体づくりをしていきます。
後藤可琳 選手(FC楓昴Lifelong)
組み合わせが決まったときから厳しい組に入ったと思っていたのですが、初戦で対戦した初出場の相手も強くて、苦労しました。それも大会の一部ですし、楽しむことを最優先に、全力で頑張ろうと挑みました。とはいえ、勝てばモチベーションは上がるし、負ければ悔しいです。ありがたいことにチームの輪が広がり、いろいろな方が加わってくれるようになっています。またこの大会に出て、上位を目指せるように頑張ります。
大会期間:2025年3月15日(土)~3月17日(月)
会場:静岡/時之栖スポーツセンター裾野グラウンド
大会情報はこちら
大会最終日 2025年3月17日(月)の1位グループの3位決定戦と決勝戦は、JFA公式アプリ「JFA Passport」にてオンデマンド配信をご覧いただけます。
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