日本サッカー協会（JFA）は、日本サッカー全体の発展を目的に、女性の競技人口の増加と次世代の女性リーダーの育成のプロジェクトを推進しており、特に、2021年秋に開幕予定の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」をその起爆剤とし、JFAとWEリーグが両輪となって日本女子サッカーの継続的な発展を目指しています。その一環として、女性指導者を対象とした「Associate-Pro（A-Pro）コーチ養成講習会」の開設を決定しました。このコースは、WEリーグの監督となり得る人材の養成とともに、世界のサッカー界をリードする女性指導者の育成を目的に実施されるものです。

8月3日(月)には本講習会の開設発表記者会見を行い、同日より受講者の募集を開始、8月11日(火)の締切までに定員10名に対し13名の申込みがありました。8月12(水)と13日(木)に書類審査及び個人面談を実施し、8月14日(金)に定員数を見直した上で応募者13名全員の受講を決定しました。

本講習会は9月14日(月)の短期講習からスタートします。2021年5月中旬までの約9ヵ月間のコースとなり、修了者はWEリーグの監督要件を満たします。

2020/2021年度　Associate-Pro (A-Pro) コーチ養成講習会　受講者（13名）

受講者コメント

河島美絵 さん（福岡J・アンクラス）
この度、日本サッカー協会より女性指導者を対象とした「Associate-Pro（A-Pro）コーチ養成講習会」が新設され、その受講者として学びの場をいただけたこと、大変感謝しています。2021年秋に開幕する日本女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」は、選手だけでなく女子サッカーに携わる全ての人にとっても、大きな出来事だと思います。この講習会を通して、私自身A-Proコーチとして指導を学ぶのはもちろんですが、女性がプロ（＝職業）として活躍できる場が増えるよう様々なことを学べたらと思っています。

藤巻藍子 さん（大和シルフィード）
チームを指揮する上で、自分自身も常にスキルアップしていかなくてはならないと日々感じ、深い学びを求めていたので、今回A-Proコーチ養成講習会のお話を聞いた時は、「必ずチームの為になる。勉強したい」と思いました。シーズン中の大切な時間を使って勉強させてもらうので、経験のあるエデュケーターから自分に無いたくさんの知識や気づきをもらい、チームの為に指導の幅を拡げられるよう、取り組みたいと思います。